オイルを入れて着火してみる
いよいよライターオイルを注入

お待たせしました! いよいよオイル注入といきます!
ここで注意したいのが、ライターが極小=注入できるオイルの量も極少量ということ。
筆者の所感では、ZIPPOのライターオイル缶を軽く指で押したとき、「ピュッ」と自然に出る雫×2滴程度で満杯に。間違ってもオイル缶を逆さまにして勢いよく注いだりしないよう、注意してください。
*万一溢れた場合、そのまま着火すると本体ごと燃え上がる可能性があり大変危険です。必ずしっかりオイルを拭き取り、外側に付着したオイルが揮発する十分な時間を置いてから使用しましょう。
いざ、着火!
つ、ついた、着きましたよ、炎が! もっと小さな炎を想像していましたが、普通に100円ライターくらいの実用的サイズの炎です。
なお、本撮影時に10回程度着火しましたが、炎の勢いや大きさから判断すると、まだ着火できそうでした。

ただし、本体の小ささゆえに指との距離が近いので、火傷には十分注意する必要があります。
同じ理由で、着火後に本体が熱くなるまでの時間もかなり短いです。なので、着火したら短時間で消火できるよう、キャップはすぐ近くに置いておきましょう。
火おこしにも使える?
せっかくなので、いざというとき、焚き火なんかに使えるかもチェック。結果はご覧の通り、ちゃんと焚き付け用の麻の火口(ほくち)に火が着きました。
た・だ・し! しつこいようですが非常に小さいため、本体を下に向けると炎がすぐ指の方へ上がってきてしまいます。
なので、動画でも「火口」の方をピンセットで炎の上へ持ってきて点火しています。この点もぜひ注意したいところ。
どう活用していこう?

しっかりライターとして使えることが分かったので、やはりこの小ささを生かすには、EDCギアとして、アウトドアで携行したいもの。
小さいながらも直径8mmほどのリングパーツもデフォルトで付属。筆者手持ちのあれこれに、取り付けてみましたよ。
キーホルダーに装着

スマホホルダーに装着

サコッシュに外付け

どこに装着しても、とにかく小さいのは大きなメリット。着けていないときと大差ない感覚で持ち運べます。
気になったのはこんなところ
片手で着火できない

意外にも、しっかり着火できたピーナッツライター。ですがこの小ささ、メリットであると同時にかなりデメリットに感じる点も。
まず、片手で着火できないのが地味にストレスでした。
親指で「フリントホイル」を勢いよく下へ回す力に対し、本体は前方向へ反動がかかります。ですが、小すぎてその反動を片手では支えきれず、ポロッと飛び出してしまうんです。

なのでこんな風に、左手で本体をしっかり支えつつ、右手で「フリントホイル」を回して着火するしかありません。急いでいるときなど、ちょっと面倒くさいです。
オイル量も極小

出典:Amazon
そして、オイルを充填できる量が極少量なのも気になります。かつ、「防水Oリング」の精度も未知数で、どの程度まで揮発を防げるのか分からず……。
なので、本当にいざというときにはオイルがすっかり揮発して使えない可能性も否めません。
と思っていたら、Amazon商品ページにZIPPO「携帯用オイル キーホルダー」なるアイテムが、セット推しで掲載。これにオイルを入れて一緒に携行するのが最適解なのかもしれませんね。
ZIPPO 携帯用オイル キーホルダー
| サイズ | 25×25×75mm |
|---|---|
| 容量 | 約8ml |
| 材質 | ステンレス鋼 |
最初に本体抜くのめっちゃ固い

最初に本体を抜き出すのが、とにかく大変だったことも報告しておきます。なんせ小さいので、左手で外側のケースを保持するのもひと苦労。
最終的には、滑らないようにタオルなどで包み持ち、右手で本体をグルグルと回しつつ、少しずつ引き抜いていきました。
右手の親指は少し皮が剥けたほど。「フリントホイル」側も、タオルなどに包んでつまむのをおすすめします。ちなみに、2度目からは緩み、素手でも抜けるように。
見るたびニヤリ。小さきもののロマンは永遠に

予想以上にしっかりと実用的なサイズの炎が着き、ちゃんと機能した「ピーナッツライター」。
その小ささゆえに、取り回しのしづらさがデメリットではありますが、ふだんはほぼ無意識で持ち運べて、いざというときに頼れる「EDCツール」なのは間違いありません。
何と言っても「このサイズでちゃんと使えるんだよな〜」と、目にするたびに感じる「小さきもの」へのあくなきロマン……。あなたもぜひ「ピーナッツライター」で、ときどきニヤリとしてみませんか?



