いろいろな角度から見てみた

サイド方向から見てみましょう。何やら大きめの穴が空いていますね。これは空気の取り込みをするだけでなく、調理時にも役立つようです(のちほど具体的に触れます)。
それにしてもネジやリベットが一切なく、プレートの組み合わせだけで立体になるのですから大した設計です。

真上から見てみました。火床にはピコグリルシリーズの面影が。
パタンパタンと両側から倒れた火床なので、薪の重さに耐えられるのか……と思った瞬間もありましたが、杞憂でした。

下から見ると縦向きのプレートが走っていて、これが火床と灰受けを支えていました。これならよっぽど無茶な薪組みをしない限り、問題なさそうです。
焚き火調理がしやすいかも

付属のグリル網を乗せてみました。グリル網の大きさは約30.5×22cmあり、広大な加熱スペースが出現します。この大きさは、収納時の薄い本体を保護する目的もあるのかもしれません。
さておき公式動画によると耐荷重は15kg。小型の焚き火台ながら、調理面での制約はほぼないと言っていいでしょう。

本体の中央には突起があり、グリル網が横ずれしにくいようになっていました。細かな気配りが嬉しいですね。

グリル網は上部をすっぽりと覆ってしまいます。そのため薪の補充はサイドの穴から。穴の大きさは縦6cm×横7cmほどの楕円形で、薪はほどよくバトニングしておく必要があります。
この穴から火ばさみを差し込んで、多少は薪いじりをすることもできるかもしれません。
スピットも使用可能!?

付属のグリル網だけでなく、スピットを利用することもできそう。ピコグリル398用のスピットを設置してみたところ、問題ないように思いました。
ただこの場合、グリル網と違って本体の一部に荷重がかかることになるため、前述の「耐荷重15kg」は適用されない可能性が……。クッカーの重さには要注意です。

スピットなら本体の切れ込みを利用できるので、熱源近くにクッカーを置くことも可能に。ただこの場合も耐荷重には要注意ですね。ソロ用の小さなクッカーが無難でしょう。
唯一無二の焚き火台

ということでピコグリルの期待の新作、「ピコグリル680」をざっと見てきました。ネジもリベットも蝶番も使わないつくりには、職人魂を感じます。
確かに薄い金属板同士を組み合わせる焚き火台はトレンドではありますが、その上でワンアクション展開を実現したのはお見事。
ピコグリル680、唯一無二の魅力に溢れた焚き火台としてキャンパーを魅了するのではないでしょうか。
ピコグリル 680
| 重量 | 670g(ストーブ本体: 475g、グリル網: 195g) + 収納袋: 60g |
|---|---|
| サイズ | 展開時: 305×220mm、高さ180mm, 折りたたみ時: 315×190×7mm |
| 素材 | 高強度スチール |
| セット内容 | ストーブ本体, グリル網, ポーチ, 日本語マニュアル |
「ピコグリル680」販売詳細
・サイズ:展開時 W305×D220×H180(mm)/折りたたみ時 W315×D7×H190(mm)
・重量:約475g(本体)/グリル網 約195g/収納袋 約60g
・素材:ステンレス
・付属品:収納ケース/グリル網/説明書
・対応アクセサリー(別売):グリルトング
・価格:¥17,000(税込)
・「ピコグリル680」公式オンラインストアはこちら
※近日中にAmazonでも取り扱いスタート予定
既存モデルはこちら
ピコグリル 760
| サイズ | 収納時 約45×30×2.5cm/組立時 約54×38×27cm |
|---|---|
| 重量 | 約 740g(本体) |
| 素材 | ステンレス |
| 付属品 | 収納ケース(約 230g)/変形五徳/専用スピット2本/日本語説明書 |
ピコグリル 498
| サイズ | 収納時 約35×25×1.8cm/組立時 約41×28×21.5cm |
|---|---|
| 重量 | 約 490g(本体のみ) |
| 素材 | ステンレス |
| 付属品 | Spit(串2本)・収納ケース・日本語説明書 |



