実際に使ってみる
室内はかなり広かった!

もっとも高い中央部分の室内高は210cm、そして幅も最大で400cmあり、かなり開放的な空間です。

身長172cmの男性が手をあげて天井に手がちょうど届くくらい。圧迫感とは無縁です。

テーブルとチェアを展開してみたところ、十分な余裕が。4〜6人用の自立式タープなので、3〜4人のリビングとして使用するとしたら、かなりゆとりを持って過ごすことができますね。
フルメッシュで、通気性も◎

前後の出入り口も大きく、メッシュ面もそれだけ大きいのでかなり風通しも◎。

もちろん側面も4面がメッシュになります。

合わせて前後左右すべてがメッシュになるので、気温の高い日でもかなり快適に過ごせますね。ただし幕の色味からして遮光性はそこまで高くないでしょう。
スカート付きで、ベンチレーションも4箇所配置

スカートも装備されているので、風の強い春はもちろん肌寒い時期も秋口くらいまでなら使えそう。スカートは長めで密閉性も高く、風をしっかりガードしてくれそうです。

4箇所ベンチレーションが付いているので、フルクローズ時でも換気はしっかりできる仕様です。
と、一通り設営して中で過ごしてみたところで、レビューで実感した「ソレイユスクリーン」のメリットを改めてまとめてみます。
ココが特に良かった!
メリット① サイドの圧迫感がない

ポールが5本と一般的なフロアレスシェルターに比べると多い印象でしたが、おかげで壁は垂直に近い角度で立ち上がるので、室内をギリギリまで広く使えます。
メリット② 中にポールがないから、広~い!

ワンポールやツーポールで自立するシェルターと比較すると、中に柱となるポールがないので、その点でも室内を目一杯広く使えるのがいいですね。

側面が垂直に近いため、インナーテント(MSR「ハバ」の旧モデル)も壁ぎわまで寄せられました。

邪魔をするポールもないので、カンガルースタイルをするにしてもテントの置き場所は自由自在です。

ちなみにインナーは、サイズ違いの2種類がオプションでラインナップされています。専用のものを使いたい方は、併せてそちらも購入するのがおすすめです。
メリット③ 吊るせるループも便利

天井にはループが付いていて、ランタンを吊るすのにも便利。ドーム型のメリットがここでも活きていますね。
メリット④ 自立式だから、移動できるのもありがたい

フロアレスシェルターの場合、立ち上げてから場所を移動するのは困難ですが、ソレイユスクリーンはこの状態にしてから場所を変えて設営することができます。

ただし、ひとりで移動させようとするのはNG。ポールの一部に負荷が集中してしまいますし、風があるときには周囲に危険を及ぼす可能性も。移動させるならまわりに配慮しながら、2人以上で行ないましょう。
気になった点も…
ペグダウンが必要な箇所が多い

立ち上げ後に移動できるのはメリットですが、その分、一般的なフロアレスシェルターよりは設営がちょっと大変。ポール5本でペグダウンで20箇所ですからね。

また、幕の素材はポリエステルなので、近くでの焚き火は避けましょう。
テープに注意

設営時に張りの目安にしていたテープは、そのままにしておくと足を引っ掛けて転んでしまう可能性があります。

ペグダウンができたら、底のテープは外してポケットにしまうと◎。ペグを固定する前に底のテープのバックルを外してしまうと、ポールにテンションがかかるので注意しておきたいポイントです。
3シーズン大活躍の名品です

「ソレイユスクリーン」、いかがでしたでしょうか。フロアレスシェルターとしての室内空間の広さは大変魅力的。
爽やかな色味とメッシュ面の広さから春夏向きな外見ではありますが、「居住性が高い」「機密性もある」と、機能的には秋冬の引きこもりキャンプにも最適なスクリーン! 気になった方は、下記のHPからチェックしてみてください。
●モンベル「ソレイユスクリーン」について詳しくはこちら
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