記事中画像撮影:筆者
【SOTO】2025年新作がスゴおもしろい

2025年5月16日に一般発売スタートのSOTO新作「トレイルテーブル」。
昨年12月の展示会でお披露目になったときもだいぶテンション上がったんですが、実際に使ってみたら、その可能性をもっと実感。
というのも、とあるバーナーを“テーブルのなか”に収納できる設計で、さらにあの定番クッカーにもシンデレラフィットすることを発見しちゃったんです。

これ、テーブル以上の可能性をめちゃくちゃ秘めているんじゃないだろうか……。
というわけで、筆者が感動したSOTOの新作「トレイルテーブル」の基本スペックから、使ってみた感想、相性抜群の組み合わせまで最速でお伝えします!
SOTO トレイルテーブル
製品サイズ | 幅177×奥行130×高さ80mm(使用時) 幅55×奥行130×高さ86mm(収納時) |
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重量 | 135g(本体のみ) |
材質 | アルミニウム合金、ナイロン樹脂 |
耐荷重 | 2kg |
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基本のスペック

ぱっと見はコンパクトなテーブル。ですが、単なるテーブルじゃあありません。
まずは気になるスペックからチェックしていきましょう!
大きさは、食パン1枚半くらい

手に持ってみるとこんな感じ。サイズは幅17.7cm、奥行き13cm、高さ8cmのミニテーブルです。


テーブルの面積は、食パン1枚半くらいかな? といった具合。

たくさんは載せられませんが、ちょっとした食材を切りたいときや、コーヒー&おやつを置くには十分な大きさです。

ラージメスティンも載せられます!
質感がカッコいい

天板は、軽量でサビに強いアルミが採用されています。
アルミ製のテーブルはよく見かけますが、トレイルテーブルは品のある輝きが絶妙にカッコいい……と、ひと目見たときからビビッときた筆者。

脚部は、軽さと強度をあわせもつナイロン樹脂。
こちらも天板同様に表情のある質感で、どことなく高級感がただよいます。
特長3|スマホより軽い

ぱっと見の”金属感”で重たく見えるかもしれませんが、持ってみたら「意外とかるっ!」というのが最初の感想。
重さは、筆者実測で約133g。手元のスマホ(iPhone SE)が約144gだったので、小さめのスマホと同じくらいの軽さです。
特長4|折りたたむと…もっと小さく変身

天板にはゴムが通っているので、ワンアクションで1/3以下まで小さくできるところがトレイルテーブルの大きな特長!

使うときも、ものの1秒でセッティング完了。両端を持って開くだけ。ラクすぎる!

こういったコンパクトテーブルはパーツが分解式で組み立てが面倒なものもあるなか、準備に手間がかからないところがストレスゼロ。

折りたたむとこんな感じで、バックパッキングしやすい、コンパクトなサイズになりました。持ち歩きに便利ですね。
最初の胸アツポイントは…あのバーナーがシンデレラフィットすること

冒頭で「とあるバーナーを“テーブルのなか”に収納できる設計」と書きましたが、じつは2024年に発売したSOTOのシングルストーブ「トライトレイル」が、折りたたんだトレイルテーブルに収納できるようになっているんです。
ここがツウを唸らす一番のポイントではないでしょうか……!
SOTO レギュレーターストーブ TriTrail(トライトレイル)
製品サイズ | 幅138×奥行156×高さ111mm (使用時・本体のみ) 幅112×奥行 47×高さ113mm (収納時) |
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重量 | 135g(本体のみ) |
材質 | バーナー/器具栓つまみ/点火レバー:ステンレス ゴトク:チタン ボンベホルダー/点火スイッチ:樹脂 収納ポーチ:タイベック |
発熱量 ※1 | 2.6kW (2,200kcal/h) (ST-760使用時) 2.6kW (2,200kcal/h) (ST-711使用時) 2.6kW (2,200kcal/h) (ST-712使用時) ※1 気温25℃無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出。 |
使用時間 ※2 | 約1.5時間 (ST-760を1本使用時) 約1.0時間 (ST-711を1本使用時) 約1.3時間 (ST-712を1本使用時) ※2 気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出。 |
使用燃料 | SOTO製品専用容器 (ST-711、ST-712、ST-760、ST-700) |
点火方式 | 圧電点火方式 |
付属品 | 収納ポーチ(素材:タイベック) |
耐荷重 | 2kg |

折りたたんだトレイルテーブルの隙間に、こちらも折りたたんだ状態のトライトレイルを入れると……

こんな感じで、すっぽり!
保護カバーにもなるってマジか

しかも、ストーブ本体を包み込むように収納できるからこそのメリットも。
じつはストーブの保護カバーとしても機能してるんです。

少しはみ出しはしますが、大事なバーナーヘッド(電極)などを衝撃から守るには十分でしょう!
しかも、CB缶の“上”まで有効活用できるときた!

ゴツゴツした岩場の多い山へ登りに行くと、調理できるスペースが限られていることが多々あります。
そういうときは、小さなテーブルであっても置けないことがあるのですが、トレイルテーブルはCB缶を覆うように設置できるんです。

要は、CB缶を覆えるぶん、最小限のスペースでテーブルの快適さが手に入るというわけ。
これを知ったときは、「そこまで考えてるのか〜!」と思わず感動しちゃいましたね〜。
平坦なところが少ない岩稜地帯では、これがどれだけありがたいことか……。ハイカーの筆者にとっては、ここもグッときたポイントでした。

裏返してみると、脚部がこんな感じでCB缶のカーブに沿う構造になっているんですよね。さすがSOTOさん、ほんと抜かりないや。
持ち運びも重さも、じつにスマート

トレイルテーブル、そしてストーブのトライトレイル両方を合わせても約265g(筆者計測)と軽いところも◎。
ここに満タンのCB缶(CBタフ125)を合わせても480g。500mlペットボトル1本分ほどで済みます。

「トライトレイル」の付属収納ケースに、テーブル+ストーブを入れた状態。「トレイルテーブル」に収納ケースは付属していないのでご注意を。
トライトレイルにはタイベック素材の収納袋が付いているので、合わせて使うと持ち運びもスマート。
テーブルとシングルストーブがこれだけ軽くて、コンパクトになるなんて、ほんとアウトドアでの調理の快適性を上げてくれるなと感じました。

ただ基本的には、携行時はCB缶だけ別になってしまいます。が、とあるギアには見事なまでのシンデレラフィットだったんですよ……!