記事中撮影画像すべて:筆者
3シーズン用テントで冬キャンプって、行けるのかな…?

冬キャンプに興味はあっても、「4シーズン用のテントを買い足さないといけない」のがネックで二の足を踏んでいる方もいるのではないでしょうか。
春が近づき暖かい日が増えてくるとますます、「3シーズン用で行けないかな」と思ったりしませんか?
ベテランキャンパーのアドバイスのもと、対策を講じてやってみた

そこで筆者が、身をもって検証! 2月上旬という真冬の中、あえて3シーズン用テントでキャンプをしてみます。
しかし、ここで暖房器具を使ってしまうと、肝心の検証ポイントがブレてしまう……。とは言え信憑性のある対策方法がないまま冬キャンプに挑戦するのは不安なので、今回はある方にアドバイスをいただきました。

提供:見城了
その方が、ベテランキャンパーの見城了さん。見城さんはカメラマンとして活動する傍ら、人気ガレージブランド「ペレグリン デザイン ファクトリー」を運営。最近では執筆活動も行なうなど、多岐に渡って活躍されています。
そんな頼れる見城さんのアドバイスのもと、今回は就寝時の防寒対策を重点的に取ることに。最強防寒グッズとして教えてもらった3つのアイテムをしっかり準備しつつ、いざ3シーズン用テントでの冬キャンプへGO!
3シーズン用テントで、冬キャンプに行ってみた
テントはMSRの「ハバハバNX」を使用

MSRの「ハバハバNX」は、軽さと居住性を両立したバックパッカー向けの3シーズン対応テント。左から、インナーテントとフライシート・ポール・グランドシートと全部合わせても2kgを切る重さで、収納時のサイズは約46×15cmで携行性も良し。
MSR ハバハバNX
フロアサイズ | 213 × 127 cm |
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収納時サイズ | 46×15cm |
重量 | 1.72 kg |

ダブルウォールの自立式で、インナーテントは半分がメッシュ。暖かい時期は通気性良好で快適ですが、これが冬にどう響くか?

メッシュ部分が多いので、テント内はなかなか気温が上がらず寒そう。そして、この日の予想最低気温は0℃。無事に一晩過ごせるかな……。
テントを設営し、寝床にはしっかりと防寒対策

さて肝心の寝床は、コットに冬用の寝袋をセット。コットと寝袋の間にはクローズドセルマットを敷きます。

そして地面からの冷気を遮るために、あるものをテントの床一面に。詳しくは後述しますが、これで地面からの冷気を遮断してくれるはず。
焚き火も終わり、いよいよ就寝…

夕食を食べたあとは、のんびりと焚き火を満喫。焚き火の後始末や片付けをして、あとはテントに入って寝るだけです。
さて、23時現在の温度は1℃。焚き火にあたっていたときと違って、凍えるほど寒い……。果たして3シーズン用テントで無事、朝を迎えることができるのでしょうか?
結論、かなり快適に眠れました!

3シーズン用テントで一晩過ごしましたが、夜中寒くて起きることはなく、朝までグッスリ! これも見城さんが授けてくれた最強防寒アイテムのおかげですが、一体何を使ったのか気になりますよね。
見城さんの解説とともに、具体的なアイテムをご紹介していきましょう。