「くるくる」のアルコールストーブが気になった

2024年、筆者のなかでアルコールストーブのブームが到来していました。Amazonで「アルコールストーブ」や「アルコールバーナー」で検索しては、何かおもしろい製品がないか巡回していました。
すると目につくようになったのが、上部に「くるくる」のついたアルスト。記憶では2024年の夏頃から目立ち始めたように思います。

出典:Amazon
「このくるくるは何なんだ!?」と気になり、また川崎あたりの工場風景にも通じるルックスに一目惚れして、つい購入したのが画像の製品。
「Generic」という初耳ブランドのもので、当時の購入価格は2,664円でした。いわゆる中華ギアですね。
謎のアルスト、現物が届いた

Amazon配送ではなく、注文から10日弱で到着。そんなにかっこよくない収納袋が付属していました。手触りはいいです。

中身はこのようなメンバー。中央のアルスト本体の他、ラバー製のボトムカバーとゴトクで構成されます。
ちなみにアルコール注入用のボトルも付属していたのですが、テスト使用時に液漏れがひどく、怒りの廃棄となりました。
それでは組み立ててみましょう。
組み立ては説明書いらず

はい、何の苦労もなく完成しました。ゴトクはよくある十字クロス式で、あとはそこにボトムカバーと本体をはめ込むだけ。
特に説明すべきこともなく、実際に筆者は説明書を見ませんでした……というか説明書は入っていませんでした。
各サイズや重量をチェック

各サイズは画像の通り。数字だらけで見る気がしないかもしれませんが、要するに立てても寝かせても手のひらに収まる、手乗りギアです。重さは缶コーヒー程度ですね。
ゴトクは十字クロス式なので、見る角度によって幅が違ってきます。ということで次の画像をどうぞ。

対角の長さはこの通り。ゴトクは4つの点でクッカーを支えるタイプなので、小さなクッカーの場合は安定性に気を使うでしょう。
細部を見てみよう

上部のくるくるは、一回転する途中の底部分に穴が空いています。ここから気化したアルコールが噴き出し、燃焼するようです。

ボトムカバーは何のために? と思っていましたが、これがあることで組んだ状態が安定し、片手で持ち上げることも可能になります。よく見るとゴトクには、カバーに応じた凸凹がありますね。
しかしアルスト本体にラバーなんか装着して、熱的には大丈夫なんでしょうか?

結論から言えば、大丈夫でした。よく見かけるタイプのアルストは、燃焼中は全体的にアッチアチになりますが、本製品はそうでもありません。
燃焼中もボディをぺたぺたと触れる程度で、ボトムカバーはおそらくシリコンラバー製。熱でダメになることはなさそうです。

燃料はボディ上面の穴から。フタになるネジを外して、アルコールを注入します。しっかり密閉されるよう、ネジにはラバーのリングが。このリングはスペアが2つも付属していて好印象でした。
実際にキャンプで使ってみよう

それではキャンプで実際に使ってみます。テーブル上での佇まいは無骨かつインダストリアルで、非常に魅力的。実際にキャンプサイトで眺めると、Amazonの商品画像の数倍はかっこいいです。
さあ、まずはアルコールを注入しましょう。