まずはポンプとして使ってみた!
アタッチメント5種で幅広対応!

まずは大本命のポンプ機能からチェック。どこから空気が出るのかちょっと分かりにくいんですが、スケルトンパーツの先端側が送風口です。
このスケルトンパーツ、中を覗くと2重構造になっており、外側の開口部にアタッチメントを装着する構造でした。

この天面側が吸入口で、エアを抜くときにはこちら側にアタッチメントを装着します。

付属のアタッチメントは計5種。これは旧モデル「MAX PUMP 2 PRO」と同じで、エアマットから衣類圧縮袋まで、さまざまなインフレータブル製品に幅広く対応できる仕様です。
本体と一緒に失くさず携行できるよう、小さな巾着タイプの収納袋も付属。
エアマットに使ってみたら…

操作系は至ってシンプルで、左側「P」のボタンがポンプのスイッチ&モード切り替え用。右側「L」はライト用のボタンです。
Wクリックで500L/minの「ハイ」、さらに長押しで300L/minの「ロー」の2モードが選べます。ブロワーとして焚き火に使うときには「ロー」が最適。
*動画は4倍速再生
使用したエアマットは、筆者手持ちのニーモ「テンサー インシュレーテッド ミディアムマミー」。対応アタッチメントを装着して、スイッチON!
時間にして約12秒ほど! 速攻パツンと膨らんでしまいました。は、早い……。排出もあっという間で、設営・撤収におけるタイムパフォーマンスの高さは圧倒的です。
さらに、耳障りな高音域が抑えられたソフトなモーター音もポイント。過去最高パワーを実現しつつ、静音性も進化しているのはさすがですね。
フル充電でマット約25枚膨らむ

1,950mAhのバッテリー内蔵式なので、付属のUSB Type-Cケーブルで充電すればコードレスで使えます。
ちなみに、フル充電でハイモードなら約25分、ローモードなら約60分の使用が可能。シングルマットでは約25枚も膨らませられるので、充電切れで困ることは滅多になさそうです。
期待度MAXな新ライト機能もチェック!
最大300ルーメン!3段階&無段階

*左から200・100・300ルーメン
いよいよ期待度MAXな新ライト機能をチェック!
「L」ボタンをWクリックで底部の三角LEDが点灯して200ルーメン、さらにワンクリックでサイドの縦長LEDが点灯して100ルーメン、もうワンクリックで全点灯の300ルーメンと、3段階調節が可能です。

*左から200・100・300ルーメン
また、底部の三角LEDが点灯する200ルーメンのときには、ボタン長押しで50〜200ルーメンまで無段階での調光もOK。
50ルーメンで400時間、300ルーメンでも4時間と1泊のキャンプなら十分な稼働時間で、小型LEDライトの持参を1つ減らせるレベルです。
3WAYでシームレスに使える
1|卓上で自立させて

そして、せっかくアップグレードした新ライト機能をさらに便利に活用できるのが3WAY仕様。
まずは、卓上に自立させて。スケルトンボディの近未来的デザインがカッコいい!
2|カラビナで吊るして


続いて、上部のカラビナ付きフックで吊るしてみました。ただのハンドルタイプではなく、開閉できるカラビナ付きなので、ループなど輪になった箇所にも吊るせるのが便利。
携行時にはバックパックなどに外付けしておけば、中を探し回ることなくすぐアクセスできてスマートです。
3|三脚を装着して

そして最後が注目のこちら! エア注入・排出用の5種のアタッチメントとは別に、カメラ三脚などに使われる1/4インチネジ対応のネジ穴付きアタッチメントが付属しているんです。

これをエア注入側に装着すれば……、

ハイ、この通り。38exploreの人気LEDランタン「38灯(ミヤビ)」用のスタンド「ASINOSTAND SET」に装着できてしまいました! こちらも1/4インチネジ規格なんです。
エアポンプらしからぬ男前デザインなので、違和感ないどころか、めちゃくちゃしっくり。

もちろん、一般的なカメラ用三脚にもこの通りジャストフィット。高さや角度などより柔軟に調整したい場合は、こちらがオススメです。
LEDランタンとしてフツウにカッコいいので、エアポンプ機能にこだわらず、いくつか欲しくなってしまいますね。
気になったのはこんなところ
ボタンが固くて押しにくい

全体的に大きく進化を遂げた「MAX PUMP 3」ですが、筆者が個人的に1つ気になったのは、ボタンの押しにくさ。
横から見るとよく分かりますが、まず非常にフラット。凹凸はほぼなく、誤操作を防ぐ意味ではメリットですが、押し込む操作になるため指の腹で操作しにくいんです。

ご覧の通り指の幅よりかなり小さく、ポンプ用の「P」もライト用の「L」もWクリックでスイッチオンとなる仕様。
筆者は爪の先を駆使してなんとか操作したものの、固さもあってそこそこの握力が必要です。
ライトとして頻繁にスイッチをオンオフするなら、もう少し弱い力で押せるか指の腹で操作できるボタンサイズだとストレスが少ない気がしました。
防水・バッテリー機能はない

出典:FLEXTAIL *画像は「MAX PUMP 2 PRO」
そして実は、「MAX PUMP 3」で失われてしまった機能も。1つは防水性能です。「MAX PUMP 2 PRO」では、多少の雨なら大丈夫なIP55の防水性能が便利でした。
また、「MAX PUMP 2 PRO」はバッテリーも3,500mAhあり、モバイルバッテリーとして他デバイスに給電できる機能も備えていました。
キャンプには大容量ポタ電をマストで携行する筆者としては、モバイルバッテリー機能はなくてもいいけど、アウトドアで使う以上、やはり防水性能は欲しかったな〜と。
FLEXTAIL MAX PUMP 3
| サイズ | 84×48×48mm |
|---|---|
| 重量 | 120g |
| バッテリー容量 | 1950mAh(650mAhx3) |
| 空気圧 | ローモード:3.5kPa ハイモード:5.0kPa+0.5kPa |
| 送風速度 | ローモード:300L/分 ハイモード:500L/分 |
| ポンプ使用時間 | ローモード:約60分 ハイモード:約25分 *使用目安:シングルマット約25枚分 |
| ライト明るさ | 200lm(50~200lm無段階調整)/100lm/300lm |
| ライト使用時間 | 4時間~400時間 |
「MAX PUMP 3」で設営・撤収の時短も装備削減も叶う!

過去最高パワーのポンプ機能に加え、十分な明るさと駆動時間に3WAYに、と一足飛びに進化したライト機能が大きな魅力の「MAX PUMP 3」。
これ1台で設営・撤収の時短が叶い、持参する小型LEDライトの台数まで減らせて、まさにキャンプのお悩みが3つも一発解決するシロモノでした。
何よりデザインが男前で、ライト使用時もポンプとの兼用感がゼロ。むしろライトとしての所有欲すら満たすレベルなのは、他に類を見ない魅力だと思いました。
あなたもぜひ「MAX PUMP 3」で、キャンプの3大悩みを解決してみませんか?



