高速着脱を可能にする2つのギミック
このグローブの大きな特徴の一つが、高速着脱。ここでは他のグローブにはない、この高速着脱を可能にする2つのギミックについてみていきましょう。
1.着脱しやすさに全振りした潔い短さ

一つ目のギミック、というか特徴なのですが、とにかく短い。装着してみると、手首が丸見えです。
普通の手袋にあるような手首部分のくびれもないので、なんの抵抗もなくスムーズに装着することが可能。

一般的な形状の焚き火グローブと比べてみるとこの通り。かなり短いのがよく分かります。
ただし、通常の焚き火グローブが長いのは、焚き火の熱や火の粉から手首までしっかり保護するため。
なので、一言に「短い方が良い」とは言い切ることはできませんが、個人的にはクイック焚き火グローブは必要十分な長さです。
装着しやすさに全振りしていることに、肉を切らせて骨を断つ的な潔さを感じます。
2.片手での着脱を可能にするマグネットシステム

二つ目のギミックが、グローブの手首部分についているマグネットのストラップ。このマグネットシステムがかなり便利。

カラビナ側をパンツのベルトループに装着すれば、グローブを腰元に引っ掛けて置くことができます。
このマグネットのおかげで、片手だけでもグローブ装着が可能に!



腰につけたグローブに手を通してマグネットから取り外すまで、まさに一瞬の出来事。
まるでガンマンの早撃ちのよう。両側につけていれば両手撃ちも可能です!
焚き火グローブとしての機能性も十分

もちろん着脱が早いだけじゃありません。焚き火グローブとしての機能性も十分。
本体はレザーで十分な耐熱性


表面は丈夫なスウェードレザーで、フリースの裏地付き、しっかりとした厚みがあり、耐熱性はもちろん、ブッシュクラフトでナイフワークをする際も安心です。
マグネットを活用すれば置きっぱなしも防止できる

焚き火グローブはつい、そこらへんに置きっぱなしにしてしまって見失いがちでもあります。
でもマグネットシステムがあれば、腰元に装着しておけるのはもちろんですが、車の側面など金属部分にくっつけておくことも可能!
わざわざ置き場所を作らなくても、置きっぱなしを防止できます。
マグネットだけでも活用可能

実はこのマグネット、グローブから取り外し可能で、単体利用も可能なんです。


本来グローブのあった側にスマホを取り付ければ、腰元にスマホをぶら下げておくことができます。
そしてカラビナ側を内側に、テントやタープの生地をマグネットで挟めば、好きなところにランタンを吊るすことも可能!
ちなみにマグネットは「マグネットリリーサー」という商品名で、単体購入も可能ですので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
BushCraft(ブッシュクラフト) マグネットリリーサー
| サイズ(mm) | 約120×25×20 |
|---|---|
| 重量 | 約26g |
| 耐荷重 | 約2kgf |
| 素材 | ネオジム(磁石)、アルミニウム合金(カラビナ・リング) |
大きな火の扱いや、長時間の使用には不向きかも
大きな火には手首までカバーするグローブを

ここまではメリットばかりを紹介してきましたが、しっかりと気になる点もお伝えしておきます。
1つ目はやはり、短いことによる着脱の楽さと、安全面の不安はトレードオフだということ。
また、マグネット部分は熱を受けると、磁力に影響をうける可能性も。
熱すぎるシーンやマグネット部を熱に晒す場面、火に不安のある人は、手首まで長さのあるグローブの方がおすすめです。
脱ぎやすい=脱げやすい

2つ目は、脱ぎやすいが故に、不意にパッと脱げてしまう可能性があること。
長時間グローブをつけっぱなしで作業する場合は、脱げやすさが逆に不都合となることもあるので、クイック焚き火グローブは不向きかもしれません。
BushCraft(ブッシュクラフト) クイック焚き火グローブ
| サイズ | 全長約208mm |
|---|---|
| 重量 | 約220g |
| カラビナ&マグネット部長さ | 約120mm |
| 手のひら周り | 約265mm |
| 中指長さ | 約95mm |
動き回るキャンパーには超おすすめのグローブ

クイック焚き火グローブは、焚き火やBBQをする傍らでテントを立てたり、食事の準備をしたりとたくさん動き回ってグローブをつけたり外したりを繰り返すキャンパーにはピッタリ!
通常のグローブでモヤモヤしていたことが解決する、私的神アイテム「クイック焚き火グローブ」。ぜひ一度手に取って、使ってみてください!



