3|UUU JAPAN「ハンギングガイロープ」

撮影:RYU CAMP
タープやテントの上部空間を有効活用できて便利な「ハンギングチェーン」。けれど、ポール間に渡したいのに長さが足りなかったり、設置する際の長さ調節が意外とシビアですよね。
代わりに長さのあるガイロープを使うと、今度はたくさんのフックを1個ずつ通す手間が。
そんなハンギングチェーンとガイロープのいいとこ取りした、神アイテムがこちら。UUU JAPAN「ハンギングガイロープ」です。


撮影:RYU CAMP
こちら、ガイロープがループ状に加工されており、4cm間隔でループが連なった構造なんです! もちろん自由な箇所でカットでき、切り口は結んでおけばOK。
さらに、太さ5mm以上のロープに対応していれば自在金具も通せます。自在金具を通せば長さ調節ができるので、長めにカットしておくとさらに汎用性がUP。


撮影:RYU CAMP
もちろん普通にガイロープとしても使えるので、そこへ直接ランタンを吊るすのもアリ。宴開幕用の大型テントやタープでも、この通り。ちょうど合う長さで空間を渡せます。
5mと15mのタイプがあるので、最大15mの超ロングなハンギングチェーンも作れるワケです。

撮影:RYU CAMP
耐荷重の目安は、つなぎ目部分で約10kg。LEDランタンや小物ギアならかなりたくさん吊るせるので、車内のデッドスペース活用にもオススメです。
ループの隙間にタオルを挟み込んで干すなど、アイディア次第で活用の幅が広がります!
4|アソマタス「ASAP」

撮影:山畑 理絵
本記事2品目となるアソマタスのアイテム。またしても新発想に驚かされるのですが、今度は「ASAP」という名のペグ。
こちら何やらヘッド部分がかなり複雑なフォルム。実はここが最大の特徴で、自在金具不要で外ロープの張り具合を調整できるそうなんです……!

使い方はごくカンタン!
テントやタープに接続したガイロープの端を、まず、画像右側の下向きフックに通してギュッと食い込ませます。あとは、左側の上向きフックへ通してギュッと食い込ませて固定するだけ。
両フックとも、内側に洗濯板のようなギザギザがあり、これが自在金具的な機能をはたすそう。

撮影:山畑 理絵
慣れれば自在に張り具合を調節できるので、ガイロープの長さに関係なく、ポールの直下に近い場所にペグを打ててしまうんです。めちゃめちゃ省スペースですよね!
自在金具を使う場合はガイロープを短くするのに限界があるけど、「ASAP」ならそれを気にせず済むという訳です。長さに合わせると大きい石が邪魔……なんてことも無くなります。

撮影:山畑 理絵
また、リサイクル再生樹脂とガラス繊維ナイロンの混合材が使用され、鍛造やチタン製には劣るものの、一般的な樹脂ペグとは比較にならない強度を誇ります。
「サイトから大きく張り出したガイロープにつまずいて転ぶ」「混み合うフリーサイトでペグを打つ場所に困る」 などなど、ガイロープの長さに困っていた人に、救世主となるペグですよ。
アソマタス ASAP
サイズ | 本体長さ:286mm |
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重量 | 41g |
材質 | PA6-GF30 ナイロン |
5|福善「鍔(つば)」


撮影:CAMPたかにぃ
最後にご紹介するのは、岐阜県の老舗刃物工業会社、刃物屋「福善」の「鍔(つば)」というアイテム。刀の付け根にある鍔のおもちゃみたいですが、しっかり実用性の高いギアなんです。
こう見えてめちゃめちゃマルチな使い道が。まず1つ目は、同ブランドの「打刀(うちがたな)」と一緒にペグダウンすれば目印として便利なオプション品、という位置付け。


撮影:CAMPたかにぃ
お次は、鍔の2つのトグルをクリップのように使ってガイロープに固定する方法。任意の場所で留められるので、ランタンなど吊るすフックポイントが簡単に作れます。


撮影:CAMPたかにぃ
さらに、1つのトグルの根元にグルグルと巻き付けるだけで、結ばなくても固定できる特長と、先ほどの2つのトグルに引っ掛けて固定する方法を組み合わせたら……。
自在金具としてガイロープの張り具合を自由に調節できるように。これがあれば、自在金具がないときでも、「自在結び」などの面倒なロープワークが不要に。


撮影:CAMPたかにぃ
そのほかにも、「もやい結び」が不要になる使い方、ペグダウンができない砂地や河原などで、外ロープを石に巻き付けて固定する方法なども。
「鍔」を2枚重ねれば、ハンモックのツリーストラップの留め具にもなるなど、活用方法はまさに無限大。どれも面倒なロープワークの知識が不要になるので、ぜひトライしてみては?
福善 鍔(4個セット)
サイズ | 直径40mm×t1.5mm |
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重量 | 1個 約10g |
対応ロープ | 直径2mmから4mmまで |
材質 | 刃物用ステンレス鋼 |
1度使えば、もうそれ以前には戻れない!

撮影:編集部
自在にフックポイントが作れる「ハングバーガー」から、難解なロープワークが要らない「鍔」まで、斬新発想の「マジで便利」なギアたち5選、いかがでしたか?
どれも小さな道具ばかりですが、一度使ったら、もうそれ以前には戻れない便利さに感動すること間違いナシ。
もちろん導入の対価は必要ですが、設営時のプチストレスがグッと解消され、毎度のキャンプがよりスムーズかつ快適に楽しめるなら、きっとお値段以上の価値を感じられるハズですよ!