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念願のサファリキャンプも!親子で行くアフリカキャンプ旅【タンザニア】(2ページ目)

いよいよサファリキャンプツアー

サファリカーに乗って本格的なサファリツアーへ

サファリカーに乗って本格的なサファリツアーへ

サファリツアーは、タンザニア国内にあるたくさんの国立公園から訪れる場所を選べ、期間も大体2泊3日から2週間と、スケジュールに合わせることができます。

今回は、聖地中の聖地でもあるセレンゲティ国立公園ンゴロンゴロ保全地域のツアーに家族3人で申し込みました。

1人当たり600ドルとこれが一番安めのツアーでした。安い理由はキャンプ泊だから!  キャンプ泊に慣れた読者の皆さんはキャンプ泊で問題ないと思います。ツアーは手ぶらでOK。

宿泊は、国立公園内のキャンプ場に張られたテントに泊まります。マットも寝袋も清潔なものを貸し出ししてくれますし、食事は料理人が作ってくれます。
 
ちなみに、昔テレビ番組でサファリを映した番組の取材地の多くは、セレンゲティ国立公園とンゴロンゴロ保全地域が殆どです。

2つとも世界遺産で、観光客が世界中から訪れるみたいです。

サファリツアーの出発地でもあるAfrican Galleriaには沢山のサファリカーが並んでいる

サファリツアーの出発地でもあるAfrican Galleriaには沢山のサファリカーが並んでいる

ンゴロンゴロ保全地域の入り口

ンゴロンゴロ保全地域の入り口

泊まっていたキャンプ場の「ザ・パノラマ」にサファリツアーのスタッフが車で迎えに来てくれました。

キャンプ場から車に乗って出発地である「African Galleria」に到着します。

この場所は、サファリのお土産屋で、そこに数百台のサファリカーがズラリと並んでいます。

お客さんは主に欧米人。あとで分かったことですが、コロナ渦以前はアジア人も多かったみたいですが、コロナ渦後はパッタリといなくなってしまったそうです。

筆者家族のサファリカーにはイギリス人女性が1名と、チェコ人の母娘の2名とで計6名が乗車します。そこに、運転手兼ガイドのタンザニア人の1名がツアー終了まで随伴してくれます。

早速、車はンゴロンゴロ保全地域の入り口に到着し、書類を提出して中に入ります。手続きはツアー会社がやってくれるので、自分たちがやることはありません。

今日はンゴロンゴロ保全地域を突っ切って、セレンゲティ国立公園でテント泊予定です。舗装路はすぐに無くなり、ほぼオフロードを80キロ以上のスピードで爆走していきます。

これが凄まじくて、粉塵と揺れがずっと続いていきます。車酔い対策や粉塵対策は事前にしておいた方が良いでしょう。

ンゴロンゴロ保全地域を突っ切ってセレンゲティ国立公園の入り口に到着

ンゴロンゴロ保全地域を突っ切ってセレンゲティ国立公園の入り口に到着

セレンゲティ周辺は人類発祥の地としても有名

セレンゲティ周辺は人類発祥の地としても有名

セレンゲティ国立公園のサバンナ ”セレンゲティ”とはマサイ語で『果てしなく続く平原』という意味の通りで果てが見えない

セレンゲティ国立公園のサバンナ ”セレンゲティ”とはマサイ語で『果てしなく続く平原』という意味の通りで果てが見えない

ンゴロンゴロ保全地域の入り口から爆走すること1時間半ほどで、セレンゲティ国立公園に到着します。

骸骨のモニュメントに書いてある文字を翻訳してみると、この辺りで人類の祖先である化石や足跡が発見されたとのこと。

今から400万年前、人類がここから始まったのかと思うと、広大なサバンナの景色と相まって感慨深くなってしまいました。

角の立派なグランドガゼル

角の立派なグランドガゼル

既に見飽きてしまった感さえあるキリン

既に見飽きてしまった感さえあるキリン

百獣の王のライオンも至る所で見ることができる

百獣の王のライオンも至る所で見ることができる

加速3秒で時速110キロに到達できるチーター

3秒で時速110キロに到達できるチーター

セレンゲティ公園の中に入ると、ガイドが無線機で動物の位置の情報をお互いにやり取りしています。

個人でも国立公園に入れるそうですが、ガイドがいないと、広大な敷地の中で、動物の位置がわからなくなってしまうそうです。

特にビッグ5(ゾウ、ヒョウ、ライオン、サイ、スイギュウ)は見つけるのが難しいのですが、筆者たちは、ガイドのおかげもあって早速ライオンとヒョウを見ることに成功します。

肉食獣はアフリカに来て見ていなかったので、テンションが上がります。

動物を発見すると、数分から10数分程度停車して、次の動物出没ポイントへと次々巡って繰り返していきます。

サファリツアーの休憩ポイント ここで昼食を食べる

サファリツアーの休憩ポイント ここで昼食を食べる

料理人が作ってくれた料理をワンプレートに自分で盛る

料理人が作ってくれた料理をワンプレートに自分で盛る

昼食は、車に料理人が作ってくれたランチボックスを積んでおり、それを皆でシェアしながら食べるビッフェ形式です。結構本格的な料理で、味付けも抜群です。

昼食を取っているときにあたりを見渡すと膨大にある席はすべて埋まっています。その殆どが欧米人の人々です。

このアフリカキャンプ旅を計画した際は、荒唐無稽な旅かと思いましたが、世界基準で見れば普遍的な旅のようにも見えたのが素直な感想です。

昼食を食べたら、さらにセレンゲティの奥へと進んで行きます。

迫力満点のアフリカゾウの群れ

迫力満点のアフリカゾウの群れ

生後2〜3ヶ月の子ゾウ

生後2〜3ヶ月の子ゾウ

突進されたら助からない最も警戒しないといけないカバ

突進されたら助からない最も警戒しないといけないカバ

ひたすらサファリカーでサバンナを爆走してく

ひたすらサファリカーでサバンナを爆走してく

サファリカーは天井が開くのでそこから動物を観察する

サファリカーは天井が開くのでそこから動物を観察する

昼食を食べた後も動物を観察していきます。

陸生哺乳類最大のアフリカゾウの群れは迫力満点で、牙の生えたオスのアフリカゾウはまるで重戦車のよう。鼻で水を飲んだり、土を自分の身体に浴びせかけたりしています。

川の方に行けば、池に100頭はいるであろうカバの群れに出くわします。動物園では決して見ることのできない数のカバの群れに感動を覚えます。

豆知識として、アフリカでサファリツアーに参加していると、カバだけには近づかないようにとガイドに厳命されます。

カバは草食動物ですが見た目以上に凶暴で、突進してくることがあるそうです。オスの成獣ともなると2トンもあり、突進されて亡くなる人が結構多いみたいです。

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