実際「使える」のか? 屋外で検証してみた
おお、ライトモードはスペック値以上に明るい…!

このダイソーのスケルトンライト、実際アウトドアで使えるのかを夜のフィールドで試してみました。
すると、ライトモードのHighで結構先まで照らせる! 箱裏には「照度1000ルクス 距離1m」と記載されていたものの実際には50mほど先まで照らすことができたので、キャンプ場のトイレを探すときだけでなくハイキングにも使えそうです。
ランタンモードは、明るさはまずまず。だが…

ランタンとして実際に使用してみようと試みましたが、特にひっかけるような紐が無いのでこのままだとランタンとしての使用は難しい……。
紐を通す穴がUSBのキャップ部分にあるのですが、穴が小さくて手持ちの2mmのガイロープでは通すことができません。また、仮にロープを通したとしても、どうしても斜めに傾いてしまうのがもどかしい気持ちになりました。

明るさに関しては、少し暗いとは感じるものの、ソロ~デュオくらいのサイズ感のテント内であればメインランタンとしても使えなくはない……といったところでした。
ダイソー「充電式スケルトンライト」のメリット・デメリット
シンプルな操作性が◎

ライトモード/ランタンモード/SOS点滅の流れは、クリックを繰り返すだけで切り替わるというとてもシンプルな操作性。
クリックを長押ししたり、素早く連打することで切り替わるライトもありますが、ダイソーライトの場合は操作がシンプルなので、手袋をしている状態での点灯パターンの切り替えがしやすく助かりました。
脅威的なバッテリーの持ちに脱帽!

最も驚いたのが、バッテリーの持続時間。試しにフル充電の状態からライトモードの最大光量で点灯し続けてみたところ……なんと約1時間30分も持ちました!
さすがリチウムイオンバッテリー、驚異的な持ち具合。330円でこのクオリティは凄いですね。
ここが難点!フリーハンドにはできない

明るいのでライトとしてとても優秀だと感じたのですが、唯一の難点が「クリップが付いてない」こと。先ほどテント内で試したときのように、フリーハンドが難しいというのは私にとってはデメリットでした。
キャンプで実際に使用するとなると、口に加えて明かりを照らすこともしばしば。付属品でクリップが手に入ると良いなと思いました。
……ところでこのダイソーのスケルトンライト、どう考えてもやはりあの人気ライトを彷彿とさせるビジュアルですよね。私もちょっと気になったので、比較で違いをチェックしてみました。
5050WORKSHOP「マイクロライト」との違いは…?
サイズ・構造は別物

それが、同じスケルトンタイプの5050WORKSHOPの「マイクロライト」。サイズを比較すると「マイクロライト」が直径1.6×長さ6.4cmで、ダイソーは直径2.4×長さ9.2cm。「マイクロライト」の方が、かなり小さいですね。
また、「マイクロライト」は蓄光機能もあったり、マグネットも付属しながら20gと軽量などダイソーにはない特徴が。さすが3,000円台のライトだけあって、フィールドでしっかり機能してくれるハイスペック仕様です。
単純な明るさは5050が上だけど、バッテリーの持ちならダイソー

5050WORKSHOPの「マイクロライト」は、最大350ルーメン。一方ダイソーのスケルトンライトライトは110ルーメンなので、明るさ(光束)自体は1/3程度になります。
5050WORKSHOPの商品ページには「30〜50m先まで照らすことができる」とありますが、ダイソーも実際は50m以上先とスペック値以上に明るかったので、このあたりは使用条件によるといったところでしょうか。
ただ、「マイクロライト」は350ルーメンで連続して使用すると12分しかもたないことも考えると、ランニングコストのパフォーマンスは最大光量で約1.5時間点灯するダイソーに軍配が上がりそうです。
最大の違いは…やはりクリップの有無!

「マイクロライト」にはクリップが付属されており、キャップのツバに付けることでハンズフリーにして使えます。
ダイソーのスケルトンライトで感じた惜しい点も、「マイクロライト」なら問題なし。とは言え定期的に製品がアップデートされるダイソー、このネックを解消した形で別の商品を出す予感もしますが、実際フィールドで使うことを目的にするなら細かい仕様にも注目して選ぶと良いですね!
防災対策にもあると安心!

330円という価格にしてライトとしてのコンパクトさや、使い回しのしやすさで機能性は申し分ないのですが、もう一歩! と思う商品でした。
キャンプの用途だけではなく、防災用品としてひとつ常備しておくのはいかがでしょうか?
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