隙間風をシャットアウトする工夫が、コレ!
ユタカシートと100均のクリップで、テントのスカートを自作

居室部分にスカートがなく冬向きではない我が家のテント。そこで、インターネットで見かけたスカートのDIYを試してみました。

テントと同じ生地を縫い付けるやり方もありますが、今回はより簡単なクリップで留める方式を採用。必要なものはユタカシートとWクリップだけ。事前にシートを30cm幅の帯状にカットしておきます。
ユタカ シート #3000シルバー/ブラックシート
サイズ | 幅2.5×長さ3.4m |
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重量 | 1.5kg |
素材 | ポリエチレン(PE) ハトメ:アルミ(内径:12mm) |

寒さが厳しい今こそ、DIYスカートの出番! あらかじめ用意しておいたシートを、先ほど立ち寄った100均ショップで買ったWクリップでフライシートの裾に留めるだけと超簡単です。
見た目はあまり格好よくないですが、背に腹は代えられません。
DIYスカートの効果は……?

そうこうするうちに外気温は1℃に。テント内も極寒です。でも、インナーテント内はすぐに外気温プラス2℃になり、さっきより温度上昇が早い! リビングも、さっきと違ってスースー抜ける隙間風がありません。DIYスカート、準備しておいてよかった。
もちろん最初からスカートが付いているテントもあるので、検討してみてくださいね。
▼おすすめのスカート付きテントはこちら!

夕食は、あったか鍋料理。外は極寒なので、ツールームテントのリビングでいただきます。テント内で調理するので、火災や一酸化炭素中毒を避けるため電気鍋を使用。
リビングの床にはブルーシートと、子育て世代の家に余りがちなジョイントマットを敷きました。これがめちゃくちゃ暖かい! 直に座っても全然冷たくありませんでした。

デザートは、定番の焼きマシュマロ。寒いから外に出たくないとごねていた子供たちも、焚き火を始めた途端に飛び出してきました。子どもはスキー服、大人はユニクロの超極暖ヒートテックとフリース、ダウンの重ね着で防寒。周囲も皆、厚着をして冬の焚き火を楽しんでいましたね。
後は暖かくしてグッスリ眠るだけ。というわけで最後は、就寝時の対策をレポートしていきます!
真冬でもテントで快適に眠るための工夫
マットはありったけを敷くべし

さて、夜も更けたので寝る準備を開始。テント内の防寒で一番重要なのは、底冷え対策といっても過言ではありません。
なので、厚手の銀マットにインナーマット、リビングに敷いていたジョイントマット、そして登山用インサレーションマットなどありったけのマットを敷きました。今回は使いませんでしたが、電気毛布やホットカーペットを敷くのも効果的です。
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セラミックファンヒーターをフル稼働し、シュラフに毛布を追加。子どもにはフリース生地のインナーシュラフも重ねました。
そしてダウンやフリースなどの防寒着を着込んだまま就寝。この時点で外気温は0℃ですが、テント内の室温は12℃と結構快適でした。
スカートがめくれないよう、できればペグダウンしておこう

明け方、風の音で目が覚めました。この日は特別風が強い日だったようで、遮るもののない湖畔サイトには容赦なく吹き付ける風が。
テントに元から付いていたリビング側のスカートがめくれて風が吹き込んでいたので、しっかりペグダウンしていれば良かったと後悔……。応急処置のため外に出ると、DIYスカートのほうは厚みがあるからかビクともしていませんでした。
セラミックファンヒーターは必須

結局夜中に風が吹きこんだことでリビングは激寒でしたが、インナーテントの中は5℃となんとか温度をキープ。これも持ってきたヒーターのおかげ! やはり暖房は必須だと感じました。
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結局子供たちは、朝まで一度も寒がることなくぐっすり眠っていて一安心。

朝7時前の外気温は-4℃。夜の間にうっすら雪が積もっていました。

外に置き忘れた水は、タンクごとカチコチに凍結! 必要な水やコンタクトの保存液などは、テント内(できればシュラフ内)に入れておくと安心です。
テントの金具やポールも地面にがっちり凍り付いていました。冬のテント撤収は気温が上がってからゆっくりするのがおすすめです。
防寒対策さえすれば、ファミリーでも冬キャンプは楽しめる!

ということで、初めての冬キャンプは無事に終了!
今回チャレンジしてみて、いきなりあれこれ買い込むのは現実的ではないので、3シーズン用の装備に家にある暖房器具や防寒着などを加えることで十分快適に過ごせるというのが結論です。これでも「寒そう」と感じる方は、もっと標高の低いエリアを選ぶのもアリ。
ファミリーで行く場合、とにかく子供の防寒着を充実させることと、雪遊びをするなら手袋や撥水ウェアを用意することも重要です。皆さんもぜひ、万全な装備で冬キャンプにチャレンジしてみてくださいね!