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冬キャンプを楽しむ親子

【はじめての冬キャンプ】小さい子連れのファミリーが、極寒を回避するためにやった“ある工夫”とは…?

ファミリーで冬キャンプに挑戦してみたいけど、不安や疑問がいっぱい。そんな方のために、4歳と2歳の子ども連れで冬キャンプに初挑戦した筆者が、様子をレポート!

装備や防寒対策など試して効果的だった工夫を、リアルにお伝えします。

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目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:岡村武夫

冬キャンプに挑戦したいけど…子連れは厳しい?

冬キャンプ

ゴールデンウィークなどハイシーズンになると、キャンプ場はどこも予約が取りづらいですよね。人の少ないオフシーズンにも家族でキャンプを楽しめたらいいのに……って思いませんか?

でも、冬キャンプって上級者向けのイメージ。とくに小さな子供がいるとなると、装備は今のままでは厳しいかも? 寒すぎてテントで寝られるのか? 何をして遊べばいいの? など気になることも多いですよね。

子供を連れて、初の冬キャンプへ行ってみた

ファミリー冬キャンプ

そこで今回は、4歳と2歳の子どもを連れて初めての冬キャンプに挑戦した様子をレポート。

場所の選び方や装備の工夫など具体的にお伝えしていきますので、冬のファミリーキャンプを計画したいという方はぜひ参考にしてみてくださいね!

小さい子供連れで冬キャンプに挑戦してみた【準備編】

キャンプ場は、インター付近などアクセスしやすいエリアをチョイス

富士山が見えるキャンプ場

出典:PIXTA

ファミリーで冬キャンプに挑戦するのは初なので、なるべくアクセスしやすいエリア、かつ高規格なキャンプ場を選ぶことにしました。そこで候補に上がったのが山中湖。筆者が済んでいる東京から近く、スーパーなども充実していて安心です。

標高は約1,000mで気温が低いのがやや心配ですが、ワカサギ釣りやダイヤモンド富士など冬ならではの魅力もたくさん!

小田急山中湖フォレストコテージ

電源サイトあり、お風呂あり、などの条件から「小田急山中湖フォレストコテージ」を予約することに。室内の共有キッチンなど設備も充実しているので、冬キャンプ初心者にも心強い施設です!

おすすめの高規格キャンプ場はこちら!

テントはいつもので。ただし、ある工夫を施してみた

コールマンダークルームシリーズの2ルーム

出典:Coleman

我が家のテントはコールマンのダークルームシリーズの2ルーム。日光による温度上昇を抑える機能付きで夏は快適ですが、冬向きではありません。

でも、初の冬キャンプのためにテントを買い替えるのはちょっと……というわけでプチDIYで工夫をしてみたのですが、その詳細は現地レポートのパートで!

寝具は平地用のシュラフに毛布や防寒着。セラミックヒーターも持参

マット シュラフ

マットとシュラフは登山と兼用です。シュラフの快適温度は6℃、リミット温度は1℃。山中湖の最低気温は-10℃の予想なので、追加のマット類や毛布に防寒着などを多めに持参します。

冬キャンプでは石油ストーブを使う人もいますが、一酸化炭素中毒や子どものやけどが心配なので、我が家はセラミックファンヒーターを持参することに。

キャンピングカー

さらに、どうしても寒くて耐えられないときに避難できるよう、キャンピングカーで出かけます。「じゃあテント張る必要ないじゃん」と言われてしまいそうですが、あくまでも冬のテント泊に挑戦するのが目的なので、こちらは保険です。

なお、山中湖付近は路面凍結が予想されるのでスタッドレスタイヤを装着しました。

小さい子供連れで冬キャンプに挑戦してみた【実践編】

好アクセスエリアを選んだので、買い出しもしやすい

道の駅富士吉田

初めに立ち寄ったのは「道の駅富士吉田」です。普段はなかなかできない雪遊びに、子供たちは早くも大興奮!

モンベルの店舗が併設されているのもうれしいですね。道の駅で産地直売品などをチェックしつつ、メインの食料品や追加の防寒着をスーパー「オギノ山中湖店」で買い足しました。

キャンプ場で受付&管理棟内を探索

小田急山中湖フォレストコテージ
スーパーから10分ほどで「小田急山中湖フォレストコテージ」に到着。管理棟へ向かいます。

小田急山中湖フォレストコテージ 管理棟
管理棟内には、おしゃれな休憩スペースや売店が。レンタル品もテントやシュラフのほか、マットや毛布、焚き火台にダッチオーブンなど充実していました。

小田急山中湖フォレストコテージ 休憩スペース
休憩スペースの隣には共有キッチンも。温水対応はもちろん、電子レンジもあり快適です。コンロはIHなので、ここで調理する場合はIH対応鍋のご用意をお忘れなく。

湖畔テントサイト周辺の設備をチェック

小田急山中湖フォレストコテージ 炊事場

管理棟から道路を挟んで反対側(徒歩2分くらい)の湖畔サイトへ向かいます。

サイト脇の炊事場も温水対応ですが、冬期(12月~3月初旬頃)は凍結により使用できないので、管理棟の開いている18時までに共同キッチンで水汲みなどを済ませる必要があります。

小田急山中湖フォレストコテージ トイレ

トイレはすべて水洗で、冬にうれしい暖房便座完備です!

いよいよテント設営!果たして朝までテントで過ごせるのか…?

小田急山中湖フォレストコテージ 湖畔サイト

こちらが予約した湖畔サイトAです。AC電源が配置されています。湖に面しているので景色は抜群ですが、子どもが落ちないよう注意が必要。

サイトは雪がうっすら積もっている程度だったので、整地や雪かきなどはせず設営します。雪が解けた部分はどろんこ状態なので、グランドシートは必須ですね

小田急山中湖フォレストコテージ

富士山と山中湖の素晴らしい景色を眺めながら、のんびりテントを設営します。子供たちは初めてのハンモックに大喜び!

小田急山中湖フォレストコテージ お風呂

テント設営が済んだら、お風呂へ。ぽかぽかに温まって夜の寒さに備えます。こういったところも、子連れの初心者ファミリーには安心です。

子連れ冬キャンプ

テントに戻り、夕方になると気温が急激に下がり始め、17時の時点で外気温は7℃。2ルームテントのリビング部分はほぼ吹きっさらしの状態で、フライシートの下からは冷たい風がスースー抜けていきます。

インナーテントに入って5分ほど待っても、室内の気温は8℃とほとんど上がらず……。こうなることを予想してとっておいた対策が、先ほどのテントのプチDIYなんです。

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