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冬の「何でもすぐ冷める問題」を、どうにかしたい

寒い時期に活躍するのが湯たんぽですが、どうにも嵩張るので私は代わりにステンレスボトルを使っています。でも、雪中では温度が下がってしまう……。その対策として使える保温材を探していたところ、役立ちそうなアイテムを発見!
それが、FIELD RECORD(フィールドレコード)の「FR-warm wrap / 保温風呂敷」です。
保温風呂敷って、何だ!?

一見銀マットのようなこちらが、保温風呂敷。保温性の高い4つの特殊素材でできていて、これで包んでおくだけで食品やボトルなど色々な物の温度をキープできるんだとか。
なかなかに画期的なアイテムですが、本当に保温できるのか……? というわけで、効果を実証すべく雪中キャンプであらゆる物の保温にチャレンジ。包み方のコツなんかもご紹介していきますよ。
保温風呂敷って、こんなアイテム
サイズは40×40cm、重さはたった41g

保温風呂敷の大きさは40×40cmと、広げると結構大きめ。これなら高さや厚みのある物も包み込むことができそうです。

重量は、たった41gと軽量。手軽に持って行けるので、これでちゃんとした効果があればクーラーバッグを持って行く必要もないかも……?
クッション性はほぼ無し。なのに保温できる秘密は…

保温性があるならそれなりに厚いのかと思いきや、広げてみると……薄い。この薄さにして4種類もの特殊素材が使われているという技術の高さに、まず驚かされました。
エアロゲルEVAフォームをベースとし、その周りにアルミ蒸着された高密度ポリエチレン不織布、アルミ蒸着フィルム、ポリプロピレン不織布が使用されているんだとか。中綿で保温するタイプではなく、ウレタンマットのような素材とアルミ蒸着のフィルムで保温するイメージでしょうか。
なのでクッション性は少なく、コンパクトな収納が実現できるというわけですね。
手始めにボトルを包んでみた
両側にある2本のゴム製コード、これが便利!

基本は風呂敷状ですが、両端に伸びるゴム製のショックコードが2本あります。それぞれコードロックも備え付けられているので、長さをある程度調節することができます。

また、ショックコードの根元は自由に動くよう少し「遊び」が作られているのですが、ここも活用する上でとても重要なポイントとなります。
クルクルとボトルを包み込んでいく

保温風呂敷の端にお湯を入れたボトルを置いて、ラッピングをする要領でボトルを包んでいきます。


このとき「2本のショックコードをどう使うか?」をイメージをしておくことが重要。私の場合は2本それぞれで上部・下部を縛るため、ポジションを確認しながら包みました。

包み終えた後に「遊び部分」でショックコードのポジションを調節しつつ、ショックコードを巻いてコードロックで固定。これで湯たんぽが完成しました。
結果、朝までポカポカだった!

この湯たんぽを使用して-10℃の雪中キャンプで就寝してみましたが、朝までしっかり温かい! 湯たんぽの温度がしっかり保たれていたのを実感できました。

ちなみに以前は手ぬぐいを巻いていて、これだと朝には冷めてしまっていたのですが、保温風呂敷で包むと朝までポカポカ。多少温度は逃がしつつも、朝まで持ちこたえていました。
雪中でもしっかり効果を発揮してくれる便利な保温風呂敷、これはボトル以外にも使わない手はない! ということで、7つのアイディアを試してみました。それぞれ包み方もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。