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とにかく嵩張らない暖房って、ないのかな…

普段自転車や徒歩でキャンプをする筆者。荷物は極力減らしたいのですが、冬場は寒くてやはり暖房は欲しいところ。でも、暖房器具は基本的に重く嵩張る物が多く、持って行けるものが少ないんですよね。
どこかに軽量コンパクトな暖房器具は無いものか……
厚さ1mm、重さ100g以下のヒーターがあった!

そこで見つけたのが、INKOというブランドの「ヒーティングマット ヒール」。USB式で、まさに軽量コンパクトな電気毛布ならぬ、電気マットといったところでしょうか。
これが寒さ厳しい冬のアウトドアを乗り切る秘密兵器になりうるか? 実際に試してみたので、使い勝手などを詳しくご紹介していきます。
INKO ヒーティングマットヒール
サイズ | パッド/直径270×1mm、リモコン部/37.5×25×10mm |
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重量 | 約92g |
素材 | 人工スエード(ポリエステル) |
電力 | 9W |
見た目は布!なのに暖かい…不思議なUSBヒーター
重さはなんと100g以下で、超軽い!

重量はブランド公式サイトでは105gとなっていましたが、実測してみるとさらに軽い88g! 風で飛んで行ってしまいそうなくらい軽いです。
大きさは直径27cmの円形のパットなので、クルクルと丸めてハンカチやタオルのようにカバンに入れておくことができます。
電熱線は無し!暖かさの秘密は「インク」

素材は触り心地の良いスウェードなのですが、なんせ厚さ1mmなので電熱線は入っていません。代わりに熱源となるのが、なんと“インク”。

これは銀ナノインクを薄く印刷する電子技術を応用した、画期的な発熱方法によるものなのだとか。“線”ではなく“面”で暖めるため素早く広範囲に熱が行き渡る上、電磁波が出ないので安全性が高く子供やペットにもOK。人にも環境にもやさしい、世界初の電熱パッドというわけです。
モバイルバッテリーがあれば、どこでも起動できる

ヒーターマットは、モバイルバッテリーに接続することでどこでも使用可能。ちなみに筆者は、できるだけ長時間使えるよう、2,000mAhのバッテリーに繋いでいます。
ボタンはひとつだけで操作性◎

ボタンは電源ボタン1つだけという潔さが、軽量グッズマニアには嬉しい! そして扱い方も非常にシンプルで、電源ボタンを1度押すと暖かくなり、何度が押すことで強・中・弱という3つのモードに切り替わります。
4回目のボタンを押すと、再び電源がOFFになります。
試しにチェアに敷いてみた

冬は厚みのある防寒着を着ていても、座るとお尻の部分は薄く潰れてスースーしてしまうので、ヒーターマットでそれを解消したい! というわけで、まずはチェアに敷いてみます。
ちなみに、愛用しているヘリノックスのチェアは座面に透き間があるので、そこから配線処理をしてスッキリと使えたのは思わぬ発見でした。
電源ONから1分、じんわり暖かさがやってくる

電源を入れてからおよそ1分、ジワ~ッと徐々に暖かくなり、3分後にはかなりポカポカに。思ったより早く暖かさが感じられたのですが、これは搭載されているという温度センサーのおかげかも? センサーがあることで素早く加熱され、均一に暖かくなるんだそうです。
電熱線が無いことで一部分だけが熱くなりすぎるという電気毛布などによくある現象も起こらず、程よく均等に暖めてくれました。
消費電力は8~10Wで、バッテリーを圧迫しない

消費電力を測ってみましたが、保温力を最大にしても消費電量はたったの8〜10W。スペックにもよりますが、スマートフォンを充電するよりも少ない電力で暖が取れるので、電力をポータブル電源に頼る車中泊スタイルでも、バッテリーの消費に怯えずに使うことができました。
チェアに巻いて収納できるから、嵩張らない

薄さはなんとわずか1mm。ペラッペラなのでどこにでも収納可能です。特にチェアやマットに敷いて使うことが多そうなので、チェアやウレタンマットに巻いて収納しておくことにしました。
軽くて薄くて、筆者のようなULスタイルにはもってこいなヒーターマット。手軽に暖まれる点がとても気に入ったので、チェアに敷く以外にこんな使い方もしてみました!