CAMP HACK STORE 1枚でキマる。

【何コレ魔法?】風吹く冬でも2分でお湯が沸かせるなんて…酷似している“アレ”とも比較してみた(2ページ目)

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

SOTO「ウインドマスター」と比べると、どう?

高火力なのは?

インテグストーブとウインドマスター

一番気になるのは、やはり「どっちが高火力なの?」というところではないでしょうか。というわけで、ここでひとつ実験を。

方法は、200mlの水の沸騰スピードを計測するというシンプルなもの。どちらもエバニューのチタン製のクッカーを使い、風の影響を考慮して、あえて室内で実験開始!

ちなみに「ウインドマスター」の標準装備のゴトクは3本脚ですが、条件を揃えるためオプションの4本脚のゴトクを装着しています。

インテグストーブとウインドマスター
「インテグストーブ」の方が、早く沸騰した!

実験結果は、インテグストーブが2分ウインドマスターが3分で沸騰。というわけで、この実験では「インテグストーブ」の方が高火力という結果に!

インテグストーブ
インテグストーブ

念のためアルミクッカーに変えて検証も。火柱の長さも同じにして計測してみましたが、「インテグストーブ」が1分30秒、「ウインドマスター」が2分という結果。

やはり「インテグストーブ」の方が高火力と言えそうですが、スペック上の発熱量は同じのようです。

インテグストーブウインドマスター
3.3kW / 2,840kcal/h(IP-250T使用時)3.3kW(2,800kcal/h)

風に強いのは?

インテグストーブとウインドマスター

風のある山の頂上で、耐風性も比較してみました。

200mlの水をほぼ同じ熱量で同時に加熱してみたところ、両方とも2分で沸騰。ここは互角か!? と思いきや……

インテグストーブとウインドマスター

終わってみれば「ウインドマスター」の方が10秒ほど早いという結果に。

ウインドマスター

考えられる理由としては、噴射口とクッカーとの距離。写真のように「インテグストーブ」は噴射口とゴトクまでの距離があるので、熱が少し逃げてしまったのかもしれません。

インテグストーブ

こちらが「ウインドマスター」。炎とクッカーの底が近いですよね。微妙な違いではありますが、この結果から、風が強く吹き荒れる環境では「ウインドマスター」の方が沸騰スピードは早いかもしれません。

あくまで私個人による実験のため必ずしも正解ではないかもしれませんが、参考にしていただけたら嬉しいです!

軽量コンパクトなのは?

インテグストーブとウインドマスター

重量は「ウインドマスター」の方が67gと軽く、収納サイズも「ウインドマスター」は47×51×H88mmで、「インテグストーブ」は73×47×H101mm

サイズに関してはギリギリ500mlのクッカーにも入る「ウインドマスター」の方が、スタッキングもしやすく軍配が上がりました。

インテグストーブウインドマスター
100g67g
73×47×高さ101mm47×51×高さ88mm

他にもあった!細かい構造の違い

インテグストーブとウインドマスター

ガスの噴出孔は両方とも放射線形状ですが、その数は「インテグストーブ」の方が少ないようです。個人的な経験からは、少ない方がガスの噴出力が強く感じます。

インテグストーブ

また、点火装置が「インテグストーブ」の方がガッチリしていて頑丈な印象。スマートなのは「ウインドマスター」ですが、外側に通されている「インテグストーブ」の方が壊れにくそうですね。

価格の違いは?

インテグストーブとウインドマスター

「ウインドマスター」は8,965円で、「インテグストーブ」は9,900円。「ウインドマスター」の方が少しだけ安いですが、ここでポイントになるのが「ゴトク」

「ウインドマスター」の標準装備のゴトクは3本脚で、しかも小型サイズ。大型の4本脚にしたい場合は、別で買う必要があります。そのうえ脱着式なので、付け替える際にゴトクを紛失したり忘れてしまう恐れも……。

諸々を考えると、4つ脚の大型ゴトクが一体化している「インテグストーブ」の方がラフに使えるし、結果コストパフォーマンスも良いのではないでしょうか。

インテグストーブウインドマスター
9,900円8,965円

    SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310

    サイズ幅90×奥行117×高さ100mm(3本ゴトク使用時)
    収納時サイズ幅47×奥行51×高さ88mm
    重量67g(3本ゴトク使用時)
    発熱量3.3kW(2,800kcal/h)
    使用時間約1.5時間(SOD-725T使用時)、約0.68時間(SOD-710T使用時)

    「インテグストーブ」の気になる点

    点火装置の位置が…

    インテグストーブ

    通常、点火装置は火力調整用のツマミの横にあるパターンがほとんどですが、「インテグストーブ」に関しては横向きになります。

    点火装置はクッカーを置いてしまうと見えないケースが多いため、視認してなくても押せるポイントが嬉しいのですが、少し慣れが必要ですね。

    クッカーとの相性も要チェック

    インテグストーブ

    「インテグストーブ」のゴトクは二段階にサイズを変更することができますが、広くした状態だと小さなクッカーが傾いてしまいます。

    点火する前には必ず、クッカーに合わせてゴトクを調節しましょう。

    インテグストーブで、冬を乗り切る!

    ソロキャンプを楽しむ男性

    「インテグストーブ」はこれひとつで通年キャンプができるだけでなく、登山でも使用もできるオールマイティさもかなり魅力的でした。

    「ウインドマスター」と悩まれる方も多いかと思いますが、ゴトク一体型の「インテグストーブ」にしてみるのはいかがでしょうか?

      プリムス インテグストーブ P-157

      収納時サイズ7.3×10.1×4.7cm
      ゴトク径148mm
      重量100g
      出力3.3kW / 2,840kcal/h(IP-250T使用時)
      ガス消費量220g/h(IP-250T使用時)
      燃焼時間約62分(IP-250T使用時)

      ✔こちらの記事もおすすめ

      2 / 2ページ