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記事中画像撮影：筆者
キャンプでも手軽に揚げ物がしたい！
出典：PIXTA
酒飲みの筆者が大好きなのが、ビールやハイボール＋アツアツ揚げ物の組み合わせ。いかん、考えただけでも飲みたくなります。
でもこれって、キャンプでは一気にハードルが上がりますよね。必要な道具や手間を考えると、冷凍フライドポテトすら途端に億劫に感じます。
一気にすくえるフライヤー、かつメスティンに収まるコンパクトなタイプがあればだいぶ手軽なのに……。と以前、探したものの約4,000〜7,000円と、揚げざる1つにしてはなかなかのお値段。
出典：PIXTA
そしてメスティンでの揚げ物と言えば、油は少なく済むけど、小さすぎる＆底が浅いのが難点。
何回も小分けにして揚げるのがまず面倒。盛大に油跳ねもするし、天ぷらなどはすぐ沈んで衣が底にくっついて洗い物も増えるし……。
かといって大きな揚げ鍋は嵩張るし、何かスマートな方法がないかと悩んでいたわけです。
メスティンサイズの安価なフライヤー！
そんな折、和平フレイズ「ポコフリット 角型揚げざる」なるアイテムを発見！
こちら、わずか1,065円（税込/Amazonにて2024年11月時点）とお値打ちなうえ、「ラージメスティン」にジャストフィットするようなんです。
これならポテトも一気にすくえるし、レギュラーサイズメスティンでは小さすぎる問題も解決しそう……！ ということで、早速使ってレビューしていきます！
和平フレイズ ポコフリット 角型揚げざる
| サイズ | 幅34×奥行11×高さ12cm ざる内寸：18×9.5cm |
|---|---|
| 重量 | 130g |
| 材質 | ステンレス鋼 |
和平フレイズ「角形揚げざる」の何が良さそう？
サイズ感→〇
ラージメスティンにジャストフィット
大きすぎては嵩張るし、小さすぎてもむしろ手間が増える。キャンプで手軽に揚げ物できる条件はなかなかシビアです。
ですが34×12×11cmの「角型揚げざる」は、トランギア「ラージメスティン」にピッタリ！
これなら、フライドポテトなど一気にすくえるし、金網によって油跳ねも軽減しそう。あわよくば、衣の底つきも解消できそう……。期待値が上がります！
収納性→〇
ハンドルを畳めば丸ごと収まる
ハンドルは簡単かつしっかりと畳め、伸ばした際もカチッとロックがかかる安心構造です。ラージメスティンの中にも完全に収まり、収納＆携行時もスムーズなんですよね。
なおかつですよ、ざるの中に小物ギアもスタッキング可能です。入るものはさすがに限られますが、「あれどこ行ったー！」から解放されるのは嬉しいです。
上部はざるがこのぐらいはみ出ていますが、メスティンの構造的にこれでもピッタリと蓋は閉まりますね。まるであつらえたかのようなサイズ感です。いいですねえ～。
必要な油量→〇
小型ボトルでピッタリ揚げられる
フライドポテトぐらいなら、コンビニなどで買える350mlの油でちょうどよい量です。これ1本あれば足りるし、使い終わった油をボトルに戻すこともできるので、便利そう。
350mlの油を全部入れた様子がこちら。
ざるの真ん中近くまで油の高さが来ます。メニューによっては2本近くあったほうがいい気もしますが、フライドポテトなど衣もないものなら、これだけあれば問題ないでしょう。
早速ポテトを揚げると…うおお、簡単だ！
さっそくフライドポテトを揚げてみましょう！
油を入れたラージメスティンを火にかけ、数分経ったらざるを沈めて、冷凍フライドポテトを入れるだけ。
みるみるうちによい色に。特に持ち手も熱くなりませんし、油はねもほぼ気にならない……、と、なかなか優秀！
揚がったらザルをそのまま持ち上げるだけ。一気にすくえて油もキレイに切れます。もし油に浸かっていないポテトがあれば、この状態で少しざるを振ってから沈めなおせばOK。
キッチンペーパーを敷いたラージメスティンの蓋に、ザーッとフライドポテトを出して塩など振れば、油切りまでスマートに完結。このまま食べれば食器も不要です。
ちなみに「黒瀬スパイス」による味付けが、猛烈に酒が進みます。
さらにずぼらに、ざるから直接食べるのもアリです。冷めたらこのまま油に戻して揚げなおすなんてこともできるのは、ソロならでは。
片付けもとても簡単！
使い終わった油は、処理剤で固めて捨てるか、完全に冷ましてから漏斗など使ってボトルに戻せばスッキリ片付きます。
昨今油も高いので、筆者はついつい回収しちゃいますね。
筆者は、お湯が出ないキャンプ場だと、洗い物は割り切って持ち帰ってからやる派。なのであとは、メスティンとざるの油をキッチンペーパーなどでよくふき取り、フタをすれば完了です。
ちなみに、ざるはステンレス製なので、スポンジ＋洗剤＋お湯で汚れは簡単に落ちますよ。
ほかの揚げ物もいろいろ試してみた！
揚げざるの利便性を探るべく、他の揚げ物にも挑戦してみましたよ。ざるの利点は他でもかなり有効で、とにかくラクでした！
冷凍餃子｜高さがあるから油を多めに
冷凍餃子はそのまま揚げることで、おいしいサックサクの揚げ餃子になります。
フライドポテトより高さがあるので、油は500ml程度はあった方がいいですね。当然、油切りはラクだし、冷食ならではの油跳ねが激減するのもフライドポテト同様と、実にスムーズです。
鶏の唐揚げ｜衣の底つきナシ！
底の浅いメスティンでは、鶏の唐揚げやてんぷらなど、液体状の衣をまとわせると、衣ごと底に貼りついて焦げつきがちです。
その点、揚げざるを使えば大分難易度が下がります。衣が貼りつくのはざるまでなので、焦げ付きにくくなるし、油から取り出してトングなどで慎重に剥がせるからです。
揚げ物の温めなおし｜カリッカリで最高！
いろいろと試す中で効果的だったのが「揚げ物の揚げなおし」です。
スーパーなどで買ってきた総菜のフライドチキンなどを熱した油にドボン。温まるだけでなく、表面もカリッカリになります。大きいものも裏返せばOK。
これだけでぐーんとツマミがグレードアップしますよ。
セットで揃えたら自宅でもめちゃ便利
出典：和平フレイズ
実はこの「角形揚げざる」、そもそもメスティン用ではないんです！ 「ポコフリット」シリーズという名前で、自宅用のコンパクトなセットが展開されている商品なんです。
出典：和平フレイズ
コンパクトな揚げ鍋、アミ、トレー、温度計などがラインナップし、セットパターンも豊富。全てが揚げ鍋に収まるのでコンパクトに収納できて便利です。
もし今、メスティンは持っていないのであれば、この「揚げ鍋」をセットで購入し、キャンプと自宅で兼用するのもアリですね。
気になる点もなくはない
強度やディティールはそれなりかも…
使い込んでいくうちに気付いたのは品質面。特に曲げた記憶もないのに、こんな感じにグニャリとしていました。加熱のせいですかね。
ステンレスなので、汚れなどは落としやすいのですが。
Amazon等の商品レビューでは、この折り畳み用金具が故障したケースも見かけました。
なので、そこはやはりお値段なりということで、なるべく慎重に取り扱うのが良さそうですね。
和平フレイズ ポコフリット 角型揚げざる
| サイズ | 幅34×奥行11×高さ12cm ざる内寸：18×9.5cm |
|---|---|
| 重量 | 130g |
| 材質 | ステンレス鋼 |
「角型揚げざる」ならキャンプでの揚げ物がめちゃスムーズ！
このフライヤー。まあただの揚げざるではあるものの、トングがいらなくなったり、油切りが簡単になったりと、メリットは大いにあります。
「メスティンって揚げ物専用だったっけ？」と思えるぐらい楽になります。そしてメスティンでの揚げ物が簡単になると、本当に気軽に揚げ物ライフが楽しめちゃうんですよね。
この簡単さはクセになります。お安いですし、ぜひお試しください！
