Renovan Japan代表の松尾 颯さん
プロフィール
株式会社Renovan Japan代表松尾 颯さん(車中泊歴5年)
インスタアカウント:@campingcar.hayato
理学療法士、映像作家、そしてバンビルダーと多彩な経歴を持つ松尾さん。2024年に入り株式会社Renovan Japanを立ち上げ本格的にバンビルダーとして活動しています。
松尾さん
もともとは映像を撮影するために遠出することが多く、自分のバンを改造し車中泊仕様にしたのがスタートでした。いまのクルマで二代目となりますが、車高の高さと派手な見た目が気に入っています
愛車はTOYOTA「ハイエース」
赤と黒の派手な見た目のハイエース。なかなか一般道で見ることがないタイプですが、それもそのはず、なんとこちら元々は消防車として走っていた一台だそうです。
松尾さん
クルマの上にあがることが多々あるのでとりあえず車高の高い一台が良く、“働くクルマ”とかいいな〜と思っているときに見つけ、即断即決でした。
その前がシルバーのクルマに乗っていたので赤い車体が新鮮でしたね
登ることが多いというルーフには、消防車だった頃の名残が。
松尾さん
ルーフには消防車時代を物語る回転灯がついています。ルーフキャリアを載せているので大分目立たなくなりましたけど、象徴的なパーツなのでそのまま残しています。車高が高いので、撮影するときは「足場」としても重宝しています
サイドにはオーニングと思いきや、なんとスクリーンが。車両展示イベントの際に、度々上映することもあるとか。
松尾さん
これも車高が高いがゆえに可能なカスタムです。映画を放映していると気がつくといろいろな人に囲まれていて、その時間がなんとも楽しいですね。もちろんプライベートでも重宝しています
仕事にも遊びにも順応する仕掛けがたくさん。
松尾さん
どうやったら過ごしやすいかということを念頭に全部自分で考えて組み上げました。自分のクセみたいなものを反映してアップデートしていったので、どれも非常に使いやすいです。
居住性が高くなると必然的にクルマにいる時間が多くなりますね
車中泊に欠かせない、マイベストギアたち
バンキャンプスタイルを発信する松尾さんが、車中泊のときに必携というアイテムを聞きました。車中泊ライフが便利にそして楽しくなる秘訣が詰まっています!
調理を簡潔にする道具その1
松尾さん
メスティンさえあればいいんじゃないか?ってくらいメスティンって万能ですよね。
米を炊くのはもちろん、炒め物、煮物なんでも作れます。ちょっと珍しいブラックカラーがシックで気に入っています
調理を簡潔にする道具その②
松尾さん
もうひとつはスノーピークのフラットバーナーです。これとメスティンさえあれば車中泊調理は超簡単。あまりに便利すぎて引き出し式の棚にはめ込んじゃいました。
ここで使う分には車内ではなく屋外での使用になるので安全面も問題ないです
よく寝るために欠かせないもの
松尾さん
ちょっと分かりにくいかもですが、クイーンサイズのマットレスも欠かせないアイテムです。車中泊だから睡眠環境を妥協するのではなく、車中泊だからこそ睡眠環境を高めたく、こだわりました。Amazonですけど(笑)。
これを敷いてからというもの寝過ごすことが増えたのが悩みの種です
ツールBOXを収納棚にアレンジ
松尾さん
こちらもAmazonでまとめ買いしたツールボックスを、直にネジ止めして使っています。ポイントはバックルで止められること。これがないと移動中にパカパカ開いちゃうので。
ただどこに何を入れたか忘れちゃうのが悩みの種その2です(笑)
消防車には欠かせないアイテム
松尾さん
消防車なので消火器は必須……ということで消火器型の水鉄砲を置いてます。規模によっては消火もできるかもしれません(笑)。見た目のチープさも可愛げがあって気に入っています
車中泊欲を焚き付ける一台
消火を仕事としてきた消防車を相棒に、超快適な一台を作り出した松尾さん。その車中泊にかける情熱がそのまま仕事に繋がり、そしてライフスタイルへと昇華していました。
次回はどんなクルマとどんな人に出会えるのか、お楽しみに!