記事中画像撮影:筆者
食べカス、ホコリ、ワンコの毛…
細かい場所の汚れ、なんとかしたい
子供もワンコもいる我が家。当然、楽しいファミリーキャンプの際も、車内は食べカスやワンコの毛で汚れまくり……。
車を買い換えてすぐ、さまざまな便利グッズで汚れ対策をしっかりと講じたものの、悲しいかな、それを上回る汚れっぷりでして。
毎回掃除機では大掛かりだし、気づいたときにササッとキレイにできたらいいのですが。
もう1つ気になるのがギアの汚れ。こっちも結構深刻です。けれど、細かい部分に詰まった汚れやホコリはなかなか取りづらく、キャンプ中はついつい目をつぶりがちです。
画像はZENcamps「アッシュキャリー」ですが、こういう焚き火周りのギアは特に灰でひどく汚れてしまいますよね。
PC用のジェルクリーナーが使えそう!
出典:Amazon
そんな折、ふと職場で目に留まったPC用のジェルクリーナー。いわゆる玩具の「スライム」みたいなもので、細部の汚れまでしっかり吸着してくれるアイテムです。
繊細なPC用ゆえ、自動車やキャンプギアの細い部分の汚れにも使えるのでは? と閃きまして。
今回は、このスリーピース「スライムクリーナー くるペタくん」を使って、車内の汚れやキャンプギアの細部など、綺麗になるのか試していきますよ!
スリーピース くるペタくん 80g×5袋
重量 | 80g |
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「スライムクリーナー くるペタ君」
はこんなアイテムだ!
中味はまんま「スライム」な大容量80g
いざ、開封の儀……! パッケージから取り出してみると、中味はまんま「スライム」といった感じですね。子供が絶対喜ぶやつです。おじさんも童心に帰りそう。
手に持つとズシリとくるほど大きい大容量80g。というか、とりあえずこの感触が懐かしい! スクイーズ的な癒やし効果もあるのか、とにかく持っていて楽しいです。手になじむ。
ともかく大きいんですよ。大きいと、それだけあちこちキレイにできますからね。期待はできそうです。
そのまま使えるコンパクトなパッケージ
パッケージに目を転じると、開口部がジップロック式になっており、開封後も保管ケースとして使えるのが便利そう。
子供用のスライム玩具だと、フィルムケースの大きいやつみたいなかさばるケースが多いのですが、これは実用的です。
パッケージサイズは未開封状態で16.7×11cm。荷物の隙間に収まり、気になったらサッと取り出して使えるサイズ感ですね。
掃除機などと違って大がかりにならず、アウトドアシーンにもピッタリです。
隅々までキャッチ&消臭+抗菌+防虫も
出典:Amazon
「くるペタくん」ならではの特徴は、より柔らかなジェル状素材で、細かい凹凸や隙間など隅々まで入り込み、他社製品では取りきれないゴミやホコリまでしっかりキャッチしてくれるそう。
さらにすごいのが、ハッカ由来成分の配合により消臭+抗菌+防虫ができることです。防虫までできるなら、よりキャンプ向きかも。
消臭効果が発揮されれば、気になる車内のニオイや焚火臭のついたギアにもピッタリです。
ベタつかず薬剤が残らない
もうひとつ、アウトドア向きなのが、素材の吸着力のみによるクリーナーのため、水や洗剤が不要なこと。薬剤などの痕跡も残らないから、安心してさまざまな場所に使えるようです。
実際に触ってみても、無駄なベタ付きがいつまでも残るようなことはありませんでした。
洗浄不要で繰り返し使える!
これはスライムクリーナー全般に言えますが、「くるペタくん」は洗浄不要(むしろ水は厳禁)で、ついた汚れは内側に丸め込むことで繰り返し使えます。
80gの大容量なことに加え、粘着力が完全になくなるまで何度でも使えるわけです。1個あれば相当使えそうです。
早速、車内のあらゆる場所に使ってみた!
いざ、子供&ワンコが無慈悲に残した汚れに立ち向かってみます! なにやらスライムだけを仲間に連れて魔王を退治しに行くような気分……。
まずは隙間の代表格シフトレバー周り
やはり、気になるのはホコリや食べカス、そしてワンコの毛。これらが隙間の奥に挟まって取りにくい場所の代表格が、シフトレバー周辺です。
スイッチ類も多く、凹凸が多い面倒な箇所。ここに「くるペタくん」をべたッといってみます!
BEFORE/AFTER
使用前・使用後の比較がこちら。見るからにゴミがなくなっているのがお分かりでしょうか?
「くるペタくん」をゴロゴロと押し転がすように伸ばすだけで、力もいらず、あっという間にキレイになりました!
汚れが付着した表面はなかなかの状態に。他の手段では難しい、シフトレバーの布地の所もきれいに汚れが吸い付きます。
シート周りの細かい部分は…
BEFORE/AFTER
お次は、ウチの子が占領しがちな助手席シート。得体のしれない食べカスに加えてワンコの毛と、頭が痛くなるレベルの惨状ですが、ここにも「くるペタくん」をコロコロ。
シートにベタッと貼りついてしまったような汚れは取り切れないものの、かなりキレイになりました!
ダッシュボード周りも簡単!
BEFORE
AFTER
最後はダッシュボードのセンターとその下段。ここはスマホの充電などもできるスペースです。トレイは脱着可能なんですが、毎度外して掃除するのも面倒でついつい放置気味に。
しかし、「くるペタくん」を転がすだけならむしろ楽しいぐらい! もちろんかなりキレイになります! ここは効果が分かりやすく、いい感じにスッキリしました。
キャンプシーンでもいろいろ使ってみた!
今度はキャンプで「くるペタくん」を使ってみます。キャンプでは「思い立ったらすぐ掃除」ができるのがかなり便利な感じですよ。
インナーテントのフロア
BEFORE/AFTER
汚れやすく、しかも掃除しにくい代表格と言えば、インナーテントのフロア。逆さにしてはたくのもなかなか難しいサイズ感ですよね。
ちょっと「くるペタくん」には広すぎる範囲ですが、気になるところを集中的にキレイにするには便利でした。
キャンプギアやケースにもペタペタ!
アッシュキャリー
冒頭にもお見せしたZENcamps「アッシュキャリー」。火消しツボと炭入れを兼ねたギアですが、入れるものが入れるものだけに、まあ汚れがブッチギリにひどいのです。
これも「くるペタくん」で表面をペタペタやっていくと、おお、艶まで蘇りましたね! ニオイも心なしかスッキリしたような。
ギアケース
よく分からないのですが、ギアケースにもワンコの毛がよく溜まっているんですよね……。こういうケースの隅っこのほうは「くるペタくん」の出番でしょう!
めちゃくちゃキレイに……とはいきませんでしたが、なんとか見られるレベルにはキレイになりました。ケース裏のファブリック地のテクスチャはちょっと苦手だったみたいですね。
気になるところもなくはない
液体は絶対NG、そして乾燥や熱もNG
さっと取り出しすぐ掃除できて便利な「くるペタくん」ですが、内部に含む水分量が吸着力に大きく影響するらしく、余計な水分が付着したり、逆に乾燥しても使えなくなってしまうという欠点があります。
使用前には手の水分をきれいにふき取り、使用後はパッケージに入れてチャックをしっかり閉じて乾燥を防ぎましょう。
そして熱によっても劣化するもよう。……となると、寒い時期以外は車内に置いたまま保管ができないので、ここはかなり残念ポイントです。
オールシーズン車内に常備できれば、気づいたときにササっと使えて便利なのですが。
粘着力にも限界が。不得意な汚れも
いろいろと試したところ、ファブリック地の汚れや、貼りついた食べかすなどはあまり取れませんでした。
また、画像のような広範囲の凹凸の中の乾いた土汚れなども難しい様子(左下の黒い部分が「くるペタくん」での掃除後)。
「くるペタくん」は、粘着力がそこまで高くないんですね。得意なのは、狭くてつるつるした場所。そして“貼りついていない”ホコリや動物の毛、という感じです。
ちぎれることもあるので注意!
商品ページには「エアコンの送風口など奥まで押し込みすぎたり、雑に転がしてしまうとスライムがちぎれたりして取れなくなるケースもある」という注意書きがあります。
取れなくなってしまうと機器の故障にもつながります。やはり柔らかい素材ということに十分注意が必要ですね。
特有のミント臭は好き嫌いが分かれる
Amazonレビューで散見されたのが「特有のミント臭が気になる」というもの。
実際に本体や使用した場所の臭いをかいだところ、う~ん、スライム特有のケミカルな香りをミントで消そうとするも、あまりうまくいっていない感じ? 好き嫌いは分かれる気がしますね。
あと、触った感触は「いつまでも残るわけではない」のですが、触ってすぐはなんとなく不快感があるかもしれません。
「くるペタくん」なら、遊び感覚で汚れを落とせる!
ものすごくキレイになると断言はできないものの、何より使っていて面白いんですよ、これ。童心に帰ります。汚れをみつけるとつい「くるペタくん」で掃除したくなっちゃうのです。
自動車、キャンプ、オフィスまで、目につくところに「くるペタくん」があると、どんどん周りがキレイになる気がします。
遊び感覚で掃除ができる道具ってなかなかないので、ぜひ試してみてください。