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【たったの50g】親指サイズだけど1200ルーメン!?しかも防水・耐衝撃でレベチなやつが誕生していた

小さなLEDライトは明るさを犠牲にしているイメージですが、もはやキャンプでも重宝するんじゃ? とワクワクするハイパワーモデル「M23R」を発見! 親指サイズ、50gの軽さで1,200ルーメンってスゴすぎる…

目次

記事中画像撮影:筆者

親指サイズで1,200ルーメンは驚き…

グーにした手からM23Rが出てくる

手のひらサイズのライトって明るさを犠牲にしているイメージがありましたが、もはやキャンプサイトのメインで使えるのでは……? と期待せずにいられないハイパワーモデルを発見!

M23Rを親指と比べる
サイズは約6.3×2.2×2.2cm

親指サイズの小ささなのに、なんと明るさは1,200ルーメン。それでいて重さは、内蔵バッテリー込みで約50gと卵1個分ほどの軽さ!

このサイズでこのスペックって、もしや業界トップクラスなのでは……?

M23Rの重さ

しかも値段がそこまで高くないという点もグッとくる……。

というわけで、キャンプの明かりとしても期待できる「M23R」の特長を徹底的に調査。テントでも役に立つのか? ファミリー用テントで検証しながら、定番のゴールゼロとも比較してみましたよ。

【ここがスゴい】M23Rの推しポイント

M23Rの本体とパッケージ

このライトの正体は、ここ最近LEDライト業界で急成長している「CYANSKY(シアンスカイ)」というブランドのもの。

で、このモデルは今夏に登場した「M23R」。M23Rには色温度の違うモデルがあり、スマホのフラッシュライトのようなパキッとした白さの6500K、そして目に優しい温白色の4000Kの2つがありますが、筆者は6500Kをチョイス。

M23Rの付属品

付属品として、クリップ、調節ストラップ、充電用のUSBタイプCケーブル、替えのOリング2つが同梱されていました。

そんなM23Rの推しポイントをまとめてみました。

特長1|照射モードは全9パターン。最大は1,200ルーメン

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出典:makuake

基本の点灯モードは、LOWMEDHIGHTURBOECOの5つ。そこに点滅のSTROBOなど4つのエマージェンシーモードが加わり、全9パターンから選ぶことができます。

明るさのモード変更
出典:makuake

スイッチを1回押すとLOWモード。そのままスイッチを長押しするとMED→HIGH→LOWモードと切り替わり、明るさが選べます。

一番明るいTURBOモードは、オフの状態からダブルクリック。3回クリックすると、点滅のSTROBOモードに。一瞬でパッと1,200ルーメンの明るさを出せるところが使いやすい!

M23Rとゴールゼロのライトハウスマイクロフラッシュの明るさ
MEDモード(120ルーメン)と、ゴールゼロのライトハウスマイクロフラッシュ(150ルーメン)

ちなみに、MEDモードは120ルーメン。キャンパー御用達のゴールゼロ「ライトハウスマイクロフラッシュ」が最大150ルーメンなので、フラッシュに近い明るさがあります。

▼M23Rの各モードの明るさと点灯時間

照射モード(白色)明るさ点灯時間
LOW25ルーメン20時間
MED120ルーメン4時間
HIGH350ルーメン1.5時間
TURBO1,200ルーメン50分
STROBO1,200ルーメン表記なし
ECO(手元を照らすときに)2ルーメン150時間
SOSモード120ルーメン表記なし
照射モード(赤色)明るさ点灯時間
通常点灯5ルーメン7時間
フラッシュ点灯5ルーメン14時間

▼小型ライトとしては超超明るいクラス

一般的に「小型の懐中電灯は400ルーメンを超えるとかなり明るい」、「1,000ルーメンあればキャンプでのメインライトとして活躍する」と言われているので、M23Rはどちらも兼ね備えているといえます。

ただ、筆者は懐中電灯としてだけではなく「キャンプでもランタンのひとつとして使えたらいいな〜」と思っていたので、その軸で考えると照射時間がちと物足りないところ……。

なのですが、実際に4人用テントのなかで使ってみたら、20時間もつLOWモードでも視認性はよかったので、実践したみた様子は後ほどご紹介するとします。

▼あると地味に便利な「赤色灯」も

白色と赤色の光源

ちなみに、M23Rはパキッと明るい白色ライトに加えて、夜間での視認性を上げる赤色ライト、いわゆる赤色灯も搭載。オフの状態から長押しすると、赤色灯モードが点灯します。

赤色灯をリュックに取り付けている
赤色点灯モード

キャンプシーンではあまり出番がないかもしれませんが、夜歩くときにバッグにつけたり、ベルトループにつけたり、夜道での視認性を高めたいときに便利なんですよね。

特長2|広角で、遠くまで照らせる

分度器で120度

照らせる角度は120度。こうして分度器で見てみると、なかなかの広範囲を照らし出せることがわかります。

テーブルに置いて明かりが伸びている
HIGHモード

さらに照射距離は110mとのこと! かなり遠くまで照らすことができるようなので、仕事の帰り道やワンちゃんの散歩でも頼りになってくれそう。キャンプなら夜トイレへ行くときなんかに便利ですよね。

これも後ほどテントのなかに吊るしたり、夜道を照らしたりして、その実力を検証していきます!

特長3|防水・防塵性が最高スペック

雨のなかで照らしている
TURBOモード

防水性と防塵性もばっちりで、どちらもスペックは最高等級の「IP68」とのこと。日常の雨や雪は問題ないので突然の雨でも安心ですし、なんなら水洗いもできちゃうくらいの高い防水性です。

さらに高水準の防塵性もあるため、アウトドアで使っても壊れにくい設計。

テーブルにゴールゼロとM23Rを並べている

ちなみに、ゴールゼロ「ライトハウスマイクロフラッシュ」の耐水規格はIPX6。横殴りの暴雨から保護できるスペックなので雨キャンプでも安心なのですが、防塵性の記載はなく……。

なので、M23Rはより故障しにくい構造というわけですね。

特長4|ハードな使用でも安心のタフさ

ボディの素材感

ボディは、航空宇宙精密機器などの分野で広く使用されている頑丈なアルミニウム合金素材が使われています。

うっかり地面に落としてしまっても心配無用。2mの落下テストもクリアしているとのこと!

特長5|フル充電までたったの2時間

付属のUSBType-Cケーブルで充電中
クルマのシガーソケットからも充電できます

M23Rは充電式で、付属のUSBタイプCケーブルで充電できます。フル充電までにかかる時間も約2時間と、意外と短いところもよかったポイント。

M23Rのバッテリー

小さいライトは埋め込み式の充電池を採用するモデルが多いなか、M23Rは800mAhのリチウムイオン充電池(16340/3.6V)が使われていて、バッテリーは簡単に取り外せます。

古くなったら市販のリチウムイオン充電池と交換できるため、永く使えるところも◎。

【実力を検証】テントのなかで使ってみた

ワンポールテントに吊るしてみる

クリップつけてテントに吊るしてある

120度の広角照射ができるということなので、実際に4人用のワンポールテント内に吊り下げてみました。

なお、M23Rには付属品として「クリップ」と「調節ストラップ」が付属しているので、それらもうまく活用して、テントのなかで使っていきたいと思います。

クリップと調節ストラップ

まずはMEDモード(120ルーメン)で点灯してみましょう。

120ルーメンのMEDモード
MEDモード

広角ということもあってか、MEDモードの120ルーメンでも卓上をしっかり照らせて、テント内をぼんやり照らすには十分な明るさ!

むしろ卓上をさりげなく照らすくらいだったら25ルーメンのLOWモードでも不自由はなかったです。

各モードの明るさ
明るさ比較

MEDモードの点灯時間は、4時間。ざっくり18時〜22時までと考えると、日の長いシーズンなら就寝時間まではもちそうです。

そして最後に、一番明るいTURBOモード(1,200ルーメン)だとどのくらいの明るさになるのか、やってみると……

各モードの明るさ

TURBOモードはさすがに、ま、眩しいっ……。もはやタープの下でもこれ1本でまかなえそうなくらい、めちゃくちゃ明るかったです!

夜道も照らしてみたら…

夜道を照らしている
TURBOモード

本来M23Rはランタンとしての用途ではなく、懐中電灯として足元や夜道を照らすことに長けているだけあって、照射距離は110m! 小さいながらもハイパワーです。

街灯のない真っ暗な場所も、遠くまではっきり照らせて視界良好。とくにTURBOモードは強力な照射で、仕事帰りの暗い道も安心感が高かったです。

こんな取り付け方ができます

1|マグネット内蔵だからクルマや金属に

マグネットでリアゲートに取り付けている
MEDモード

底面にはマグネットが内蔵されているので、クルマや金属製のものに吸着OK。我が家の駐車場は地下にあって暗いので、荷物の積み込みがしやすくなっていいなと。

M23Rを車体につけている

もちろん車体にもくっつけられるので、車中泊のときなどテーブルとチェアをさっと出して外でひと休憩、なんてときにも役立ちそうです。

マグネットは強力で、しっかり吸着。磁石が弱いと地味にストレスなんですが、金属製のカラビナにもこの通り!

ランタンハンガーに磁石でくっつけている

ランタンハンガーにもピタッとくっ付くところも◎。

2|クリップは帽子やカバンに

クリップがはどちらからも差し込めるしくみ

専用のクリップは、どちら側からも差し込める双方向タイプ。

クリップで帽子につけている

帽子のツバにつけておけばヘッドランプの代わりになって、キャンプ中も手元が明るく照らせて快適でした!

3|手持ちのときはストラップが便利

ストラップを装着した状態

クリップ+ストラップをつけておけば、ハンディライトとして使いやすくなります。

ミニマムなギアの弱点は「どこにやったっけ…」と迷子になりやすいことですが、クリップとストラップのおかげで目の付くところに装着しておけるところも、使い勝手のいいポイントですね。

「持ち歩ける1,200ルーメン」は心強い

CYANSKYのM23R

欲をいえば、1,200ルーメンのTURBOモードの点灯時間がもう少し長ければ「キャンプでのメインライトとしてタープ下でも快適なのにな〜」と思いましたが、一般的にルーメンの値が大きいほど本体は大きくなり、電池消耗も激しくなるものなので、この小ささを踏まえると、持続時間が短いのは仕方がないのかも。

逆にいえば、1,200ルーメンの明るさが親指サイズで持ち歩けるのは唯一無二ということ!

コップにM23Rを入れてペットボトルランタンにしている
LOWモード

ペットボトルランタンにも活用できるので防災グッズとしても頼りになります。

コスメ感覚で持ち歩ける高機能なLEDライト、一度使ったら……手放せなくなっちゃいました。

▼CYANSKY「M23R(6500K)」の詳細はこちら

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