いざ!ラーメン調理を開始

発熱剤をクーラーバッグのボトム中央に設置します。

「Ramen Pan Plus」にラーメンと水を規定量入れて、UPCにセットしたら……

クッカー内に入らないよう注意しながら、水80ccをクーラーバッグの底面に目掛けてそっと入れていきます。
ここで「水を入れてからクッカーをのせた方が、やりやすいのでは?」と思いますよね。ですが、「モーリアンヒートパック」の公式サイトによると、発熱剤の上に食品を置いた後に水を入れるのが正しい使用手順の模様。多少のやりにくさは感じつつ、慎重に注ぎ入れました。

ジップを5cmほど開けて蒸気を逃がしながら待つこと少々。グツグツしだしたなと思ったら、湯気が出てきました。
ヒートパックの加熱時間は15分とのことだったので待っていたのですが、その間「別の場所に運びたい」と思い運んでみました。

すると底面はそこまで熱くなく、難なく持ち運ぶことができました。ハンドルがあると、こんなシーンでも便利です!

「クーラーバッグから湯気が出る」というとても不思議な光景が目の前で繰り広げられておりますが、果たして本当にラーメンはできるのでしょうか?
できた!お味はいかに…?

完成しました。できあがった感じは普通に作るチキンラーメンと違いはありませんが、味はどうでしょうか?



しっかりラーメンができております! アツアツで美味しいチキンラーメンを食べることができました。が……ちょ~っと麺が伸びてしまっているような気も。
ここで忘れていたのが、チキンラーメンは3分でできるということ。15分というのは他のラーメンを基準にした時間設定なので、チキンラーメンはその3/5の時間で良かったのでしょう。次回は9分待機でやってみます!
使い終わったあとは?

使用後のフライパンは、底が少し白くなっている感じ。そんなに気になる汚れでは無いですが、1回目でこれだけ白くなりました。

残ったお湯に関しては水道に流して大丈夫のようなので、水道へ。
また、使用後の発熱剤はパンパンに膨らんでいて、触るとほんのり熱い。しっかり冷めたのを確認してから燃えるゴミとして捨てましょう。
使ってわかった!「2つのメリット」
調理時に、風による影響が無い

一番大きなメリットだと感じたのは、熱源がバッグの中で完全に覆われることになるため、風による影響がほぼないことです。
山の頂上や稜線だったり、高原での調理となるとどうしても風の影響を受けがちなので、非常に助かる!
火を使わないという安心感

火が出るような調理方法ではないので、バーナーやコンロほど使う場所を選ばないのも大きな魅力。これならテント内での調理もできます。
また、一酸化炭素中毒になる心配もないので車内や室内での調理もしやすく、お手軽なのも◎。安心して調理ができます。
使う上での注意点
発熱剤は多めに用意しておくと◎

発熱剤を含む加熱パックはAmazonなどの通販サイトで簡単に入手できるものの、スーパーやホームセンターなどではなかなか入手できませんでした。
前日に「あ! ヒートパックが欲しい!」と気づいてもすぐに入手できないので、そこは残念でした。念のため多めに調達しておくと良さそうです。
火傷しないよう、少し開けて蒸気を逃がすのを忘れずに!

加熱中は火傷をしないよう、ジップを5cm程度開けて蒸気を逃がすように。蒸気にも触らないようにしましょう。
山でも防災にも使える!

今回は、ちょっと珍しい調理システム「UPC Ramen Pan Case High」を使ってみました。キャンプでも使うことができますが、日帰り登山のご飯や車中泊でも使える便利なアイテム。防災の備えとしても心強いですね。
みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか?
ZEROGRAM Ramen Pan Plus + UPC Ramen Pan Case High