浜通りで体験したい5つのこと
浜通りには海が近いエリアならではのグルメやアクティビティが満載。
キャンプの合間や最終日に立ち寄りたい5つのスポットを、編集部の林と伊藤が実際に体験してきました。
常磐ものの海鮮を「浜焼き」で
相馬市にある松川浦(まつかわうら)は、各旅館の軒先で行われる「浜焼き」が名物でした。
震災の影響でその食文化は一時途絶えてしまいましたが、2021年に地元の有志たちの力で復活。「常磐(じょうばん)もの」と呼ばれる美味しい海の幸を味わうことができます。
林
炭で焼いているから、表面がパリッと、中はふっくらとした食感に仕上がってますね。秘伝のタレが絶品!
馬に乗って海辺をお散歩
浜通り北部の相馬地方は、1000年以上の歴史を持つ祭典「相馬野馬追(そうまのまおい)」が有名なエリア。街の名前が示す通り、馬との関わりが深いこの地域では、太平洋を眺めながらのホースライディングが楽しめます。
「Horse Value」が提供するこのサービスでは、元競走馬に乗ってビーチや街中をお散歩できます。小さなお子さまは抱っこして同乗も可能です。(3歳以下は無料)
伊藤
海辺の開放感はたまりませんね!
砂の上を歩くので、振動も少なくて乗り心地も良かったです。本当に優雅な時間だったな〜
海辺の絶景サイクリング
いわき市の海岸線を結ぶ「いわき七浜海道」は約53kmのサイクリングルート。
復旧・復興事業により整備された防潮堤を活用したルートが中心で、広大な太平洋を眺めながらのサイクリングが楽しめます。
今回は七浜街道の真ん中にある「新舞子サイクルステーション」でクロスバイクをレンタル。ガイドスタッフにおすすめルートを伺い、塩屋崎灯台までサイクリングしてきました。
林
とにかく気持ち良い!! 視界いっぱいに広がる海の開放感が最高でした。
防潮堤を活用したサイクリングコースは車が通らないから安全だし、平坦なので初心者でも走りやすかったです
複合災害を学ぶ「ホープツーリズム」
福島県は世界で類を見ない複合災害(地震、津波、原子力)を経験した唯一の場所です。
その教訓などから、未来に向けて視野を広げ、自分事としてどう活かすのかを探究・創造するのがホープツーリズム。福島でしかできない体験のひとつです。
「東日本大震災・原子力災害伝承館」は、未曾有の複合災害を経験し、復興への道を歩んできた福島の記録と記憶を未来につないでいくホープツーリズムの中心施設。
原子力災害に関する展示や、被災者が語る講話を通じて、防災・減災に役立つ情報を発信しています。
伊藤
災害直後の壮絶な状況や復興の道のりなど、ニュースでは分からない、ここで初めて知ることもたくさんありました。
胸が痛む場面もあったけど、防災のために活かせる気づきもあって。過去の教訓を学ぶことって大切だなと感じました
お土産はイケてる酒蔵の美味いお酒
左:COEDOビールとのコラボ「Camouflage」中央:仁井田本家とのコラボ「五香梅」 右:日本在来のホップを使った「水を編む -アグリロード-」
お酒好きにぜひ訪れてほしいのが、ジャンルの垣根を超えた自由な酒作りを行っている「haccoba」。震災後に一度人口がゼロになった南相馬市の小高区に2021年誕生した酒蔵です。
日本酒の発酵過程でさまざまな原料をブレンドした、個性的な酒造りが特徴的。ホップを加えた定番のクラフト酒に加え、異業種とのコラボ酒も数多くラインナップしています。
常磐線のJR小高駅舎内には、元駅長室をリノベーションしたというユニークなショップを設置。その時期のおすすめを試飲することもできます。
林
新作の「水を編む -アグリロード」を買って帰ったんですが、白濁した微発泡のお酒で、すごくスッキリして飲みやすかったです。
二重のラベルを剥がすと詩人の歌が現れるというギミックも最高!
浜通り、まずは一回行ってみて!
降雪が少なく、一年中キャンプを楽しむことができる福島県の浜通りエリアは、これからの季節にもぴったりのキャンプ地。
アウトドアを満喫するのはもちろん、日常を見つめ直すきっかけとして、浜通りへ訪れてみてはいかがでしょうか? そのポテンシャルは無限大です。
Sponsored by 福島県 観光交流局 観光交流課