いいんだけど、な~んか普通
いつものように焚き火台で火を起こし、食材を網にのせて焼く。間違いなく美味しい。それはそれでいいんですが、何回か繰り返しているうちに物足りなくなってきませんか!?
「このルーティン化された焚き火調理を打破できる、おもしろグッズはないものか」とリサーチした結果……
ジャーン!いいもの見つけました
みなさん、何だか分かりますか? 3つの穴が空いたパネルに、チェーンの先端には何やらフックのようなもの……。
お察しのイイ方なら使い方まで見当がついているかもしれませんが、コレこそが焚き火調理を奥深く楽しめるユニークグッズ。さっそくフィールドへ繰り出し、脱・マンネリしてきました!
SUNDICK トライポッドリング
コネクター金具長さ | 85mm |
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孔径 | 28mm |
重量 | 92g |
材質 | ステンレス |
実際に使ってみた
全貌は写真の通り。用途はズバリ、木枝でトライポッドが作れるというアイテムです。アウトドアアクセサリーを展開するブランド「SUNDICK」の商品で、携帯しやすいよう専用のポーチ付き。
メインパーツはステンレス製のため、耐食性と耐久性に優れています。ちなみに私、Amazonでポチッと購入しました。お値段は約900円とお手頃! アウトドアブランドのトライポッドを買うのと比べると、かなり安価にすみますね。
では、さっそくキャンプ場でレビューしていきます。
このアイテムの最大の要は、適した木があるかどうか…!
用意するのは、トライポッドの脚となる「3本の木枝」。……気軽に書いてしまいましたが、正直トライポッドリングを入手する以上にハードルが高く感じる方もいるのでは(汗)?
とは言え、これぞ脱マンネリへの道。キャンプ場で調達するのも一つの手ですが、設備の行き届いた施設ではなかなか見つけることができないので、前もって準備しておくのが得策です。
※自然木を伐採するのは、ルール違反なので絶対に控えてください。またキャンプ場に落ちている木枝を拾って使用する場合は、管理者に事前に確認しましょう。
木枝の選び方を、以下にまとめてみました。
「木枝」選びで重視すべき、3つの要素
・パーツ穴が28mmなので、それ以下の太さの木枝であること
・木枝が耐久性に大きく関わってくるので、細すぎる木枝は避けるのがベター
・木枝の長さは、120〜150cmあること
組み立ててみる
筆者は運よく理想的な3本を見つけることができたので、さっそくセッティング開始。組み立てるときに少しコツが必要ですが、構造自体はメチャ単純。パーツ穴にそれぞれ木枝を通します。
チェーン先端にある”く”の字に曲がったパーツでぐるっと固定したら、もう片方のフック状のパーツを下に引っ張るだけ。このとき、しっかりとした安定感があればOKです。
トライポッドが完成!実際に使ってみると……
どうでしょうか? 見た目は、すっかりトライポッドですね。
このような鍋を吊り下げても倒れることなく、しっかりと自立したまま。ステンレスだけで構築されたトライポッドより耐久性は劣るかもしれませんが、なんだかDIYな感じも楽しめて、ルックスもより一層アウトドアな雰囲気。
焚き火料理に使うのはもちろん、ランタンや小物の吊り下げに使うのにも使えます。
使ってみてわかった「注意点」
この日は無風だったので倒れることなく使用できました。しかし、トライポッド上部の木枝を、何かの拍子にポンと押してしまったら崩れてしまうこと間違いなし。
このバランスの良し悪しは、前述した通り、使用する木枝の太さに大きく影響するので、木枝選びは慎重に!
また、焚き火調理をしているときは、風が強いと最悪の場合、脚として使用している木枝に火が移る可能性もなきにしもあらず。“ちょっと洗い場まで”と目を離す行動は、避けた方が良さそうです。
より一層アウトドアな雰囲気を楽しめる焚き火グッズはいかが?
トライポッドって、正直なところマストアイテムではないですが、やっぱり使ってみるとサイトの雰囲気がより一層上がってテンションも高まります。
普段、グループキャンプするときに尾上製鉄所のトライポッドを持ち出している筆者ですが、気分転換にコッチと使い分けてみようと思います!
PHOTO:Junji Kumano(STUDIO467) EDIT:GGGC
SUNDICK トライポッドリング
コネクター金具長さ | 85mm |
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孔径 | 28mm |
重量 | 92g |
材質 | ステンレス |