アイキャッチ・記事中画像提供:star.77.cさん
今回アイテムを紹介してくれるのは、クリエイティブディレクターのstar.77.cさん
光と影のコントラストが美しい、star.77.cさん(@star.77.c)のキャンプサイト。
気の合うファミリーとグルキャンやソログルをメインに楽しみ、ときにはSUPをしながら、憩いのひとときをフィールドで過ごしています。
そんなstar.77.cさんがキャンプ道具を買ううえで意識しているのが「すぐに飛びつかない」こと。
シンプルなものが好みで、デザイン性と機能性を重視。
買い替えのないように、すぐに飛びつかず、吟味してから購入するようにしています。
LOG、TECH COUNTRY、MoonlightGearなどのお店をよくチェックしています
シンプルだけど、どこか存在感を放つ佇まい。こだわりキャンパーの愛用品を5つご紹介します。
1、巨大ストームに耐えた伝説のテント
SlingFin「LFD(TARPtoTARP エクスクルーシブモデル)」
大型ドームテントの購入を迷っていた際に出会ったのが、米国発のブランド・SlingFin(スリングフィン)。
ザ・ノース・フェイス、シエラデザイン、マウンテンハードウェアといった老舗を渡り歩いたデザイナーが立ち上げたブランドで、この「LFD」は、ものすごい逸話をもつテント。
エベレストのベースキャンプに襲来した大型のストームによって、山岳テントが次々と倒壊するなか、LFDが唯一無傷で耐え抜いたというエピソードは有名です。
もちろんこんな天候でキャンプは絶対にしませんが、世界トップレベルの強靭性と耐久性に惹かれました
star.77.cさんが手にしたのは、TARPtoTARPの別注モデル。白と黒のモノトーンカラーが存在感を放ちます。
気に入っているポイントは、たくさんあります。フレームワークとカラーリング。二酸化チタンコーティングによって、UV耐性・耐久性が高い生地が使われている点など。
冬は天窓を開けて星空を見ることもでき、満足度はとても高いです
直径約5m、10~12人収容できる大型モデルともなれば設営が大変そうですが、慣れると15分ほどで完了するそう。
キャンプは長くやっていく予定なので、買うなら買い替えの少ないものがいいなと。
希少性の高いところも魅力に感じています
群を抜くハイスペックなだけあって、お値段もハイクラス……! なのですが、star.77.cさんのこだわりである「シンプルさ」「デザイン性」「機能性」のすべてを兼ね備えているLFDは、後悔のない買い物。
夏はすべての天窓と入り口をメッシュにして寝室に。冬は宴会幕として活躍しているそうです。
▼SlingFin「LFD(本国モデル)」の詳細はこちら
2、団らんを盛り上げる卓上アイテム
Wood and Burn「UniFirePitS」
妻が焼鳥屋アルバイトの経験から、串打ちが得意です。なので、それを私が炭で焼いて、野外で子供たちに食べさせたい! というのが購入のきっかけです
卓上サイズのポータブル焚き火台「UniFirePitS」は、韓国生まれの火器メーカー・Wood and Burnのもの。
重さは約3kg、収納時は片手で持てるくらいのコンパクトさ。
網、灰受け、テーブルや地面へのダメージを和らげるウッドプレートなど、全パーツをひとまとめに収納できる設計がとにかく秀逸です。
ただ焼くだけなら他にも選択肢がありますが、収納時にコンパクトになるのと、卓上で焼いても生活感の出ないシンプルなデザインに惹かれました
焚き火台としても使用できるところも気に入っています
本体は、丈夫でサビに強いステンレス製。
スペースを取らないので、卓上でジュージューやりながらグビっと一杯、なんて最高のひとときでしょう。
ファミキャンやグルキャンでみんなに焼鳥を振る舞うときに重宝しています。
ちょっとした肉を焼きたいときに、このサイズ感が絶妙です
▼Wood and Burn「UniFirePitS」の詳細はこちら
3、これ真似したい!
LOG「muku no shita」✖️Wanderout「ユニバーサルスタンド」
かねてよりBallisticsの「SB STOOL KIT」とneru design worksの「muku no deck」を組み合わせたサイドテーブルを愛用しているstar.77.cさん。
その拡張性を求めて購入したのが、ギザギザ形のこのスノコ。本来は上の写真のように、2段目を作る棚板なのですが……。
こんなふうに、Wanderoutの4本脚フレーム「ユニバーサルスタンド」の上にのせて、テーブル化!
muku no shitaを下の段の棚板だけに使うのはもったいない。かといって直置きには抵抗がある。何か別の使用ができないかと思っていました。
そこで、コーヒーバッグの台座として使っていたユニバーサルスタンドの上に載せてみることを考えついたんです
コーヒーを淹れるときや、焚き火でしっぽり飲みたいとき、ローチェアとあわせて使えるスタイリッシュなテーブルに早変わり。
ソロではテーブルとして、ファミキャンなどでは物置きとして。キャンプスタイルに合わせて使いかたを変えられるところが便利です
▼LOG「muku no shita」の詳細はこちら
▼Wanderout「ユニバーサルスタンド」の詳細はこちら
4、ドリップ珈琲の〝あれ〟がストレスゼロに
Varia「AKUスケール」
湯を沸かし、豆を挽き、トポトポとていねいに珈琲を淹れる時間も、キャンプの醍醐味。
珈琲好きなstar.77.cさんは、サーバーやカップだけでなく、豆を計るスケールにもこだわりが。
前に使用していたスケールはサイズが大きく、誤作動にもストレスを感じていた矢先、珈琲好きのキャンプ仲間に教えてもらったんです。
コンパクトかつ、シンプルでソリッドなデザインが購入の決め手。
反応速度が早く、0.1g単位で正確に計測してくれます
香港を拠点にしている珈琲器具メーカー・Variaのスケールは、反応速度がはやく、挽いた豆の重さはもちろん、注がれていくお湯の量も素早く表示できるのが魅力。
プロのバリスタがスケールを使っているように、至極の一杯を淹れるには、豆とお湯の比率を正確に計ることが大切。
また、単なる測りではなく、タイマー機能付きも優れたポイント。注湯にかかる時間を目視で確認しやすいため、より美味しい珈琲を求める人にとってこれとないスペックです。
これまで使っていたスケールだと、地面の凹凸によりサーバーが滑ってこぼした経験がありましたが、付属のラバーマットのおかげで少しの斜面でも滑らず安定感抜群です。
また充電式なので電池問題も改善されてよかったです!
収納ケース付きで、サイズは手のひら大とコンパクト。家でも外でも活躍します。
▼Varia「AKU Scale」の詳細はこちら
5、縁あってやってきた、憧れの……
ペトロマックス「HL1ストームランタン」
キャンプはじめた頃から憧れていて、2年くらい前に友人から譲っていただきました。
LEDライトも非常に便利ですが、やはり火を見ながらのキャンプは癒されます
ペトロマックスというと、灯油ランタンのHK500が有名ですが、じつは過去に綿芯式のオイルランタンをつくっていたことも。
燃料がオイルのため灯油より扱いしやすく、メンテナンスも容易。
風に強いところも魅力で、ペトロマックスの技術が随所に生かされています。
フュアハンドといった現行のストームランタンと比べるとサイズが小さいので、テーブルの上でも幅を取りません。
少し離れたところに置いて、キャンプサイト雰囲気作りにも一役かってくれています
オイルランタンを手元に、ぼーっと過ごすひとときは最高の一言。
現在は廃盤のため入手困難ですが、そこがまた所有欲をくすぐられてしまいます。
存在意義を感じる、道具たち
佇まいの美しさ、道具の存在意義をひしひしと感じる、star.77.cさんこだわりのキャンプサイト。
実用的かつ、見た目の美しさも譲れないという方は、ぜひstar.77.cさんのInstagramを覗いてみてください。
▼star.77.cさん Instagram