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無印良品の「たためるソフトクーラーバッグ 」を忖度なしレビュー!肝心の保冷力はいかに?(2ページ目)

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いざ30度超えの外へ|9:00

ソフトクーラーのなかに凍ったペットボトル、常温のペットボトル、アイスクリーム、保冷剤が入っている

というわけで、ソフトクーラーのなかに常温のペットボトル(緑茶)、凍ったペットボトル(麦茶)、2種類のアイスクリーム(溶けやすい氷系と固い系)を入れて、気温30度の外に放置。

保冷剤は、ロゴスの「倍速凍結・氷点下パック」XLサイズ1枚、Lサイズ1枚を入れています。

スタートは朝9時。1泊2日のキャンプをイメージして、数時間おきに中身の冷え具合をチェックし、保冷力の実力を確かめてみました。

3時間経過|12:00

凍ったペットボトルは10%くらい溶けた
溶け具合がわかりやすいように、冷凍ペットボトルのラベルを剥がしています

検証をはじめて3時間が経ちました。太陽の位置はほぼ真上になり、ソフトクーラーの天板がかなり熱くなっています。

中身をチェックしてみると、冷凍ペットボトルは10%くらい溶けたかな? という感じ。

アイスクリームの溶け具合

さすがに氷系のしゃりしゃりアイスは溶けて、持ち上げたら形が崩れてしまいました。が、固いで有名な某バーは、まだ形を留めています

30度の外にアイスクリームを3時間放置して、ここまで固さ・冷たさをキープできているなら御の字でしょう!

6時間経過|15:00

アイスクリームの溶け具合

さて、スタートから6時間が過ぎました。カチカチだった某バーもドロドロに溶けてしまったので、ここでアイスクリームは脱落

冷凍庫で再び固めて、後ほどおやつとしていただくとしましょう。

凍ったペットボトルは30%くらい溶けた

一方、冷凍ペットボトルは30%くらい溶けたように見えますが、まだまだ余裕。

常温ペットボトルの温度変化

すごく驚いたのが、常温でぬるぬるだったペットボトル。これが30.6℃から16.5℃まで冷えていました!

一般的に水分補給をするのに適した温度は5℃〜15℃くらいと言われているので、飲みごろにすることができました。

ただ、さすがに6時間も経つと「保冷力最強」と名高いロゴスの保冷剤は、少し溶けて青い部分が増えてきた印象。

保冷剤の効力が落ちはじめてからが、クーラーボックス本来の実力をダイレクトに感じる時間帯。さぁ、どうなる……?

9時間経過|18:00

凍ったペットボトルは90%くらい溶けた

時間はあっという間に過ぎ、時刻は18:00。スタートから9時間経過したソフトクーラーの中を見てみると、冷凍ペットボトルの氷は90%くらい溶けてしまったかな、という感じ。

常温ペットボトルの温度変化

飲みごろまで冷えていた常温ペットボトルはというと、3℃ほど上昇して19.2℃

とはいえ、30度近い暑さのなかに6時間放置していたことを踏まえれば、無印良品のソフトクーラーはなかなかいい仕事をしてくれているんじゃないでしょうか! なんせ最初は30.6℃の常温でしたから。

保冷剤も大半が溶けて、保冷力が失速している様子。

現在の外気温は28度。寝苦しい夜を越え、果たして朝にはどうなっているのでしょう……。

24時間経過|翌朝9:00

凍ったペットボトルは100%液体になった

さて、朝になりました。冷凍ペットボトルの氷は言わずもがな、100%溶け切り、中身の温度は29.2℃。ほぼ常温状態ですね。

常温ペットボトルの温度変化

昨夕19.2℃まで冷えていた常温ペットボトルも、28.8℃まで上がっていました。

おそらく夜間、完全に保冷剤のパワーが切れてしまって、ソフトクーラーの内部を冷やせなかったことが想像できます。

ぬるくなってしまった保冷剤

保冷剤も溶けてぬるぬるになっていました。

工夫すれば24時間いけるぞ!

たためるソフトクーラーバッグに食材が入っている

使う前は、キャンプ1日目の朝に中身を入れて冷やしはじめたとして、ギリ翌朝まで保冷力がもてばいいな〜と思ったのですが、さすがに夏場の24時間の保冷持続は厳しいという結果に。

ただ、今回の検証はソフトクーラー30Lの容積に見合った量の保冷剤を入れてはいましたが、中身がスカスカの状態かつ、保冷剤を底にしていたので、

  • 保冷剤の数をもっと増やす
  • ソフトクーラーの中身を密に詰める
  • 食材の「上下」に保冷剤を置いてサンドイッチ

すれば、もう少し保冷力は持続できると思いました。

ハードクーラーとも比較してみたら…

たためるソフトクーラーバッグとハードクーラーボックス

ちなみに、じつは同時進行で50Lサイズのハードクーラーにもまったく同じ状況を作って検証していたんですが、さほど大差はない、というびっくりな結果に!

もちろんクーラーボックスの容量が違うので正確な比較にはなりませんが、ほんの少しだけハードクーラーの方が保冷力が高かった(冷凍ペットボトルの氷の溶け具合が、無印良品のソフトクーラーよりはゆっくりだった)という感じ。

9時間後の冷凍ペットボトルの溶け具合
ソフトクーラーに入れていた9時間経過した冷凍ペットボトルの溶け具合

とはいえ、無印良品のソフトクーラーも気温30度前後の野ざらしのなかで、少なくとも9時間は氷が残っていたのは事実。

保冷剤を多くしたり、置き方を工夫したりすることで、1泊2日なら十分な保冷力が得られることを実感できました。

クーラー・イン・クーラーもできそうだ

たためるソフトクーラーバッグとハードクーラーボックス

わが家では先ほど登場した50Lハードクーラーをファミキャンで使用していますが、フタの開け閉めが多いからか、保冷力の低下が気になることがありました。

そこでヒラめいたのが、無印良品のソフトクーラーをハードクーラーと併用すスタイル。

たためるソフトクーラーバッグをハードクーラーに入れている

はい、二重の保冷室を作るって魂胆です。

傷みやすい食材はソフトクーラーに入れて使うまでなるべく冷気を逃さず、消費の早いドリンクはハードクーラーに直入れしておく、なんて使い方をすれば、ソフトクーラーの保冷力をもっと長持ちさせることができそうです。

ちょっと気になる部分も…

たためるソフトクーラーバッグのファスナー

ちょいと不便に感じたポイントは、ショルダーベルトをつけたままだとたためないこと。

たためるソフトクーラーバッグのショルダーベルト

少々面倒ではありますが、収納時はベルトを外してなかに入れておきましょう。

たためるソフトクーラーバッグの内部の縫い目

また、内側に縫い目があるため丸洗いできないところも、人によっては気になるポイントかも。

(ハードクーラーをはじめ、人気のAOクーラーはシームレス構造で丸洗いできる気軽さがあります)

汚れてしまったら濡らしたタオルなどで拭き取り、通気性の良い日陰などで乾かしてから保管しましょう。

とはいえ完成度は高い!

たためるソフトクーラーバッグを持っている

日々の買い物のマイバッグとしても活躍しますし、オフシーズンはあえてしまわずに防災バッグとして中にレトルト食品や水をストックしておけば、いざ持ち出した際にテーブルとしても使えます。

歩き移動に便利な12Lサイズもあるので、気になった方はぜひチェックを!

    無印良品 たためるソフトクーラーバッグ 30L

    重量(梱包材含む)約1.18kg
    素材天板:ポリエチレン 底板:ポリエチレン 表地:ポリエステル 内側:EVA樹脂
    外寸約W480×D290×H290mm(内寸:約W460×D270×H240mm)
    容量約30リットル
    注意事項●保冷専用です。高温のものを入れないでください。
    ●ドライアイスを入れないでください。
    ●破損の原因になりますので、刃物や鋭利なものを入れないでください。
    ●乳幼児やペットの手の届かないところでご使用、保管してください。
    ●本商品は防水仕様ではありません。水などの液体や氷を直接入れないでください。
    ●本商品は洗えません。使用後は汚れや水気をよく拭き取り、通気性の良い日陰などで乾かし、乾燥した状態で収納・保管してください。

      無印良品 たためるソフトクーラーバッグ 12L

      重量(梱包材含む)約740g
      素材天板:ポリエチレン 底板:ポリエチレン 表地:ポリエステル 内側:EVA樹脂
      外寸約W300×D240×H220mm(内寸:約W280×D220×H190mm)
      容量約12リットル
      注意事項●保冷専用です。高温のものを入れないでください。
      ●ドライアイスを入れないでください。
      ●破損の原因になりますので、刃物や鋭利なものを入れないでください。
      ●乳幼児やペットの手の届かないところでご使用、保管してください。
      ●本商品は防水仕様ではありません。水などの液体や氷を直接入れないでください。
      ●本商品は洗えません。使用後は汚れや水気をよく拭き取り、通気性の良い日陰などで乾かし、乾燥した状態で収納・保管してください。

      無印良品「たためるソフトクーラーバッグ 30L」の詳細はこちら

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