記事中画像撮影:筆者
渋い見た目の今ドキ着火アイテム
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/B49185A4-667D-4175-8945-A7400F7553C7.jpeg)
ライターやガストーチなど、キャンプで火おこしをするときの方法は色々ありますよね。今回紹介するツールは、電気の力を使って着火する今ドキなアイテム。安全かつスマートに火をおこせる新しい着火ツール、ベアボーンズの「ピボットアークライター」です。
ガスやオイルなどの燃料を補充する必要がなく、充電するだけで繰り返し使えて便利。
これまでは使い捨てライターや充填式のガストーチなどを使って着火をするのが一般的でしたが、このプラズマライターにはどのような特徴があるのか見ていきましょう。
ベアボーンズリビング ピボットアークライター
サイズ | 約19cm×2.2cm×1.8cm |
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折りたたみ時サイズ | 約10.8cm×2.2cm×1.8cm |
重量 | 131.5g |
素材 | 亜鉛(ダイキャスト)、真鍮メッキ、銅メッキ |
付属品 | 充電用ケーブル(USB-A to USB-C) |
「ピボットアークライター」の特徴4つ
1|真鍮コーティングの渋い見た目
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/5BA0BB35-48BB-49AF-BE22-57CEB4AE57AD.jpeg)
部品はダイキャスト亜鉛製で、タンブル真鍮コーティングを施されています。重量感があり、側面には”BAREBONES”のロゴが刻印されています。
電力系のツールは現代的で道具っぽさが薄いものが多い中、使い込むことでアジが出そうなヴィンテージ風のギア感に心がくすぐられます。
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/D4F1BD6E-8ED4-4C77-B706-5E677CE1DD89.jpeg)
収納時の大きさは約10.8×2.2×1.8cmで、SOTOの代表的なガストーチと同等のコンパクトサイズ。ベストのポケットやポーチなどにすっきり収まる持ち運びやすい大きさです。
2|充電式で繰り返しずっと使える
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/6C7DAB91-2B41-4FEB-8346-923FF40D581A.jpeg)
本体には充電式リチウムイオンバッテリー内蔵で、USB-Cのケーブルで充電することにより繰り返し使用可能。
オイルやガスなどの引火性燃料の携行が不要なため余計な荷物が増えず、取り扱いも安全。
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/B6A06F0B-3AC5-4450-9AD4-DE1CE35AFB9F.jpeg)
内側にはバッテリー残量がわかるインジケーターがあり、不意の充電切れの心配も無し。万一充電切れになってしまっても、キャンプでもよく使われる一般的なモバイルバッテリーやポータブルバッテリーで充電できるので安心です。
3|収納時は着火できない安全設計
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/74BF1FD6-9B0C-4876-956A-8CE487C56C17.jpeg)
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/5CA35A37-19AD-458A-8C90-7475E0C39F5D.jpeg)
使うときは本体を180度展開して、中央にある着火ボタンを押すと点火。本体が開ききっていない状態では点火せず、未使用時はボタンが隠れているため誤操作で押されたりすることもない安全設計になっています。
4|手に触れにくい着火部
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/100A540E-0B5E-4486-A9D8-4A777F2FE13F.jpeg)
プラズマが発生する着火部が奥に入り込んで露出していないため、あえて指を突っ込んだりしない限りは手などに火が当たりにくい構造。
炎が露出しているライターやトーチなどに比べると、安全性も高くなっています。
実際に火をつけて着火性能をチェックしてみた
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/D13984AE-CEFE-4C7B-86AD-06C7E74D1E5F.jpeg)
では肝心の着火性能がどのぐらいのものなのか、実際に火をつけてチェックしてみましょう。
ちなみにこちらは電気プラズマライターなので、火のつき方はライターのように炎が立ち上がるわけではありません。ボタンを押している間、写真のようにジジっと稲光のようなプラズマが発生する仕組みです。
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/19599E32-2B6E-4339-AE3B-54051C54742D.jpeg)
果たしてプラズマでどの程度火がつくのか、使ったことがない筆者は半信半疑なところもあったので、試しに落ち葉をプラズマに当ててみました。
すると、つけた瞬間に煙が立ち上がり一瞬で焦げて落ち葉には穴が……。想像していた以上にしっかりとした火力があるようです。
7秒で着火剤に火がつくの?
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/89E88543-2240-4051-9F84-893619283FDE.jpeg)
ではいよいよ焚き火の火おこしを試してみます。公式サイトによると、1回7秒の使用で40回使えるとのことなんですが、経験上、ライターなどでは風の状況などによりなかなか着火剤に火がつかないこともあるのでちょっと心配に……。
7秒以内につかないと、単純に使用回数が減ってしまうので、謳い文句として大丈夫なのかなと変な気を使いつつ、いざ実験開始!
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/2FC64F29-64FD-46ED-B813-0C384A1D695A.jpeg)
ボタンを押しながらそっと着火剤に近づけていくと……。なんと、わずか1〜2秒で心配する間もなくあっという間に炎が立ち上がりました!
もちろん使用する着火剤によってつき方は異なるとは思いますが、今回は普通にスーパーで売っている一般的な着火剤で試してみたところ、スペック通りに即座につくことが実証できました。
防風性を確かめてみた
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/6D71B150-C8BA-47CB-96C4-FE43D136FE0E.jpeg)
続いて気になったのは、「防風設計によりあらゆる気象条件で使用できます」という点。確かにライターやマッチでは強風だとすぐ火が消えてしまい、なかなか上手く火おこしができないときがありますね。
ということで、強風を想定して筆者が使っているポータブルファンの風力を最大モードにした状態で風を当てる実験をしてみました。ご覧の通り、ティッシュが真横になびくほどの風力です。
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/C813309D-A6B7-4713-8A06-8A0A30E38694.jpeg)
そのファンの目の前にセットした状態で、ライターのスイッチをON! そのまましばらくスイッチを押しっぱなしにしてみましたが、プラズマは消えることなくついていました。
トーチならまだしも、ライターやマッチに比べると確実に防風性の高さを感じました。
想像以上に使い勝手が良かった電気プラズマライター
![ピボットアークライター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/CF98D660-2615-4CF8-9880-A0A1BB590A59.jpeg)
失礼ながら、使う前は「ホントにコレで火がつくの?」と半信半疑なところがありましたが、実際に使ってみると従来の着火ツールと比べて同等以上の性能を感じたプラズマライター。
すでに何かしらの着火ツールをお使いのキャンパーさんは多いと思いますが、エコで安定性が高い着火ツールをお探しの方にはトライしてもらいたい、新感覚ライターでした。
ベアボーンズリビング ピボットアークライター
サイズ | 約19cm×2.2cm×1.8cm |
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折りたたみ時サイズ | 約10.8cm×2.2cm×1.8cm |
重量 | 131.5g |
素材 | 亜鉛(ダイキャスト)、真鍮メッキ、銅メッキ |
付属品 | 充電用ケーブル(USB-A to USB-C) |