アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者
ノース初となる「長靴」は、只モノじゃないぞ!
筆者が今冬に紹介した、スリッパとソックスを融合した新感覚シューズ「ポータブル ソリッパー」も去ることながら、またもザ・ノース・フェイスから「あるようでなかった革新的なシューズ」が登場。
今回は、「重たい」、「かさばって持ち運びしにくい」という弱点のある「レインブーツ(長靴)」です。
なのですが、ザ・ノース・フェイスの新作はその弱点をすべてカバーしているとのこと。その理由は……
こんなふうに履き口がぺしゃんこに! ということは、自宅の狭〜いシューズクロークや、クルマの座席の下にも入れやすくなるってことです。それに野暮ったく見えないデザインもさすがはノース……。
今回は実用的かつ機能も申し分ない、ザ・ノース・フェイスの「レインブーツ ゴアテックス」を着用レビュー。もう雨の日だからって靴を分ける必要はないのかも。
ザ・ノース・フェイス レインブーツゴアテックス
素材 | <アッパー>SPECTRA RIP STOP ナイロン、GORE-TEX防水透湿メンブレン、スポンジTPUマッドガード、カップインソール<ボトムユニット>EVA DIE CUT MIDソール、VIBRAM TRACTION LUG & MONT ラバーアウトソール |
---|---|
機能 | SPECTRA RIP STOPナイロンアッパー採用/リサイクルGORE-TEX防水透湿メンブレン採用/軽量スポンジTPUマッドガード/Vibram Traction Lugデザインアウトソール/耐久性とグリップ性に優れるVibram MONTコンパウンドラバーを採用 |
サイズ | 5、6、7、8、9、10、11 |
重量 | 約388g(9インチ/片足) |
カラー | ダークアース×TNFブラック、TNFブラック×TNFブラック |
長靴らしからぬ推しポイント6つ
1|置く場所が限られない
「長靴って置き場所とるんだよな……」という悩みもなんのその。一番の推しポイントは、なんといってもくしゃっと折りたためる点。履かないときは、スニーカーくらいのコンパクトさになります! だから……
・自宅のせま〜いシューズクロークに
筆者は賃貸住まいで、この狭いシューズクロークにストレスを感じているのですが、アッパーを折りたたむことでばっちり収納できます。
今までレインブーツは玄関の脇や部屋のクローゼットの中を置き場所としていたので、こうしてスマートに収めておけるところがめちゃくちゃ嬉しいんですよね。
・クルマのシート下にも
座席シートの下のスキマを活用して「サンダル入れてるよ」って人、結構いるんじゃないでしょうか。このスペースもかなり狭いのですが、すんなり収まります。
とくにクルマ移動が多い方は、突然の雨や悪路に備えて積んでおくのも一つの手!
・バッグに入れて持ち運びやすい
もちろんバッグに入れて携行することもできます。たとえばフジロックなど夏のキャンプインフェス。日中はサンダルで過ごして、天気が悪くなったら長靴に履き替える、なんてことはよくあるので、小さくたたんで持ち歩けるのはかなり便利。
折りたたんだ状態は、スニーカーと同じくらいのかさ高。とてもコンパクトです!
2|肌あたりのいい素材
なんでこんなに小さくなるのかというと、アッパーが柔らかい素材だから。
くしゃっとできるくらいソフトな素材ですが、摩耗耐久性に優れる「スペクトラ リップストップナイロン」が使われています。
しかも4方向に伸縮するので、履きやすさ、履き心地ともに◎。肌あたりよく、品のある質感です。
3|安心してください、ゴアテックスですよ!
ブーツの内側にはゴアテックスメンブレンがライニングされているので、もちろんそのまま川に入っても内側は全然濡れません!
防水性があるのは、ブーツ底から約14cmの高さまで。履いた状態だと、くるぶしの上くらいまでゴアテックス素材がライニングされています。
ブーツの履き口まで防水というわけではないので、その点は意識しておく必要がありますが、路面がここまで水浸しになることはそうないので、キャンプ・野外フェスのアウトドアシーンや日常生活で履くぶんには十分でしょう。
4|安定感は「登山靴レベル」
ブーツの底を見てみると、本格的な登山靴に採用される「ビムラムソール」が使われています。不安定なトレイルに適応できるグリップ力で、安定感は抜群。
試しに手持ちの登山靴と比較してみました。どうでしょう? 「どっちも登山靴です」と言われてもなんら違和感ないレベルですよね。
ソールが安定しているので、足裏の疲れやすさもあまりなく快適。これなら雨天時の悪路や雪道でもツルッと滑ることがなくなりそうです。
5|見た目より軽いんです
ソールがゴツいだけあって重たく見えますが、片足約380g(24cm)で、意外と軽いです。
足を入れたときもさほど重さを感じず、サクサク歩けちゃう感じも◎。
6|脱ぎ履きラクラク
レインブーツというと、ものによっては思いっきり引っ張らないと脱げない……なんてストレスがありました。でも、生地に伸縮性があって、さらに履き口がファスナーでガバッと開くため、脱ぎ履きのストレスが少ないです。
ファスナーテープは、YKKの「フラットニットアクアガード」というもの。アッパー生地のように薄くて柔らかい仕様です。ここもコンパクトな収納性を実現しているポイントでしょう!
さらにグッときたのがスライダーの仕様。半ロックされる(逆さまにしても落ちてこない)ものが使われていて、安っぽさもなし。こうした細部まで抜かりのないディテールが個人的にツボ!
ムレにくいから晴れの日もOK
一般的なレインブーツというと、ポリ塩化ビニル(PVC)や合成ゴム(EVA)が主流。これらの素材は防水性に長けていても通気性がないので、とにかくムレやすい弱点が。
だから気温の高い日なんかは、少し履いて動いただけで靴下がしっとり……なんてことも茶飯事で。それに「いかにもレインブーツ」感があって、雨の日以外には履きにくいんですよね……。
でも「レインブーツ ゴアテックス」は透湿性も高いので、晴れている日もムレにくいのが強み。
実際、気温23度のポカポカ小春日和に半日履いて過ごしましたが、ムレてしっとりすることなく、不快感ゼロでした!
いつでも履きたくなるデザインもいい
正直、「このくしゃっとしたデザインが結構クセつよなのでは……」と気になっていたのですが、実際に履いてみると意外とそこまで主張なく。
アッパーがスマートなモノトーンの格子柄で、デザインに無駄がないんですよね。
シンプルにデニムと、カジュアルにオーバーオールと、ちょいフェミニンなスカートなど、いろいろなスタイルに合わせやすいところも◎でした。
ロゴがさりげないところも、またよき。
ただ……サイズ選びは慎重に
注意点は、サイズ選び。今回いつも通りのサイズ(24cm)を履いてみたら、だいぶ大きくてゆとりがありました。
ザ・ノース・フェイスの他のブーツ(こちらも24cm)と比較してみると、その差は2cmほど。履いた感じも大きく感じたので、おそらく内部のつくり(空間)も大きい仕様なのだと思います。
サイズは23.0cm〜29.0cmのユニセックス展開。購入の際は、いつものサイズより落とすか、試着してからの購入がおすすめ。
もはや全天候型。足元の気分上々⤴︎ブーツ
軽くて、スタイリッシュで、アウトドア&タウンでの履きやすさも詰まっている「レインブーツ ゴアテックス」。もはやレインブーツというより、全天候型の万能ブーツです。
ハイスペックなブーツを探している方に手に入れてもらいたい一足。ぜひ売り切れてしまう前にチェックを!
▼ザ・ノース・フェイス「レインブーツ ゴアテックス」の詳細はこちら
ザ・ノース・フェイス レインブーツゴアテックス
素材 | <アッパー>SPECTRA RIP STOP ナイロン、GORE-TEX防水透湿メンブレン、スポンジTPUマッドガード、カップインソール<ボトムユニット>EVA DIE CUT MIDソール、VIBRAM TRACTION LUG & MONT ラバーアウトソール |
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機能 | SPECTRA RIP STOPナイロンアッパー採用/リサイクルGORE-TEX防水透湿メンブレン採用/軽量スポンジTPUマッドガード/Vibram Traction Lugデザインアウトソール/耐久性とグリップ性に優れるVibram MONTコンパウンドラバーを採用 |
サイズ | 5、6、7、8、9、10、11 |
重量 | 約388g(9インチ/片足) |
カラー | ダークアース×TNFブラック、TNFブラック×TNFブラック |