2ルームテントのデメリットをカバーした理想幕
2ルームテントは先述した通り居住性の高さが最大の魅力。ですが、その一方でタープスペースが狭かったり、耐風性能が弱かったりと、デメリットもいくつか挙げられます。
5つのポイントに分けてトレスアーチの実力を編集部員の八川(はちかわ)と伊藤が検証してみました。
【ポイント1】タープスペース
2ルームテントはドアパネルを跳ね上げることでタープとして活用するのが一般的ですが、どうしてもサイズに物足りなさを感じてしまうもの。
トレスアーチはルーフフライと一体型になっているサイドタープ仕様なので、広いリビングスペースを作ることができます。
八川
タープのサイズは2.9×2.5mあるので、開放感は抜群。日陰も広く作れます。タープ用のポールが3本付属しているのも高ポイントです
伊藤
ルーフフライの取り付けはベロクロテープとバックルで留めるだけ。分かりやすくて簡単です。
サイドタープの向きは、レイアウトや天候に合わせて左右どちらでも設定できるところはありがたいですね
八川
タープ部分はくるくると巻いていけばポールに固定ができます。風が強い時などでも、簡単に撤収できるので安心です
【ポイント2】オールシーズン対応
寒い時期はフルクローズにして、おこもりキャンプができるのも2ルームテントの魅力。
トレスアーチもフルスカートを装備しているので、冷気が地面との隙間から入ってくるのを防いでくれます。
八川
フルスカートはペグで固定もできるので寒い時期には心強い。ですけど、夏は熱気がこもりがちというデメリットもあります。
このモデルはスカートを巻き上げることも可能なので、暑い時期は冷気を取り込んで涼しく過ごせるのはいいですね
【ポイント3】リビングルームとインナーテントのサイズ
調理や食事のスペースとなるリビングの広さも2ルームテントを選ぶ上では重要なポイント。トレスアーチはコンパクトなモデルですが、高さも広さも十分。
リビングは本体サイズに対して広めに設定されているので、2~3人のファニチャーを置いてもゆったり過ごせます。
八川
吊り下げ式のインナーテントは前後どちら側にも設置可能なので、「位置を間違えたから張り直し」という手間もなし。
左右には大きなメッシュポケットが備わっているので、よく使う小物やティッシュケースを収納しておくのに便利ですね
伊藤
インナーテント内も十分な広さ。3人で寝ても十分余裕があります。
背面もメッシュにできるので、夏でも快適に過ごせそう!
伊藤
インナーを外せばシェルターとしても活用できるのはいい。室内高は最長部が185cm。
身長165cmの私だとストレスなく過ごせますが、背の高い人は頭が付いてしまうかも……。でも、耐風性を考えると絶妙なサイズと言えそうです
【ポイント4】耐風性能
ドームテントやワンポールテントと比べると、耐風性能がやや劣ってしまう2ルームテント。
トレスアーチは設営がしやすいトンネル構造を基本として、両サイドのポールで耐風性をあげているのがポイント。
八川
リビングと寝室が一体となる2ルームテントは、単体のテントに比べて面積が広い分、風を受けやすくなるもの。
両サイドにポールを設置することで、キャンプの天敵「風」への対策がされた構造は安心です
伊藤
フライの耐水圧も2,000mmあるので、大雨に遭遇したとしても十分なスペックですね
【ポイント5】価格
2ルームテントとタープをセットで考えると予算10万円は覚悟する必要があります。
でも、トレスアーチはサイドタープ用のポール(スチール製)も3本セットになって79,000円というお手頃のプライス。
八川
10万円を切る価格帯は高コスパといっていいでしょう。
別売りでインナーマット(8,800円)やグランドシート(4,480円)も揃っているので、必要であればセットで購入しておくのがおすすめです
テント選びで迷ってるならビジョンピークス一択
2ルームテントにありがちなデメリットをしっかり克服しているトレスアーチは、失敗しないテント選びの大本命といえるこの春注目の一幕。
パートナーや家族と過ごすのはもちろん、グループキャンプではシェルターとしても重宝するので、キャンプスタイルの幅も大いに広げてくれることでしょう。
発売に向けて3月29日〜4月7日までの期間、ヒマラヤオンラインでは先行予約を受付開始とのこと。先行予約特典もあるそうなので、この機会をお見逃しなく!
撮影協力:キャンプ民泊NONIWA
Sponsored by 株式会社ヒマラヤ