6|patagonia「ブラックホール・パック 32L」
シンプルでタフなパタゴニアの「ブラックホール」シリーズといえば、トラベルで活躍する大型のダッフルバッグが定番。だけど中型のバックパックも使い勝手がいいんです。
メインファブリックには新しく、リサイクルポリエステル素材のリップストップ素材を採用。さらにそこにリサイクルTPU(サーモプラスチック・ポリウレタン)フィルムをラミネートしたタフ仕様に仕上がっています。毎日の通勤、通学でヘビロテしてもへっちゃらです。
パック全体の斜めに横断するようファスナーを配置することで、開口部を広くて荷物の出し入れをイージーに。32Lの容量ながら、システマチックに荷物を収納することができます。
外見に目を向けると、ストレッチ素材のサイドポケットや、カラビナやギアを取り付けられるデイジーチェーン、上部にも持ち運び用のハンドルも。
ビジネスにもマッチしそうなデザインのなかに、実用的なディティールが備わっています。
バックパネルやショルダーストラップには、通気性にも考慮したエアメッシュや、優しい背負い心地を生み出すパッドをインストール。
さらには、背面の中心にはキャリーケースのハンドルを通せるハンドルも搭載。出張時にも力を発揮してくれそうですね。
ちなみに、背中に一番近いファスナーを開ければ、15インチまでのラップトップPCを収納できるパッド入りのユーティリティ収納も登場します。
7|karrimor「highlands 26」
今季のカリマーは、日々の生活におけるアクティビティもアウトドアの領域ととらえ、日常使いや旅行、ビジネスシーンに便利なリュックサックを多数ラインナップしました。
強度に優れた210Dコーデュラナイロンを使用した、都会的なライフスタイルにも馴染むシンプルなデザインの「ハイランズ」シリーズ。その一部がアップデートされ、こちらの26Lモデルが新登場しました。
開口部が広くて使いやすいメインコンパートメントのほか、フロント側のコンパートメントには小物収納に便利な間仕切りもデザイン。
スマートフォンやサングラスに傷がつかないよう、ポケットに起毛素材を採用している点も心憎い工夫です。
カリマーというブランド名の語源である「carry more」を体現するような、使い勝手のよい作り込みはさすがですね。
通気性とクッション性を備えた素材を使って快適な背負い心地を作り上げているのはもちろん、ショルダーハーネスには、イヤホンや小物をちょっと入れておくのに便利なメッシュポケットとカラビナ用のループも配置。
さらに背面パネルの中央には、キャリーバッグのハンドルに通せるバンドがさりげなく設けられています。
karrimor highlands 26
重量 | 810g |
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容量 | 26L |
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8|THULE 「Chasm Backpack 26L」
スーリーの「キャズム」は、耐候性にすぐれたナイロン素材とターポリン素材を組み合わせた、アウトドアギアの運搬にぴったりなバッグシリーズ。
ダッフルバッグのサイズバリエーションが豊富で最大130Lのモノまでありますが、そのファンクションをコンパクトにまとめたバックパックも秀逸。
今シーズンの新作は落ち着いたカラーリングで、都会的なライフスタイルにマッチする機能が盛り込まれています。
メインコンパートメントは、ファスナーを全開にすれば底面まで見渡すことができるうえ、内側の生地には細かな荷物を識別しやすいよう明るい色が採用されています。
本作で特筆すべきは、厚手のパッド入りのラップトップPCスリーブ。マチも設けられているのでPCを優しく保護しながら持ち運ぶことができるうえ、背面側のサイドファスナーからもすぐに取り出すことができます。
トップコンパートメントは小物の収納に特化した設計。ファスナー付きのメッシュポケットやスリップポケットなどを備えた整理パネルによって、バッグ内部で荷物がバラバラになることなく携帯可能。
こんなに機能的でいて、しかも外装と内装の生地、ウェビング、メッシュはすべて100%リサイクル素材。こんなスマートなバックパック、デキるビジネスパーソンなら放っておけないですね。
9|MYSTERY RANCH「CATALYST 26」
カタリストとは、化学反応を促す「触媒」を表す英語。ミステリーランチの「カタリスト26」は、ビジネスシーンを変化させるキッカケともなるような、快適さと効率を探求したバックパックです。
同ブランドを象徴する3ジップアクセスを搭載しているため、一見アウトドア色が強く見えますが、そう判断するのは時期尚早。
日々の通勤をサポートしてくれる実用的な機能が、ちゃんと搭載されているんです。
ご覧ください、この収納力を! 奥に収納したものでも素早く出し入れできる3ジップアクセスの持ち味はそのままに、内部には現代のビジネスマンのニーズに寄り添ったオーガナイザースリーブを搭載。
パネル側面にも細かくポケットを取り入れることで、スペースを無駄なく有効活用できるようになっています。
パッド入りのPCポケットは独立型で、背面側トップの止水ジップでアクセス。バッグを地面に置いたときにPCが地面に当たらないよう「上げ底構造」を採用するなど、安心して持ち運べる工夫も見られます。
このバッグを構成するメインファブリックは、環境に優しく耐久性に優れたリサイクル・コーデュラナイロン。アウトドアフィールドで必要とされる耐候性と耐久性があるんだから、もちろんタウンユースでも怖いものなし。
MYSTERY RANCH CATALYST 26
重量 | 1.2kg |
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容量 | 26L |
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10|THE NORTH FACE「Metroscape Daypack」
日々変わりゆく時代に対応できる機能を、普遍的でミニマルなデザインに落とし込んだザ・ノース・フェイスの新作。
耐久性を求めながらも環境負荷に配慮するため、表地には1680Dのリサイクル・バリスティックナイロンを採用し、都市景観に溶け込むクラシカルなデイパックに仕上げられました。
ルックスはかなりシンプルですが、自立しやすいボトム形状、アクセスしやすいサブポケット、独立したPCスリーブポケットといった設計一つひとつにこだわりが感じられます。
メインコンパートメントは開口部が広く、荷物の視認性を確保するために明るいカラーの裏地を採用。
中身が見やすいメッシュポケット、スマホを入れても画面が傷つきにくいようにと考慮した起毛生地の内ポケットなど、各ディティールからユーザーに対する心遣いが感じられます。
背面もシンプルに見えますが、通気性を確保するエアメッシュ生地、フィット感を調整できるスタビライザー付きのショルダーハーネス、ファスナーポケット、カラビナをかけられるストラップなど、しっかりアウトドアブランドらしいディティールが。
こんなベーシックな機能がありつつ、容量29Lで重量は約960gと軽量。毎日使うものだからこそ軽くて使いやすいというのは大きな魅力ですね。
THE NORTH FACE メトロスケープデイパック
重量 | 960g |
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容量 | 29L |
公式ホームページはこちら
11|DOD「FLASACK CD」
2024年春夏シーズンのDODは、キャンプや旅、そして出張の相棒にも連れていきたくなるバッグを多数発表。それらの兄貴分的存在である「フラサク CD」は、コーデュラ生地のフラップリュックサックです。
表地には、摩擦や引き裂き、擦り切れに強く、撥水加工も施したコーデュラ305Dポリエステルを採用。デザインもかっこいいので、どこへでも積極的に持ち出したいですね。
行動中クイックにアクセスできるようにと設計された縦型ファスナー、アウトドアギアの保持に役立つデイジーチェーンと、フロント面のディティールも見逃せません。
フラップトップで、メインコンパートメントは大容量。
16インチまでのラップトップが収納できるクッション入りのポケットを含め、本作には合計13箇所もポケットがあるというから驚きです。
右サイドに縦長のファスナーポケットが設けられているのも、なかなか珍しい仕様ですね。
新作だけでも、良いのがありすぎて迷っちゃう!
アウトドアブランドからも、普段使いに特化したバックパックってこんなにたくさん出てるんですよね……。
それでも、今回取り上げたのは膨大な新作のなかのごく一部。これらを参考に、皆さんの求める理想の通勤・通学バッグを探してみてください!