実録!「超宴」豪華ワークショップ「Snow Peak料理塾」に参戦!
もちろんヤッホーブルーイング主催の「超宴」では、上で紹介したビールを愉しむのが本来の目的ですが、ビールの引力は、絶好のロケーションと舌を唸らせる料理によってより引き立つもの。そういう意味では、筆者が一番愉しみにしていたのは、このSnow Peak料理塾かもしれません。
今回は「ビール×野遊び」をテーマに、「コンパクトスモーカー」と「和鉄ダッチオーブン26」の2ギアをメインに使用し3メニューを紹介します。
1)熱燻!チーズ&ナッツ w/コンパクトスモーカー
まず体験したのが、キャンプでお馴染みのスモーク。筆者もキャンプ場に赴くときは、車にスモーカーと食材、スモークチップを投げ込んで、テント設営もそこそこにまずスモークから始めるという経験も少なくありません。
セッティングは必要ですが、放置しても旨みが凝縮したビールにピッタリの肴がその日の乾杯に間に合うというのはうれしいですよね。
今回のワークショップでは、食材にチーズとナッツを用意。ガスバーナー一口に収まるサイズ感のSnow Peak製コンパクトスモーカーにアルミホイルを敷き、チップを投入していきます(今回はさくらを選択)。
小ざるに載せた一口チーズとナッツ類をセットし、強火で一気に燻しきることわずか3~5分。大量の燻煙が押し出るようにフタの隙間から立ち上ります。
スタッフの合図で開蓋すると、そこには褐色にコーティングされた食材たち。コンパクトスモーカーを使うことで筆者がいつも実践するスモークより出来上がりが数倍早い、これなら事前にセッティングする必要もなさそうですね。
コンパクトなため燻煙が充満しやすく色・香りがしっかり移っていて、Snow Peakの品質へのこだわりとシンプルさが光る逸品。このために事前に準備していた「インドの青鬼」の苦味と絶妙にマッチするメニューでした。
2)煮込み時間はなんと、、豚バラ肉のよなよなビール煮込み w/和鉄ダッチオーブン26
あまりの盛況ぶりに筆者が伺ったときには既にブロックとしてほとんど残っていなかったビール煮込み。そのため目を引く写真も撮れず、こればかりは後悔が先に立ちませんでしたが、ダッチオーブンの底に小さく残った豚バラでも、旨味の強さと後に引くビール由来のコクや風味を十分味わうことができました。
スタッフにお聞きしたところ、なんと準備段階の朝10時よりグツグツと煮込み続けていたよう。そのメニュー名の通り、煮汁は100%ビールで、「東京ブラック」:「水曜日のネコ」を2:1でミックスしているとか。この比率がコク・旨味とほのかな香りを両立させるポイントなんですね。