今狩猟がアツい!?猟師にしか分からない美味しい鳥ランキング

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雑誌「HUNT」とのコラボレーション企画第9回。シカ肉、牡丹肉、カモ肉など、最近では色んな飲食店でジビエ料理が提供されるようになり、一般の人のハンティングに対するイメージも変わってきています。今回は五反田にあるオザワ銃砲サービスセンターの主に、猟師だからこそ知っている美味しいトリ肉のお話をしていただきました。


猟師に聞いた、美味しいトリ肉の話

1先代である父から店を引き継いで12年、半世紀以上続く老舗銃砲店、オザワ銃砲サービスセンターの主。細やかなアフターサービスと人柄により、狩猟人口減少が叫ばれる昨今において日々顧客を増やしている。

シカ肉、牡丹肉、カモ肉など、最近では色んな飲食店でジビエ料理が提供されるようになり、一般の人のハンティングに対するイメージも変わってきています。

今回は五反田にあるオザワ銃砲サービスセンターの主に、猟師だからこそ知っている美味しいトリ肉のお話をしていただきました。

狩猟鳥は美味しい

2小澤さんの狩猟の友。日の出、日の入りの時間を間違えない為の電波時計。夜中、ひっそりと鳥屋に入る際に足元を照らすヘッドライト。獲物を探すニコンの双眼鏡。

ハンティングに興味を持った人にとって、獲物が美味しいのかっていうのは重要な情報ですよね。昔の事ですが「狩猟界」という雑誌に、どの狩猟鳥が一番美味いのかランク付けをしようという企画がありました。そのランキングでトップに入ったのはカモ、キジ、ウズラ、コジュケイとか。詳しいランクは忘れましたけど、そこらへんが上位にきていたんですよ。それで、私の記憶では、その狩猟鳥のランキングの中にニワトリを入れるとしたら、12番目ぐらいだ。というコメントが入っていたんです。つまり、その上に11種類もニワトリより美味い鳥がいるってことですよね。言い換えると、狩猟鳥はニワトリより美味い。という話になるんです。

しかし、これはあくまで今獲って食べられる鳥を食べ比べて、相対的にランク付けをしたものであって、すべての鳥の中で何かが一番美味しいというランキングではないです。


ホントの美味しい鳥ランキング

実はその昔、日本人は、もっと美味い鳥を食べていたんじゃないかなと私は思うんです。獲っていけない鳥も含めた、ホントの美味しい鳥ランキングはどうなるんでしょうか。私が考えるに1位は鶴。そして2番は白鳥。3位にガンがランクインすると思うんです。今じゃあ絶対手を出しちゃ駄目ですよ?(笑)。

時は遡って、織田信長の時代。茶会とか茶の湯の世界で、懐石料理が出たんです。当然信長あたりだったら最高のモノを食べていますよね。その最高のお肉っていうのは鶴だったんですね。小さく切ったのか、肉団子かなんかにしたのかわかりませんが、お吸い物に入れていたらしいんですよ。

それにガンっていうのも、きっと美味いんでしょう。がんもどきっていうのがあるくらいですから。明治時代まで、鳥は獲ってはいけないという風潮があったそうです。だから、何かで食べちゃった人が味を忘れられなくて、がんもどきを作って食べていた。そういう噂もあります。

カモは意外に4位だった

話は戻って、ホントの美味しい鳥ランキングの4位に、やっと狩猟鳥であるカモが入ってくるんですね。

上位三つが狩猟鳥になっていないのは、かつて食べる為に獲られて、数が激減したからかもしれません。カモは割合繁殖力が強いんです。獲っても獲っても減らない。それは何故かっていうと、渡り鳥だから。ロシアとか中国とかで生まれて繁殖して、冬に日本へ来るわけですよ。当然海を渡ってくるんですから、養殖のカモとは違って筋肉隆々です。そして日本に着いたら餌をモリモリ食べて、しばらく休息して、体力も回復しているんでしょう。

12月いっぱいくらいに一番うまい時期を迎えるんです。我々はクリスマス頃にカモ撃ちに行って、高級なカモ料理でクリスマスパーティーに華を添えるんですよ。

ハンターの減少

ハンターのなり手が少ない原因に、きっかけがないっていうのと、大変そうだというのがありますよね。ライセンス取得までの道が厳しいのはしょうがないですが、一日中山の中をかき分けてとか、そんな話を聞くと始める前に「大変そうだから止めた」ってなる。ハンティングを普及させるにはある程度獲れないとダメなんです。逆に、行くと確実に獲れるってなれば面白いんですよ。

小澤さんと鳥屋猟

4小澤さんが鳥屋に持っていくのは、銃はBERETTAのAL391。イタリアの銃器具メーカーBERETTAの自動銃は、連射(3発)しても銃身が跳ねないので愛用しているそう。

一緒に猟に行くのは当店で銃をお買い上げになったお客様。これは鉄砲を買った後のアフターサービスでもあるんです。鉄砲を買ったはいいけど使い道がないんじゃ困る。その後をいかに楽しくするかなんです。
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行きつけの利根川の鳥屋で、狙いを定める小澤さん。「あの辺は水郷地帯ですから稲作が盛ん。良いコメを食べているカモってやっぱり美味しいんですよ」

6どうやらカモの渡りのルート上にあるらしく、利根川で一番獲れるという行きつけの鳥屋。どこでも同じように見えて、50センチ場所が違っても成果が違うという。

私がオススメしている猟で鳥屋猟という猟があるんです。簡単に言うと、カモに見つからないように葦で隠した小さな小屋(鳥屋)に待機して、やってきたカモを撃つ猟。これが銃猟の中で一番楽ちんです。なにせ歩くことありませんから。ストーブにあたって待ってるだけ。しかも囮のカモとデコイが仕掛けてあるので、仲間がいるぞって釣られて来るんですよ。だから鳥屋猟で一羽も獲れない日はまずないですよ。


ハンターはじめの一歩

3オザワ銃砲にはベレッタ、ブローニング、レミントン、ミロク他、常時100丁以上の猟銃をストック。中古なら数万円から購入可能。シティーハンター(都会の猟師)からの支持があつい。

解体も含めてどれだけイージーハンティングができるかっていうのはとても重要。例えば、カモを一日の定数5羽獲って、家のベランダで羽をむしっていたら、奥さんはもう二度と行かないでってなっちゃう。鳥屋なら現地で業者に解体を頼むこともできるんです。お金を払って伝票に住所等を書けば、数日後にはクール宅急便でやってくる。ジップロックに入ったお肉を知らない間に冷蔵庫に入れておけば、奥さんも喜びます。ハンティングは奥さんを味方にすることも大事なんですよ(笑)。

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HUNT編集部 Written by HUNT編集部 HUNTは自然を愛し、モノを大事にする大人に向けたライフスタイル&ファッションの雑誌。アウトドア趣味を楽しむ方や、山暮らしの達人を取材し、往年のアウトドアにヒントを得た男心くすぐる洋服やギアも多数紹介する。雑誌は2月、5月、8月、11月の月末に発売!

2016年5月26日

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