焚き火って?!【前編】楽しむ為のルールやマナーについて

sunsetclimaxは、今までにないデザインとクリエイティブな目線で、新しいムーブメントを追求する アウトドアギア・ガレージブランド。不定期で連載開始します。ぜひともsunsetclimaxが提供するギアやイベントに触れてみてください。今回は、焚き火のお話をお届けします。


今回は、焚き火、中でも”直火”のお話

キャンプと言えば‘焚き火’。それも直火での焚き火。

直火の焚き火を経験してしまうと中々のワイルド感とキャンプ感に感動!それに、なんとも言えぬベテランキャンパー感も味わえます(笑

でも最近ではキャンプ場で焚き火の直火禁止が増えた様に感じます。皆さんも以前行ったキャンプ場さんが直火禁止になった事も有るのでは?

実際にキャンプ場さんへその辺を伺うと…なんとも只ならぬ現実に‘禁止’しなくてはならないかも?な状況が有るようです。今回はその辺りを直火OKな那須のキャンプ場‘キャンプラビット’さんの‘倉川真吾さん’にインタビューをさせて頂きました。

焚き火台使用についても同じことですが、直火経験が出来るキャンプ場を存続させる為にも、ギアやスタイルが注目される今こそもう一度考える事ではないでしょうか?

焚き火の醍醐味と合わせてそんな焚火について初心者・ベテランに関係なくキャンパー皆さん必見のお話です!是非一緒に自分のスタイルを見つめてみましょう!

※御注意
文中の情報については、例としてキャンプラビットさんのルールを踏まえています。
他のキャンプ場さんについては各々確認を必ずお願い致します。

直火ができるキャンプ場”キャンプラビット”倉川真吾さんにインタビューしました

以下
インタビュアー…T)
倉川さん…倉)

T)
こんにちは。
早速ですが、キャンプ場さんから見た最近の焚き火事情を教えて頂けますか?

倉)
近年、キャンプブームに伴い数々のキャンプギアが発売されている中、焚火台もはずせないギアの一つであると思います。焚き火はある種、キャンプを楽しむうえでは必須と言っても過言ではありません!
元来、焚き火は野営するにあたり獣などに寝込みを襲われないようになど、さまざまな用途があります。でも、なんと言っても最大の目的は暖を取る事!その中でも、焚火台を使わない“直火”!!

T)
是非改めて直火のメリットを教えて下さい。

倉)
直火最大のメリットはくるぶしから暖められることが出来る。焚火台を使用すると高い設置の為、足元はどうしても温まりずらい。又、焚火台は薪をくべる範囲も限られているので調理などをする際も気を使ってしまう。
どうせなら、直火で出来た“おき火”でドカッとダッチオーブンなどを置きたいものです。

T)
それは良いですよね!見た目もカッコ良い!…でも当然メリットだけではありませんよね?例えばデメリットはどんな事が有ったりするのでしょう?

倉)
そうですね、直火のデメリットは、薪をくべる範囲が限られていない分、多くの薪をくべてしまう。これは当然危険行為です!!多くの薪をくべてしまうというのは当然“爆ぜる”量も多くなりタープやテントなどを損傷しかねません。
又、直火は一度火を入れると移動できないのもデメリットです。双方、良くも悪くも先ずは正しい“焚火”の楽しみ方をこれからのキャンパーに伝えていきたいです。

T)
これお恥ずかしいのですが…自分自身も何となくで意外とハッキリとはしておらず…正しい“直火”の設営から終わり方までを教えて下さい。

倉)私達のキャンプラビットとしてですが、各サイトに“炉”はあります。しかしテントレイアウトをする際に干渉してしまう場所にあることも多々。その際には移動する必要があります。完璧なレイアウトで、完璧な後片付けをして“直火”を楽しんでほしいです。

T)
何か設置のPOINTというのは有りますか?

倉)
例をあげるとすればまず3点、
①テントレイアウトについて大まかなに炉の移動位置を意識すること。もちろん優先するのはテントレイアウトですが、ガイドロープなどが炉に干渉してしまうこともあります。大まかにでも位置を意識することで、自然と炉の位置が定まります。
②キャンプ場では当然隣に他のキャンパーがいます。いくら自分のサイトとは言え、どこにでも炉を組んではいけません。その際に“一言”、あいさつを兼ね「この辺で直火をしたいのですが、良いですか?」など、一言声を掛けるだけでもお互い気持ちのいいキャンプが楽しめます。
③最後は、風向きについてです。直火は一度火を入れると移動出来ません。風向きを読むことが重要です。当然自然を相手にする遊びなので絶対はありませんが“風の通り”はあります。キャンプ場の管理人に聞いたり、山がどの位置にあるかを確認すると良いでしょう。

T)
では終了のPOINTは?

倉)
こちらは2点。
①在内で、完全に燃やしきれる量の焚き火をすること。キャンプ場全体に言える事、これは絶対的なマナーです。炉の中は使う前より綺麗にする意識を高めてほしいです。
②それでも燃やしきれなかった薪は、必ず管理人に聞いてください。キャンプラビットでは、完全に鎮火していることを確認して、燃えるゴミとして出せます。大きい場合も受付ますので必ず聞いて下さい。
※残った炭も鎮火を確認して各キャンプ場に聞くこと。

T)
改めて確認すると大事な事が良く分かりますね。その他にも焚き火のマナーやその他の注意点も有りますか?

倉)
最近特に焚き火のマナーが低下してきていると感じています。酷な言い方かもしれませんが「マナーが分からなければキャンプはしない方が良い」。これは、我々キャンプ場が後片づけなど大変とかでは一切ありません!
僕もキャンパー、マナーが悪い“炉”などを見てしまう同じキャンパーとしてガッカリしてしまう事も多々…これはいくつかの事例ですが、とにかく燃やしきらないでそのまま放置!
‘ダンボールやゴミまで燃やす’これは“焚き火”ではありませんしその行為はまるで“焼却炉でゴミを燃やす”行為と同じ事になってしまいます。
実際にこんな事もありました。今まで何か参考になればと撮っておいた写真です。

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倉)
場内に焚き木用の木として置いて無かった木を薪として使用、燃え尽きないと分かりそのまま放置。もしこの木がまだくすぶっている状態だったら…。

T)急に燃えだしたりも(汗



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倉)
これらは先の焼却炉状態の1コマ良く見るとゴミの残りカスが散らばっているんです。

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白いのがゴミの焼却物。



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これなんか大量のダンボールを燃やした跡です。ここまで山になる程燃やすなんて。うちのキャンプ場ではダンボールをゴミとして受け付けているんですが…。

T)
臭いや煙も相当出たんじゃないでしょうか?残りの灰も風に乗って場内へ…。

倉)
他にも挙げられるのが、海鮮バーベキューなのでしょうか?“貝ガラ”なんて燃えませんよ!これもよくある光景です。細い枝などは焚き付けには向いてますが、そこそこ太い枝は水分を含んでいるので燃えません。煙ばかりがあがってしまいます。そして燃えないと分かると放り投げる。
焚火台のマナーについては、燃えカスをサイトに撒く行為を目にしますね。

T)
自然に帰す意味なんでしょうか?それじゃあサイトがカスだらけですよね。自分は焚き火台のまま廃棄場所へ持って行ったり最近は市販の炭バケツに移し替えて持って行きますね。
バケツは燃え尽きない残った炭や薪を消すのにも便利なんで重宝しています!ちなみに普通のバケツなどでは、底からの放射熱で地面を痛めてしまうので必ず炭専用バケツでね。

倉)
変わってこちらはお手本となる良い例ですね。

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T)
確かに気持ちが良いですね!次に設営の時もスムーズに‘焚き木’のレイアウトが出来そうです!

倉)
又、困った事に炊事場で焚火台を洗うキャンパーさんも増えてきていますね。炊事場は通常、食べ物を洗ったり、食器を洗う所です。どうしても洗いたいならば、やはり管理人に聞いてほしいです。全体的にすべてのマナーをみると“次の人の為に”や、“共有スペース”という部分に思いやりが必要ですよね。
とにかく、分からない事が有れば気軽に“聞いて欲しい”というのをキャンパーさんへお伝えしたいです。その他にも注意点として挙げられる一つに、”着火”。
一番ゾッとしたのは、薪の上にホワイトガソリンをまいて着火しようとしていたんです!絶対に止めてもらいたいです!一気に炎が上がり大変危険です!!
また、秋口の焚火にも注意喚起したいです。この季節は紅葉も綺麗で、焚き火が‘おいしい’季節。しかし、焚き火をやられる際は必ずまわりの枯葉をどけてから焚き火を楽しんで下さい。
何故か?カラカラに空気が乾燥していて、もしも枯葉にでも引火したら…恐い事にあっという間に火が回り、山火事になる危険性だって充分にあります!!

T)
何だか背筋が凍るお話ですね。
今回の前編として焚き火についてのマナーやルールについてに重点を置いて掲載致しました。今回お話を聞いてみて自分自身も改めて考えさせられました。
‘キャンパーあってのキャンプ場!キャンプ場あってのキャンパー!’どちらとも気持ち良くキャンプライフを充実させたいですよね!

次回は、焚き火の楽しみ方のお話

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後篇では、焚き火の魅力的な楽しみ方をお聞きしました!
→「焚き火って?! 後編(こんな楽しみ方はいかが?)
ルールやマナーを守って雰囲気たっぷりの焚き火でキャンピングライフを充実しましょう!!

【取材インタビュー御協力】
栃木県那須郡のオートキャンプ場
「キャンプラビット」http://www.camp-rabbit.com/
倉川真吾 さん
御自身の設計職の経験を活かされ最高のキャンプ場を目指しクリエイティブな目線で日々進化をされています。
リアルタイムで更新されるキャンプラビットのブログは、写真も含めて自然感満載の見ごたえ有りのこれまた必見です。
又、キャンプラビット発のブランド‘ソウイウッドワークス’とのコラボ‘mas’も展開。現在は主にアウトドアファニチャーをラインナップ。
http://www.camp-rabbit.com/mas/index.html

※今回のお届けした内容は、sunset climaxHPコラム内「焚き火って?! 前編(楽しむ為のルールやマナーについて)」にリライトを加えたものです。

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Portable Villaー持ち運びできる別荘をコンセプトに、2014年に有志3名で立ち上げたガレージブランド。海外ブランドとコラボレーションするなど、キャンプシーンを優雅に演出するストーリーに溢れたラインナップが魅力。

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