快適生活研究家・田中ケン氏連載企画:アウトドアで人生が変わった『僕のターニングポイント』

田中ケンさんと女性

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アウトドアを仕事とする『快適生活研究家・田中ケン』氏に、アウトドアに関するモノ・コト・ヒトとの出会いを連載していただくこの企画。どんなターニングポイントがあったのか、語ってもらっています。

人にはターニングポイントがある。それは、アウトドアにおいても

キャンプを楽しむ田中ケンさん
人には人生を変える様々なターニングポイントがあり、そこには多くのモノ・コト・ヒトとの出会いがある。

アウトドアを仕事とする『快適生活研究家・田中ケン』氏に、アウトドアに関するモノ・コト・ヒトとの出会いを連載していただくこの企画。彼にはどんな経緯でアウトドアの達人と言われるようにまでなったのか、語ってもらっています。

なお、CAMP HACKの他の連載「コレがなきゃ始まらない!私的キャンプの逸品」でも登場してもらっていますので、ぜひご覧ください!

快適生活研究家、田中ケン氏とはいったい?

アウトドア家田中ケン氏
モデル時代に、世界で最も過酷なアドベンチャーレースに数えられる『レイド・ゴロワーズ』に参加。その後、モデルという仕事からアウトドアの世界へ。現在ではアウトドア雑誌やテレビ出演などと平行し、アウトドア人口の裾野を広げるべく、自身の会社が経営するキャンプ場『outside BASE』など全国各地でイベントを開催中。

アウトドアが仕事となった今でも、アウトドアは「みんなで遊んで楽しく快適なもの」という信念を持ち続けており、肩書きをプロアウトドアマンではなく『快適生活研究家』としている。

アウトドアをを日常に取り入れることを快適生活と語る、田中ケン氏の気になる”アウトドアとの出会い”は何だったのだろうか?第1回目の今回は、このことについて語ってもらうことにしよう。


カッコよかった、親父の姿

親父とお袋
親父とお袋

僕のアウトドア歴は長い。まぁ途中にかなりのブランクはあるのだが・・・

僕はドイツ系の4世である。田中という名前は曾おばぁちゃんが日本人でその性が田中だったということらしい。実は3年前に次のステージに向かった親父がその前に教えてくれ、最近、知ったことだった。僕が言うのは何だけど、かなりきれいな人である。そのきれいな日本の祖父を持つ3/4のドイツの血を持った親父と日本人の母から僕は生まれた。

曾おばあちゃんと曾お爺ちゃん
曾おばあちゃんと曾お爺ちゃん

親父から僕はアウトドアを学んだ。僕が幼少のころの家族旅行はアウトドアが多かった。テント泊ではなかったが、コテージに泊まり親父が料理をしてくれ遊びはコテージのそばの山にまさに藪漕ぎのようなトレッキングを楽しませてくれた。親父がいる週末は、いつも家の庭でBBQを楽しんだ。そんな幼少時代を過ごしていた。

モデル時代
モデル時代

小学校の高学年になりサッカーをはじめたためそんな生活から少しずつ遠ざかってしまった。高校を卒業し、モデルの世界に飛び込んだ。

この時にはすっかりアウトドアのことなんか忘れ、都会のジャングルをさまよい歩く、アーバンアウトドアを楽しむようになった。まぁ、このアーバンアウトドアも今思えばかなりのめりこみ、かなりの時間を楽しんだ。この辺の話はどこかでタイミングが合えば書くことにしよう。

僕の、アウトドアとの出会い

ファミリーキャンプ3
家庭を持つようになると、ファミリーキャンプに出かけた

モデルとしてメンズクラブやポパイなどの雑誌、いろいろな広告物などの仕事をさせてもらった。そんな時、初めてキャンプを楽しむチャンスが訪れた。モデルの先輩から山中湖で開催されるマラソンに一緒に出ないかという誘いだった。学生時代はサッカーで全国大会まで言った僕である。2つ返事で出場すると即答した。

ただひとつ気になったのは宿泊だけである。どうするのか尋ねると、”キャンプ”をするという。キャンプをすると言われても、僕には経験がない。経験がないだけでなく、道具なんか何一つ持っていない。そんな僕にモデルの先輩は「シュラフだけ買って来い」、そう言った。

田中ケン氏のキャンプの様子 家族ができてからは、ファミリーキャンプを楽しむようになった

実は僕も今、初めてキャンプをする人には「シュラフだけは用意してください」と言う。なぜなら、テントやタープ、その他のものを購入してしまって、もし、やはりアウトドアを、キャンプを、好きになれなかったら宝の持ち腐れになってしまう。シュラフは家に友人が泊まりに来たら布団代わりに使うことができる。小さくなるので家に置いてあっても邪魔にならない。それに他人が触れたものに触るのは・・・なんて人もいるし。



ということで僕はシュラフを買いに行った。25年以上も前である。今のように量販店にアウトドアギアが扱われている時代ではない。アウトドアショップもそんなにない。結局、山専門のショップで数少ない封筒型のシュラフを手に入れた。このシュラフ、今でも使っています。我が家に友達が泊まりに来た時に。

マラソンの前日、山中湖にある、みさきキャンプ場に向かった。目の前に山中湖が広がりその向こうに日本一の山、富士山を望む最高のシチュエーションのキャンプ場だ。モデル時代でもあるこの時期、いろいろなところにロケで行っていたが、ここの景色は最高に美しかった。

キャンプ場につき設営!僕は何もできない。先輩は「座ってろ!」と言って椅子を出し、コーヒーを淹れてくれた。

テント、タープを設営し、キッチン周りをセッティング。タープの下はテーブルと椅子が並べられた。慣れた手つきでスムーズに。僕はというとその光景を指をくわえて眺めながら、淹れてくれたコーヒーをすすっていた。なんか悔しかった。アウトドア、キャンプは男の腕の見せ所。僕は何もできずに見ているだけ。

カヌーを漕ぐ田中ケン氏 この体験が影響してか、今ではカヌーを頻繁に楽しんでいる

設営が終わるとさらに追い打ちをかけるように、その先輩は車のルーフトップの上のカナディアンカヌーを肩に乗せ湖畔に向け歩き始めた。そして僕の方に振り返りこう言った「のんびりしてろよ。ちょっとカヌー漕いでくるから!」、かっこよかった。言い過ぎかもしれないがハリウッドスターのようだった。

1時間ほどして戻ってくると、日が暮れる前にランタンをポンピングし料理の準備に入った。もちろん僕は指をくわえているだけ。決しておなかが空いているわけではない、何もできないのである。

ダッチオーブンイメージ 当時は普及していなかった、ダッチオーブンでの料理は格別

料理は所詮、BBQかカレーだと思っていたら、メキシコ料理のフルコースがあっという間にできあがった。

ポルペッテ キャンプをより快適にするキャンプ料理教室も開催するようになった

日が西に傾きかけたころ、シャンパンを抜き、乾杯!まさに至福の時である。おいしい食事に舌を打ち、酒を飲む。そして気の置けない仲間との楽しい会話。もう僕がアウトドアにはまった瞬間だった。スイッチが入った音が僕の心の中で聞こえた。マラソンはあまりに楽しい夜のため飲みすぎて惨敗!でも、僕の人生を変えたまさにターニングポイントだった。

この日までは都会のジャングルをかけまわっていた。今では1年のうちで2/3をアウトドアフィールドで過ごすようになった。アウトドア、本当に楽しいんだよなぁ!さぁ、今度はどこに出かけていこうかな?

 

田中ケン氏が語る、キャンプ必携ベスト3 → 「コレがなきゃ始まらない!私的キャンプの逸品


田中ケン氏がプロデューサーを務める”冬のアウトドア”イベント開催!

冬キャンプの中のキャンプカー
2016年1月23日(土)~2016年1月24日(日)で行われる雪上ドライブ体験&スノーシューツアーが夢のコラボするイベント『DELICA D:5 PLAY THE NATURE!TOUR 2016』。冬の大人遊びを満喫するには持って来いのイベントです。

◆開催日
●2016年1月23日(土)~2016年1月24日(日)
◆集合場所:outside BASE 群馬県吾妻郡長野原町大字北軽井沢字鷹繋2032‐2457
◆集合時間:9:00集合
◆募集人数:10組程度
◆参加条件:車で現地まで来られる方、普通自動車運転免許をお持ちの方
◆参加費用:大人8,640円(税込)/小学生5,400円(税込)

詳細はこちら

 

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田中 ケン Written by 田中 ケン 快適生活研究家。アウトドア雑誌などのメディア出演、アウトドアイベントのプロデュースなど多方面で活躍中。アウトドアライフを提案する「ダディーズオピニオン」を設立後、群馬県北軽井沢にてキャンプ場「outsideBASE」を運営している。

2016年1月5日

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