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寝袋の選び方とおすすめを紹介

寝袋(シュラフ)の選び方と人気&おすすめモデル20選!

キャンプには欠かせない寝袋。シュラフとも呼ばれる、いわばお布団の役目をするものはあらゆるブランドから豊富な商品が発売されています。種類も多く、何を基準に選べばいいか迷ってしまいますよね。そこで今回は、寝袋の見分け方、選ぶポイントから人気&定番アイテムを一挙にご紹介! ぜひ自分にピッタリのモデルを見つけてくださいね。

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目次

アイキャッチ画像作成:編集部

寝袋・シュラフの選び方は?

スノーピークの「オフトン」シリーズ
出典:Instagram by @snowpeakstore_tressayokohama

テント泊に必要なギアと言えば、寝袋(シュラフ) 。最近ではリーズナブルなものも増えていますが、価格優先で選んでしまうと寒さが凌げなかったりグッスリ眠れないなんていうことも……。

キャンプの満足度を上げるためにも、寝具選びはとても重要です。とは言え色々な種類があって見た目も全然違う寝袋は、どうやって選んだらいいのでしょうか?

【結論】寝袋は“キャンプスタイル”で選ぼう!

寝袋・シュラフを使う家族
出典:Coleman

「使い勝手の良いシュラフを選びたい!」と考えたとき、たとえばファミリーとソロでは求められる機能は違いますよね。人数の多いファミリーであればあるほど、横並びでゆったり寝られる寝袋が快適です。

アルパインデザイン ポップアップメッシュシェルター
撮影:編集部

逆にソロキャンプであればテントもコンパクトな分、寝袋にもゆとりを求めるというよりは体にフィットするタイプが快適です。このように形の違いのほか、中綿の種類やどの季節に使うかといった季節性なども選ぶポイント!

ここからは快適な寝袋を見つけるためのチェックポイントをひとつひとつ見ていきましょう。

寝袋・シュラフを選ぶときの「4つのチェックポイント」

POINT①「形」⇒マミー型か封筒型か

マミー型と封筒型シュラフを並べた画像
撮影:編集部

寝袋・シュラフには、大きく分けてマミー型封筒(レクタングラー)型 の2種類。一目で形状が違うのはわかりますが、それぞれ具体的にはこんな特徴があります。

ソロキャンプにおすすめなのが「マミー型」

  • ミノ虫のような形状で身体にフィットし、保温効果抜群!
  • 折りたたむとコンパクトになり、積載にもやさしい
  • マイナス環境に対応しているモデルも多く、秋冬はこのタイプが◎

ファミリーにおすすめなのが「封筒型」

  • 布団を折りたたんだような長方形で、連結させて使えるものが多い
  • ゆとりのある寝心地で寝返りも打ちやすい
  • 保温性能はマミー型に劣るので、春先や初秋がメインシーズンという人に◎
モンベルのダウン系寝袋
撮影:編集部 ※モンベルのマミー型シュラフ「ダウンハガー650」の収納状態

ソロかファミリーかといったスタイルの違いのほかにも、「とにかく寒いのは嫌だ!」という方やトレッキングなど荷物を少しでも減らしたいアクティビティで使うならマミー型を。収納サイズは直径15×30cm程度に収まり、重さは1kg以下で軽ければ軽いほどバイクや自転車でも楽に持ち運べます。

▼寝袋収納のコツはこちら!

親子で寝袋
出典:snowpeak

多少嵩張ってもゆったりとした寝心地を重視したかったり、上下をセパレートして温度を調節できる快適性を優先したいのであれば封筒型を。このように各タイプの特徴と優先したいポイントを照らし合わせて選ぶと良いでしょう。

POINT②「中綿の種類」⇒ダウンか化繊か

中綿の種類には、化学繊維(化繊)ダウン の2タイプあります。

ダウン
出典:PIXTA

ダウン

  • 化繊の約半分という軽さであり、ダウン独特のフワフワとした肌触りで寝心地抜群!
  • 濡れに弱いのと保管に気をつけないとカビの恐れがあり

商品にもよりますが総じてダウンシュラフは化繊に比べ約半分程度の重さで、とても軽いことが特徴。圧縮性も高いためコンパクトになることから携行性も良い反面、見ずに濡れると保温力が落ちてしまうので扱いには注意が必要です。

▼ダウンシュラフのメンテナンスについてはこちら!

ポリエステル綿
出典:FUTON LIFE

化繊

  • 洗濯可能で濡れに強く、価格もダウンに比べリーズナブル
  • ダウンよりもかさ張る

ダウンのデメリットを反転させたタイプが、化繊の寝袋。水濡れに強く丸洗いできるタイプもありメンテナンスは楽ですが、肝心の保温性と圧縮性はダウンには劣ります。

とは言えダウンに比べてリーズナブルなアイテムが多いので、機能と価格においてコストパフォーマンスに優れたモデルを選ぶと良いでしょう。

▼寝袋の洗濯についてはこちら!

POINT③「耐久温度(快適温度)」⇒記載温度+5度で選ぶのが◎

寝袋・シュラフの快適温度
撮影:編集部

寝袋には、見た目だけでなく保温性能にも違いがあり、主に次のように分かれています。

  • 4シーズン用(春夏秋冬)
  • 3シーズン用(春夏秋)
  • 厳冬期用

どの寝袋にどれくらいの性能があるかを示すのが、各商品に提示されている「快適使用温度」。これはどのくらいの気温下で快適に使えるかを数値で表したものでメーカーによって「最低使用温度」や「推奨使用温度」など表記は様々ですが、この選択を誤ると「寒すぎる」「意外と暑い」などが生じてしまうので注意が必要です。

では、先ほどのカテゴリーごとに快適使用温度の目安をまとめてみましょう。

  • 春夏用……5~10℃
  • 3シーズン(春夏秋)用……-5~5℃
  • 厳冬期用……-5℃以下

ただこれは、あくまでスペック上の目安。同じ季節でも風が強かったり晴れか雨かでも気温条件は変わってくるので、「記載温度+5度」の少し高めのモデルを選んでおくと安心です。

スナグパック ベースキャンプスリープシステム
出典:ビッグウイング

季節に合った寝袋を揃えると言っても、複数買えばそれだけお金もかかるのでなかなか難しいのが現実ですよね。そこでおすすめなのが、「レイヤーシュラフ」!

異なる温度帯のシュラフがセットになっていて、1つであらゆるシーズンを賄えるという便利なアイテムなんです。お財布にも優しく使い勝手も良いレイヤーシュラフ、最近ではいくつか種類も出ているのでコスパ優先で選びたい方はチェックしてみると良いでしょう。

▼「冬用シュラフ」を買い足さずに冬キャンプを楽しむアイディアはこちら!

POINT④「サイズ感」⇒体に合った幅と長さを選ぼう

モンベルスリーピングバッグのサイズ比較
出典:モンベル

寝袋を選ぶ際に見逃しがちなのが、サイズ感。身長150cmの人と180cmの人が、長さ190cmの同じ寝袋使うのでは、当然寝心地は変わりますよね。

ゆったりかフィット感高めかの好みにもよりますが、スペック記載の長さをチェックして実際に寝たときのサイズ感をイメージしておくと良いでしょう。メーカーによってはサイズバリエーションがあり、モンベルはウィメンズ向けやロングモデル、ナンガはレギュラーとショートなどから選べるようになっています。

マルチレイヤースリーピングバッグで寝る男性
撮影:秋葉実

また、長さだけでなく幅もチェック。体格の良い男性の場合、スリムな封筒型だと窮屈に感じることもあります。横幅80cm以上など、ゆったり寝られるだけの幅があるかどうかも見ておくと良いですね。
というように4つのポイントをチェックしてどんなタイプが良いか見極めたら、実際の商品から選んでみましょう。ここからはマミー型と封筒型に分けて、人気のシュラフをご紹介します!

おすすめのマミー型寝袋10選

防水効果がプラスされた名品「ナンガ オーロラライト450DX レギュラー」

ナンガ オーロラライト450DX レギュラー

●サイズ:最大長210×最大肩幅80/cm(身長178cmまで) ●収納時サイズ:直径14×30cm ●総重量:865g ●素材:表地/15dn オーロラテックス 裏地/15dn リップストップナイロン ●フィルパワー:スパニッシュダックダウン90-10% (760FP) ●ダウン量:450g ●快適使用温度/下限温度:0℃ / -5℃

春~初秋ならこちら!「ナンガ オーロラライト 350DX レギュラー」

ナンガ オーロラライト 350DX レギュラー

●サイズ:レギュラーサイズ(適応身長178cmまで) ●総重量:(約)750g(羽毛量/350g) ●収納時サイズ:直径13×25cm ●素材: 表地/15dn オーロラテックス 裏地/15dn リップストップナイロン ●フィルパワー:スパニッシュダックダウン90-10% (760FP) ●快適使用温度/下限温度:5℃/0℃

▼ナンガの寝袋特集記事はこちら!

首元と肩を包むマフラーで保温効果◎「イスカ エアプラス450」

イスカ エアプラス 450

●サイズ:78(肩幅)×213(全長)cm
●収納時サイズ:φ16×32cm
●重量:840g
●素材:ナイロン100%
●フィルパワー:800FP
●快適使用温度:-6℃

化繊寝袋なのにコンパクト「イスカ アルファライト700X」

イスカ アルファライト700X

●サイズ:肩幅81×全身203cm ●収納時サイズ:直径19×35cm ●対応身長:182cm ●重量:1300g ●素材:ポリエステル100% ●中綿:700g(マイクロライト) ●最低使用温度-6℃

▼イスカの寝袋特集記事はこちら!

冬用シュラフの定番であり決定版!「モンベル シームレスダウンハガー800 #2」

モンベル シームレス ダウンハガー800 #2

●素材:表地/10デニール・バリスティック エアライト ナイロン・タフタ[撥水加工]
●重量:677g(703g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量
●収納時サイズ:直径15×30cm(4.7L)
●コンフォート温度:0℃
●リミット温度:-5℃
●適応身長:183cmまで

隔壁ナシでダウンが均等に広がる「モンベル シームレスダウンハガー800 #3」

モンベル シームレスダウンハガー800#3

●素材:生地:10デニール・バリスティック エアライト&ナイロン・タフタ[ポルカテックス ●中綿:800FP EXダウン ●重量:531g(555g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量 ●収納時サイズ:直径13×26cm(3.0L) ●適応身長:183cmまで対応 ●快適温度】:4℃ ●使用可能温度: -1℃

▼モンベルの寝袋特集記事はこちら!

手足を出して着たまま歩ける!「コールマン コルネットストレッチⅡ」

コールマン コルネットストレッチII /L-5

●使用下限温度:-5℃以上 ●サイズ:約205×67〜84cm ●収納時サイズ:約φ45×25cm ●重量:約1.6kg ●材質:表地/ポリエステル  裏地/ポリエステル  中綿/ポリエステル 

洗濯機OK!「ロゴス NEOS 丸洗いアリーバ2」

ロゴス neos 丸洗いアリーバ・2

●素材:モイスポリ(肌面素材)モイスポリ ●中綿:ダイナチューブファイバー ●重量:(約)1.7kg ●適正温度目安:2度まで ●サイズ:(約)80×210cm ●収納時サイズ:(約)24×24×43cm

コスパ◎の冬用シュラフ「タラスブルバ マミーシュラフ」

タラスブルバ マミーシュラフ

●快適温度:-10℃ ●使用下限温度:-17℃ ●サイズ:約210x80x60cm ●収納時サイズ:約Φ33x48cm ●重量:約3.1kg ●素材:表地/ナイロン、中綿/ポリエステル、裏地/ナイロン

長さ220cmでゆったり寝られる「バンドック BDK-61」

バンドック マミー型シュラフ

●サイズ : 約2200×900mm ●収納時サイズ : 約直径300×420mm ●重量 : 約2.4Kg  ●中綿重量:約1540g ●材質 : 表面/ナイロン40D(防水加工) 裏地/ポリエステル 中綿/ポリエステル(ホローファイバー) ●適応温度目安 : 約-5℃〜

おすすめの封筒型寝袋10選

布団みたいに寝心地ふんわり「コールマン コージーII/C5」

コールマン コージーII/C5

●材質:表地/ポリエステル、裏地/ポリエステル、中綿/ポリエステル ●サイズ:約84×190(h)cm ●収納時サイズ:約直径26×42cm ●重量:約2kg ●快適温度:5℃以上

掛けと敷きに分離できる!「スノーピーク セパレートシュラフオフトン ワイド」

スノーピーク セパレートシュラフ オフトン ワイド

●材質:表地・収納ケース/40Dナイロンリップストップ、裏地/TCコットン、中綿/アモノフォロファイバー ●サイズ:105×210cm(敷)、110×200cm(掛) ●収納時サイズ:φ28×52cm ●総重量:約2600g ●下限温度:5℃

▼「セパレートシュラフオフトン」の特集記事はこちら!

春夏用のコスパ良好シュラフ「キャプテンスタッグ フェレール1200」

キャプテンスタッグ フェレール 1200

●サイズ:(約)幅85×長さ190cm ●収納時サイズ:(約)外形24×高さ43cm ●重量(約):1.7kg ● 材質:表地/ポリエステル100% 裏地/ポリエステル100%(マイクロファイバー) 中綿/ポリエステル(ホローファイバー)1200g ●最低使用温度:7℃

▼キャプテンスタッグの寝袋特集記事はこちら!

洗えるからいつでも清潔!「ロゴス 丸洗いスランバーシュラフ2」

ロゴス 丸洗い スランバーシュラフ 2

●総重量 : (約)1.8kg ●適合胸囲 : (約)102cmまで ●サイズ : (約)80×190cm ●収納時サイズ : (約)27×27×38cm ●素材 : 表素材/モイスポリ 肌面素材/モイスポリ 中綿/ダイナチューブファイバー ●適正温度目安 : 2℃まで

ファミリーでの車中泊にオススメ「ロゴス ミニバンぴったり寝袋」

ロゴス ミニバンぴったり寝袋2

●使用適正温度:-2℃まで ●適合胸囲:(約)91cmまで×2人 ●総重量:(約)3.6kg ●サイズ:(約)幅142×長さ190cm クッション時/(約)幅60×奥行58×厚さ24cm×2pcs ●収納時サイズ:(約)幅49×奥行24×高さ36cm ●素材:表素材/モイスポリ 肌面素材/サーマブレスクロス 中綿/ダイナチューブファイバー

▼ロゴスの寝袋特集記事はこちら!

これひとつでオールシーズンOK!「コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ」

コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ

●使用時サイズ:約 90×200cm ●収納時サイズ:約52×29×38cm ●重量:4.9kg ●材質:表地/ポリエステル 裏地/ポリエステル 中綿/ポリエステル ●付属品:収納ケース

▼「コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ」の特集記事はこちら!

-12℃~3℃まで幅広くカバー「スナグパック ベースキャンプスリープシステム」

スナグパック ベースキャンプスリープシステム

●セット 収納時:直径30×長さ50cm 展開時:縦(長さ)220×横(周囲)160 <重量>3,200g <快適使用温度>-12℃ ●ノーチラス(外側)のみ 展開時:縦(長さ)220×横(周囲)160 <重量>1,400g <快適使用温度>3℃ ●マリナー(内側)のみ 展開時:縦(長さ)220×横(周囲)154cm <重量>1,750g <快適使用温度>-2℃ ●素材:アウター生地 / ポリエステル「Aqualight」 インナー生地 / ポリエステル「Supersoft」 中綿 / 「Isofibre」(シリコーン加工ポリエステル中空繊維)

▼「ベースキャンプスリープシステム」の特集記事はこちら!

3シーズン用ならこちら「ハイランダー 2in1 洗える3シーズンシュラフ」

ハイランダー 2in1 洗える3シーズンシュラフ

●素材:表地/ポリエステル100%(190Tデニール)中綿/ホロファイバー ●サイズ:W80×H185cm ●収納時サイズ:約φ30×40cm(圧縮時約φ28×30cm) ●重量:約2.1kg● ●対応温度:5~15℃

家族みんなで広々寝られる!「DOD わがやのシュラフ」

DOD わがやのシュラフ

●サイズ:(約)W2300×D2000mm ●収納時サイズ:(約)W360×D360×H660mm ●重量:(約)4.8kg ●材質:ポリエステル、綿 ●推奨使用温度:5℃~ ●最低使用温度:-5℃

封筒型で重さたったの790g!「ネイチャーハイク グースダウンスリーピングバッグ」

ネイチャーハイク グースダウン スリーピングバッグ 400

●サイズ:200×80cm ●収納時サイズ:16×35cm ●総重量:790g ●快適使用温度:0℃ ●限界使用温度:-5℃ ●素材:15D Nylon 中綿/White Goose Down 400g(800FP)

意外なメリットも!ユニークな「人型シュラフ」

人型寝袋 DOD
出典:Instagramby@dod.camp

今や「寝袋=寝具」の概念を打ち破る人型寝袋も、色々なアウトドアメーカーから発売されています。手足が自由に動かせるので服感覚で着たまま歩くこともできたり、真冬は防寒着代わりに部屋着として着るなんていうアイディアも!?

使い方次第でキャンプも普段の生活ももっと快適になりそうな人型寝袋、気になる方はこちらでラインナップをチェックしてみてくださいね。

しっかり選んで、最適な寝袋を見つけよう!

ナンガのシュラフとランタンの画像
出典:Instagram by @nanga_official

寝袋は、キャンプに必要なアイテムの1つ。どれを買うべきかしっかりと見極めた上で、最適なアイテムを選びましょう!

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