実際に起こった事故たちから学ぶ「キャンプの注意点」~テント設営編~

また今年も起こってしまったキャンプでの事故。知識さえあればその事故は起きなかったかもしれません。少しでも事故を減らすために、今回はテントの設営場所の選び方についての事故予防法をお教えます。自然の中で遊ぶなら最低限の注意点を知っておきましょうね。


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事故を避けよう。避けておくべきテントの設営場所5つ

1.  風が吹き抜ける場所

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絶景の見える場所にテントを設営したくなりますが、見晴らしのいい場所は風が吹き抜けやすく、強風が突然吹くタイミングもあるかもしれません。

風が強い場所であれば調理はしづらいですし、体力もみるみる落ちていきます。さらに突風によってテントごと飛ばされてしまったら、自分だけでなく他者も巻き込む事故につながり兼ねません。風のとおり道にはテントは設営しないようにしましょう。

2.  川に近すぎる河原や中洲

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川で一番事故が多いのは中州です。川はその場で雨が降っていなくても、上流に降った雨や治水により増水することがあります。中州で遊んでいて気づかないうちに川が増水し、中州に取り残されてしまったという事故が後を絶ちません。中州は陸ではなく川の堆積物であり、川底と同じ物と認識しましょう。

同様に、川の近くの河原は急な増水があった場合にテントごと流されてしまう可能性があります。命に関わるので川に近すぎる河原や中州でのテント泊は絶対に避けましょう。


木の真下

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木の下は落雷や倒木の影響を受けてしまう危険性があります。雷が木に落ちると、周辺の地面や枝葉を伝って電気が走る「側撃雷」が起こります。落雷の際に木の近くにいるとその側撃雷を受け、感電してしまうこともあります。

また、突然の暴風雨で木が倒木した際に、木の下にテントを張って就寝していた方が下敷きになり亡くなる事故も起こっています。

木の近くにテントを張る際には、木の根元や幹の近くを避けて最低でも2m程度離れた場所に張るようにしましょう。

崖の下

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崖崩れや落石の恐れがあります。崖は雨などによって地盤が緩くなっていることがあるため、いつ崩れ落ちるか分かりません。

また、少しの風や地面の震動などによって、落石することも。例え小さな石でも、高いところから落ちてくれば大怪我につながることもあるため、崖の下、特に落石して割れたような石が落ちているような場所は避けましょう。

崖の上

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崖の上は雨や風や小さな振動でもいつ崩れ落ちるかわかりません。気付いたら崖が崩れてテントごと落下してしまうこともあります。

また、お子さんがテントの近くで遊んでいる最中に、崖があることに気付かず誤って足を踏み外すことや、夜の暗闇の中で行動する場合にもライトだけでは充分に周囲が見えず、足下が崖であることに気付かずに崖から転落し怪我をするなどの事故もあり、非常に危険です。

テントの設営はもちろん、崖にはなるべく近づかないようにしましょう。

テント内での行動の注意点

テントの中での喫煙

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キャンプ場での火の取り扱いは厳重にするのは常識中の常識。テントは燃えやすい素材でできているため、寝たばこや吸い殻の不始末であっという間に大きく燃えあがってしまいます。テント内での喫煙が原因で火災が発生するという事例もありますので、絶対にやめましょう。

たかがタバコと思っても、キャンプ場には燃えやすいものが多く、少しの火気が大きな火事につながります。キャンプ場指定の場所で喫煙し、火の始末はしっかりと行いましょう。

テントの中で蚊取り線香を焚く

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これも実際に起こった事故ですが、テントの中で蚊取り線香を焚くことも、喫煙と同様に火災につながる可能性があるのでNGです。

気づかないうちに蚊取り線香が寝袋と接触していて火事になってしまった……なんてこともあるんです。そもそもテントの中で蚊取り線香を焚くのは非常に煙たい上、テントについた匂いはなかなか落ちません。

テントに虫が入ってこないようにしたい場合には、テント内で使用するのであれば電池式の蚊取りにするか、どうしても蚊取り線香を使用したい場合は、テントの外側に置きましょうね。


テントの中でヒーターをかけて寝てしまう

テント内ストーブ
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寒い季節には暖を取るため、テントの中でヒーターをつけることがあります。しかし、密閉した空間でヒーターを使用することは一酸化炭素中毒や火災につながることもあり、大変危険です。

実際、キャンプの事故にはヒーターをかけたまま就寝してしまい、一酸化炭素中毒で死亡するという事例が多く発生しています。

これから寒くなり秋キャンプ・冬キャンプでヒーターを使う機会が増えてきます。テント内でヒーターを使う際には換気には十分に気を付け、就寝前には必ずヒーターを切るようにしましょう。

安全なキャンプを心がけよう!

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美しい自然の中でのキャンプはとても楽しいものですが、大自然が相手であるだけに、多くの危険がはらんでいることもまた事実。

ほんの少しの油断が大きな事故につながってしまうこともあります。過去の事例を学んで、どこにどのような危険が隠れているのかを把握し、安全なキャンプを心がけましょう。

事故の事例や、注意点のまとめ記事たちはこちら

アウトドアには危険はつきものですが、ことキャンプの事故においては安全策をしっかり対策できていれば回避できた事故もたくさんあります。まずは事故の前例などを知り、注意点をしっかり把握しておきましょう。

Protect yourself by knowing past accidents

過去の事例に学び、身を守ろう!

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eri fukutomi

6歳と3歳の子どもを持つママライター。 子どもが3歳なった今年、ようやく憧れのキャンプデビューを果たした。 今すぐにでも、キャンプ場に飛んでいきたいくらいだが、予定が空かず日々悶々と情報収集に明け暮れている。

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