CAMP〈裏〉HACK!/ボクらのバーベキュー(前編)。バーベキューって何だ?

アウトドアライター&日本オートキャンプ協会公認インストラクター・SAMと、元アウトドア雑誌編集長でイベント「アウトドアデイジャパン」実行委員長・沖田雅生の2人による連載企画! キャンプの意外な楽しみ方や裏話・裏技、深い話など、キャンプの裏(?)をあれこれを語りまくります!第7回は「バーベキュー」をテーマに語る前編です。


まずは、大注目されたアウトドアイベントを振り返る

SAM&okiの月イチ連載、今月のテーマは「CAMP〈裏〉HACK!/ボクらのバーベキュー(前編)」。なのですが、okiは日本最大級のアウトドアイベント「アウトドアデイジャパン」の実行委員長もやっている、中の人! これは話を聞かなきゃ損、ということでまずは語っていただきます。

001 oki:今年のアウトドアデイジャパン東京はご存じの通り、土曜日は午前が雨。その後も雨交じりの曇りの天候。日曜は雨、それも土砂降りの状態でした。来場者数は、土曜日が61654人、日曜は雨の日開催の中で最高の来場者数を迎えました。

アウトドア仕様のレインウエアを着た方々も多かったと思います。お子様にも雨具や長靴をはせてご来場いただいた家族の姿を数多く見ることができました。 僕は本当にこのイベントに来ていただいたのだと実感しています。感動さえしてしまいました。

002 SAM:出展の皆さんとだいぶ話したのですが、判を押したように雨で人が来ないかもしれないと思っていたら、それはとんでもなかった。これを一言で「ブーム」と片付けてはいけませんね。

oki:単なる「ブーム」であるか、天候に左右されるだけならあそこまで来ていただけていなかったんじゃないかな。メーカーの方が直接、ユーザーに接する場所って、そう多くない。それも120社以上というメーカーが集まっている。メーカーによっては店舗に卸さず、オンラインショップのみのところもあるから。

SAM:私が感じたのはOtoOなんです。いまさら的ですけど。オンラインで十分に調べてオフラインでじっくり観てみたい。

oki:たしかにそうですね。それプラス、普段接することができないメーカーの人から直接話を聞くことができるっていうのが魅力のイベントなんじゃないかな。そして出展者の皆さんのPRする方法がかなり、工夫されて、体験がかなり深堀されてきている気がします。

SAM:つまり、それぞれの奥行きが深くなったというわけですな。

oki:TVで紹介されたけれど、来場者がインタビューされて「1月から楽しみにしていました」とおっしゃっていただいて、もう100点! 抱きしめたくなりました(笑)

アウトドアデイジャパン札幌が6月に開催!

日時:2017年 6月17日(土)~18日(日) 10:00~17:00(入場無料・雨天決行)
会場:道庁赤レンガ庁舎前庭 ・北3条広場(アカプラ)

CAMP〈裏〉HACK! 7回目のテーマは「バーベキュー」

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oki:外でゴハンが食べたくなるシーズンですね、SAMさん。

SAM:キャンプでご飯は通年だけど、オープンエアでとなるとこれからになりますね。

oki:とくに昼間は、焚き火からはもう卒業シーズン。

SAM:そうそう、これからは炭火シーズンすかね(笑)

oki:SAMさんはいつからバーベキューに触れました?

SAM:昔話をするとなんだかジジイくさいけどやっぱり「河原」からかも?

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oki:90年代前半のキャンプブームのなかで東京の多摩川の河原は、バーベキュー天国でしたね。

SAM:やっぱり河原が初体験になるでしょうね。私は正確な前後を覚えてませんが、これがバーベキューかなと認識したのは奥多摩です。

oki:ボク記憶にないや。とにかくみんなそのまま河原にグリルを捨てていったりして、嫌になって、そこでいったんアウトドアとおさらばしちゃってました。SAMさん、そのころのBBQって、どんな感じでした?

SAM:僕の時の時代観ではバーベキューというのは一番女の子を少し油断させられる合コン術でもあったかなぁ。なんか「バーベキューしようよ」というとだいたい来てくれる(笑)

oki:すばらしい! 続けていればよかった(笑)

バーベキューって何だ?

000 SAM:バーベキューの語源として、スペイン語でバルバッコア(barbacoa)というのがありましたね。

語源は、西インド諸島の先住民であるタイノ族の肉の丸焼き用の木枠を指す言葉が、「丸焼き」を意味するスペイン語のbarbacoaに転化した(出典:wikipedia

SAM:つまり、語源からすると私たちが元々やっていたのはバーベキューではなく「焼肉」なんですよね。焼肉が悪いわけじゃないけど、バーベキューの本来のスタイルを知るとこれまた面白い。

oki:本来のスタイル?

SAM:つまりは、焼く人がいて、その人が切り分ける「ピットマスター」がいること。

oki:鍋奉行みたいな人ね(笑)

SAM:私が日本BBQでグリルにイメージするのはモロに「鍋」ですね。鍋を箸でつつくのと同じように、グリルを箸でつつく。それはそれでいいものですが。

oki:西欧では、分厚い肉、もしくはブロック肉をピットマスターがおいしく焼き上げて、平等に切り分けてくれるんですよね。ただし好きな子にはおいしいところをあげたり。

From PIXTA

出典:PIXTA
SAM:そう。おもてなし側がいて、ゲストがいて。

oki:だからグリルの周りにみんながたむろしていない。僕はオーストラリアでその体験をしました。

SAM:私も、ヨーロッパではそうでしたよ。むしろ、「そこで待ってろ」と言われました(笑)

oki:たむろしたら、おもてなし側とゲストって関係が崩れますね。本来、かどうかわからないけれど、欧米スタイルではそうですよね。

SAM:西欧に「箸」はないわけだし。バーベキューの語源がそうであるように、丸焼きが大元だとすると、そりゃ箸伸ばせませんよね(笑)。パーティ文化とすれ違った(置き去りになった)ことで、日本のバーベキュースタイルが出来上がってきたのかもしれません。

oki:日本のバーベキュースタイルは「焼き肉の野外版」ということなんでしょうね。

SAM:ただ、日本でも明らかに欧米式のスタイルも浸透してきつつありますよね。

oki:ですね! まず材料、肉のブロックなどが手に入れやすくなった。SAMさんは蓋付きのグリル、使いますか?

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SAM:他人のものなら使います(笑)ジョーダンですけど、実際のことを言えばあの大きさはクルマの積載に響くので、それが使える所へ行く、というのはホントです。

oki:コールマンのロードトリップ持っていますが、やはり炭の香りがいいので、つい普通のグリルでやっちゃう。

SAM:ん?? 持ってる? ロードトリップを?

oki:はい。

SAM:なんで出さなかった!! あの庭で!!

oki:あーーー笑

 

(後編につづく)

第1・2回目の記事はこちら。焚き火ではなく、「焚き火台」について語っております。


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SAM & 沖田雅生

●SAM…アウトドアライター&日本オートキャンプ協会公認インストラクター。http://samcamp.net/ ●沖田雅生…アウトドアデイジャパン実行委員長&編集者。http://outdoorday.jp/

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