店主の趣味が高じてはじまった、アウトドアショップ『ノースフィールド』
ノースフィールドは店主のコールマン好きが高じて始めたお店で、店内にはレアなコールマングッズが所狭しと並んでいます。更にリペアスペースを拝見すると……店主がコレクションしている「200A」がズラリ。数は把握していないそうですが、少なくとも300個以上のコールマンランタンを保有しているのだとか。
「90年代ごろまでは日本で赤いコールマン『200A』を持っている人 なんてごくわずかで、幻のランタンとも言われていたのですが、インターネットオ—クションが始まって入手しやすくなり、海外にはまだまだレアものがあることを知ったんです。それからコツコツと買い集めて、買っては直してとやっているうちに技術が身に付き、店を開きました。基本的にコールマンは廃盤になったモデルでもパーツだけは作り続けているので長く使える。だから愛好家も多いんですよ」
店主曰く、ランタンは集めるだけでなく、メンテナンスして、使ってこそ面白い。同店ではオリジナルのメンテナンス工具や、コー ルマンランタンを電気ランタンにカスタムするキットも販売中。 多方面からランタンの楽しみ方を提案しています。
店主の愛情がこもった商品ラインナップ
ヴィンテージランタンの楽しみ方を提案
ノースフィールドでは、ランタンをアウトドアだけでなくインドアでも楽しめばいいではないか! との思いから、「ランタン電気キット」なるものも販売。コレさえあれば、お気に入りのコールマンの200系ランタンを、コンセント式のライトにカスタマイズできちゃうんです。ランタンコレクター垂涎のキットのお値段は、おひとつ1980円~3480円(税抜)。
カナダの鉄道で使われていたレアなランタンも!
タンクにCPRと刻印されたこちらのランタンは、「CP Railroad」つまりカナダの鉄道会社で使われていたモデル。コールマンランタンの燃料と言えばホワイトガソリンというのが常識ですが、こちらの639、639モデルはケロシン(灯油)燃料。光量が多くサイクルコストが低いのが特徴ですが、プレヒートの為にひと手間かかるのがたまに傷。しかし、マニアにはそのひと手間がたまらないのです。
シーズンズランタンも欠かさずコレクション
店主が販売、コレクションをしているものは、何もヴィンテージだけに限りません。年に一度、ホリデーシーズンに発売されるシーズンズランタンもその蒐集の対象なのです。このシーズンズランタンは日本限定なのですが、海外のコレクターも買い集めるほど人気の品。カラフルでホヤの柄も変わっているので見ていて楽しいですね。
目利きが選んだコレクション
20年近くコールマンランタンを収集しており、その趣味が高じてお店を始めた店主の北野さん。1964年生まれの御年52歳で、その誕生日には真っ赤なコールマン200Aを52個集めてお祝いしたそうです。
コレクション①見るだけで楽しい、超ヴィンテージランタン
一番左は1920年代に養鶏場で使われていた、大容量タンクを備える通称ポッタリーランタン。燃料満タンであれば50時間以上燃焼を続けられるのだとか。北野さんが集めるコールマングッズは60年代から80年代の実用的なモノが中心ですが、一部こういった超ヴィンテージも保有しているそうです。
コレクション②幻のゴールドボンドの美品も所有!
70年代前半、アメリカはゴールド・ボンド&スタンプ社の依頼で作られた「ゴールドボンド」モデルのランタンとバーナー。スタンプを集めて入手できる景品として作られた非売品なので数が少なく、かなりのレアもの。店主の個人的なコレクションで買えこそしないものの、見せてもらうだけで心が躍ります。
ショップ概要
NORTH FIELD
住所:〒636-0062 奈良県北葛城郡河合町佐味田480
TEL:0745-56-5190
営業時間:13:00~19:00
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