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先輩キャンパーの知恵を伝授!ランタンについての豆知識10連発

ランタンの細かいコツたちを一気に伝授!管理の仕方や気をつけたいポイント、セットで持って行きたいアイテムなどなどランタンにまつわる知っておきたい情報たちを10ほどご紹介。基礎的なものから案外知られていないものまで、特にビギナーは要チェック!

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目次

アイキャッチ画像撮影:編集部

ランタンを買う前に知っておきたい&意識したいこと

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出典:winged wheel

ランタンといえばキャンプやアウトドアのアイコン的な道具の一つ。とはいえ一言でランタンといっても様々な形や様々な燃料を使用して光らせるタイプが存在します。

キャンプをする上でマストに使いたいアイテムでありながら、その種類やアイテムが膨大で、何を基準に選べばいいのか解らないという方もいるのではないでしょうか。

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出典:snow peak

今回はそんな方々のお悩みを解決しつつ、ベテランキャンパーの方とはランタン談義となるようなお話しを書いてみたいと思うのでぜひチェックしてみてください。

ランタンについての基礎&豆知識10連発

その1. 「10年使える」LEDランタンはない?

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出典:amazon

これまでサブ的な存在だった分野ですが、今各メーカーがLEDランタンに力を入れています。明るさ・軽量性・コンパクト性・持続性、各性能がめまぐるしいスピードで向上しています。

去年買ったLEDランタンが新しいと思っていたら、来年にはもう超進化版が出るという事態も十分に考えられます。

LEDランタンを選ぶ際にはこの日進月歩をよく踏まえて、長く使うという視点よりも「今使える・使いたいアイテム」という視点で選んでみてください。

その2. ガソリン缶から注ぐときは注ぎ口を下ではなく「上」にする

ガソリンランタンにエコクリーンを入れる
撮影:編集部

ガソリンランタンに燃料を入れる際のひとつのコツとして、ガソリン缶から注ぐときは注ぎ口を下ではなく上にすることで、缶を伝ってポタポタと漏れないようにすることができますよ。

その3. タンクに残ったガソリンは缶に戻す

残ガソリン抜き取りポンプを使用

撮影:編集部

こちらは片付ける際のコツ。燃料を入れたまま長期保管をしていると、外気との温度差でタンク内に水滴ができ、その水分が原因でタンク内が錆びたりチェックバルブが腐食してしまいます。なので仕舞う前に必ずガソリンは缶に戻しておきましょう。

その4. ガソリンランタンの熱は時に暖房としても役立つ

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ガスランタンや灯油ランタンでも熱は発生しますが、他の燃料に比べガソリンランタンはとても熱くなります。秋のコンパクトな野営では、ガソリンランタンだけで暖をとるという方もいるほど。

その特性を上手く利用し、「暖房の一つ」として使い方を考えることで効率的かつ立体的なアイテム運用ができます。夏季は他の燃料ランタン、秋冬には暖房をかねてガソリンランタンを選ぶという使い方も有効です。

その5. 燃料は統一した方がいい

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出典:epigas

ランタンの燃料はガソリンや軽油、ガス、灯油にアルコールの他、LEDの電池式まで多くの種類が存在します。それぞれの燃料はランタンを灯すだけではなく、クッキングストーブから暖房器具にトーチ等、他の道具の燃料としても使われています。

キャンプに持ち込む装備中、各の道具の燃料が違うと、まず単純に燃料の種類を多く持ち運ぶ必要があります。その点燃料を統一しておけば、一種類の燃料だけを、使う予定の量のみ持ち運べば済みます。

さらに燃料を統一することで、管理面でもプラスがあります。電池の管理にガス缶の管理、ガソリンと灯油の管理方法も異なります。複数の燃料を持ち運ぶ場合には、燃料の数だけ燃料に気を配らねばなりません。

このように道具の燃料を統一することで、収納スペースや管理面等、多くの効率化に繋がります。

その6. 雰囲気を出すなら、ろうそく系・オイルランタン

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出典:coleman

夜のリラックスタイムはキャンプの醍醐味の一つ。ライトはサイトのメインとテーブル用の計2台あれば十分ですが、もう一点「雰囲気系ライト」を追加することでサイトのムードはぐっとアップします。

テーブル周りを演出すればキャンプ飯がよりおいしく楽しいものになること間違いなし。「ゴーー」という燃焼音のしない静かなランタンで、ろうそくのような揺らめく灯りで光るランタンを追加してみてください。よりスペシャルな野外ダイニングが完成するはずです。

コールマン ランタン ルミエールランタン

●サイズ:約φ7.3×18.3cm ●重量:約210g ●燃焼時間:約28~30時間(230g缶使用時) ●素材:アルミ、スチール、プラスチック、耐熱ガラス燭台のようなムード漂うコールマン ルミエールランタン。その名の通り「燭台」をモチーフにしたランタン。曲線のデザインが美しく、温かみのある炎がムードを盛り上げてくれます。

スノーピーク ノクターン

●サイズ:使用時=42×40×105(h)mm、収納時=51×47×112(h)mm ●重量:約102g ●燃焼時間:約35時間(ギガパワーガス250使用時) ●素材:アルミニウム合金、ブラス、ゴム、ガラス、ステンレス鋼情緒的な炎でテーブルを演出するスノーピーク ノクターン。ルミエールと比較されることの多いムード満点のランタンですが、サイズ感はルミエールよりもかなり小さく華奢で、また独特の存在感があります。

UCO キャンドルランタン 真鍮

●サイズ:使用時=16.5×直径5cm、収納時=10.6×直径5cm ●重量:250g ●燃焼時間:約9時間 ●素材:真鍮、ガラス蝋燭がムードを盛り上げるUCO キャンドルランタン 真鍮。蝋燭を使ったランタンで、揺らめく炎をキャンプサイトで楽しめます。使うほどに表情が変わり味が出る真鍮の外装も魅力です。

デイツ社 ハリケーンランプ80

●サイズ:約幅20.4cm×奥行19.5cm高さ38cm ●重量:約1.0kg ●タンク容量:930ml ●素材:ホヤ=ガラス、ボディ・バーナー=鋼製手軽な灯油で使えるデイツ社 ハリケーンランプ80。「嵐の中でも火が消えない」という機能からその名がつき、100年以上も昔から世界中で使われているランタンの種類です。手軽な灯油で運用でき、燃費が良いという点も魅力。

その7. 雰囲気を崩さないLEDランタンも

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出典:好日山荘

上でも書いたようにLEDランタンの進歩が著しい昨今、懐中電灯レベルの「手軽さ」が本来最大の武器であるLEDランタンに、なんと「雰囲気系ライト」の領域に足を踏み入れたアイテムも登場しています。

まだ完成形とは言えないものの、手軽なLEDランタンでサイトの演出までできてしまうライトは今後の注目カテゴリの一つと言えます。

コールマン バッテリーロックLEDノスタルジアランタン

●サイズ:約直径18×35cm ●重量:約1.8kg ●明るさ:約700lm ●使用電源:単一形乾電池×6本(別売)、ACアダプター  ●素材:スチール、ガラス、他LEDでも雰囲気抜群コールマン バッテリーロックLEDノスタルジアランタン。ガソリンランタンのパーツを元に作り上げられたLEDランタンで、ガソリンランタンの雰囲気をそのまま再現。コールマンファンのみならず、ぜひ実物をチェックしてみてください。

スノーピーク たねほおずき

●サイズ:約直径62×75mm ●重量:約57g ●明るさ:約60lm ●使用電源:単四型アルカリ乾電池3本 ●素材:ポリカーボネート樹脂、エラストマー樹脂、ABS樹脂・シェード=シリコーンゴム・レンズカバー=PMMA樹脂デザイン機能ともに独創的なスノーピーク たねほおずき。ほおずきのようなユニークなデザインに加え、吊るす使い方のほかにマグネットでマウントしたりシリコンの拡散シェードを使ったりと、機能面も非常にユニークなアイテム。

その8. 多機能ランタンはひとつ持っていると便利

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出典:Coleman

LEDランタンのカテゴリでは、その汎用性から多機能タイプが続々登場しています。一つのランタンから個人装備の懐中電灯として複数個分割できたり、電池量を変えることで光量を大幅に変えられたりという多機能ライトはこれまでに無かった使い方の発見もありそう。

この多機能LEDランタンの分野も急速に成長中なのでぜひチェックしてみてください。

コールマン クアッドマルチパネルランタン

●サイズ:約ø14.5×23.5cm ●重量:約1.2kg ●明るさ:電池8本=約800lm、電池4本=約400lm ●素材:ABS樹脂、他多機能でハイテクなコールマン クアッドマルチパネルランタン。新しモノ好き必見! オンリーワンな機能たっぷりのランタンです。独自の機能多数で使い方が広がるアイテムです。

その9. よくある忘れもの「ランタンハンガー」と「ランタンケース」

ランタンはサイズが大きくなるとテーブルではスペースを取る上、周囲を照らすためには高さのある位置に設置する必要があります。そのため基本的にランタンは吊るして使います。

キャンプ場等では吊るす場所も少なく、ランタンハンガーが不可欠になります。またガラスホヤを使ったランタンは衝撃に弱いため、ランタンをキャンプに持ち出す際には本体を守ってくれるケースが必要です。

ランタンを用意したら、この二点もセットで思い出してあげてください。

ドッペルギャンガー ホールデムチューブ Lサイズ

●サイズ:長さ1300mm×直径13mm ●重量:70g / 1本 ●耐荷重:130kg ●素材:スチール、PVC、EVAランタンハンガーとしても使えるドッペルギャンガー ホールデムチューブ Lサイズ。使い方自由の自在に変形するチューブ。ランタンを掛けるのはもちろん、荷物をまとめたり吊り下げたりとアイデア次第で幅広く使えます。

その10. こんな使える「明かりテクニック」も

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出典:montobell

ヘッドライト用ランタンシェードを使って、省スペース&省エネランタンを実現。

Lサイズでもわずか8g。ロー運用のフラッシュライトで使用して、体感で通常のLEDランタンの数倍明るいランタンに変身します。ランタイムの長いヘッドランプやフラッシュライトのローで使えば、省エネで明るいランタンになるのでおすすめです。

しかも「クラッシャブル」という名の通り、くしゃくしゃに畳んでパッキングでき、ポケットティッシュよりも嵩張らないため非常に省スペース! ぜひザックに忍ばせてみてください。

具体的な選び方とラインナップについてはこの記事がオススメ

現在ランタンは各燃料のタイプごとに多くの商品が各社からリリースされています。今回書かせていただいたようなポイントを踏まえて、ご自身のキャンプスタイル、アウトドアスタイルに合わせてランタンを選んでみてください。

より具体的な商品やラインナップについてはこちらの記事をぜひチェックしてみてください。

ランタンを考えれば使うべき燃料が見えてくる

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ランタンはコレクターもいるほど多くの方に愛されるキャンプ道具。デザインや味わいの他、炎に惹かれるケースもあると思います。そのランタンのどの分部が好きか、その点はどれほど譲れないか、燃料を統一させるために他の道具のラインナップを見直せるか……。

そんなランタンにまつわるあれこれをウィークデーにもんもんと考えてみてはいかがでしょう。きっと週末に一番持っていきたいランタン、もしくは燃料にマッチしたランタンが見えてくるはずです。

そしてキャンプ当日には、ぜひご自慢のランタン画像をinstagramにアップしてみてください。よい週末キャンプを。

 

It is the matter of which came first, the lantern or the fuel!

ランタンが先か燃料が先か、それが問題だ!