CAMP〈裏〉HACK!/ボクらの冬キャンプ(後編)。薪ストーブと酒。

アウトドアライター&日本オートキャンプ協会公認インストラクター・SAMと、元アウトドア雑誌編集長で現在イベント「アウトドアデイジャパン」実行委員長・沖田雅生の2人による連載企画4回目!テーマ「冬キャンプ」の後編は、最強ギアと薪ストーブの注意点を体験談をまじえて語ります!


冬キャンプの最強アイテムと、薪ストーブとお酒の危うい関係

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連載4回目のテーマは前回に続き「ボクらの冬キャンプ(後編)」。ボクたちが思う冬キャンプ最強アイテムと薪ストーブの注意点。薪ストーブと飲酒について体験談をまじえて語ります。

初心者の冬キャンプ、最強アイテムはアレ。

b0008655_17160323oki:前回、「スクリーンタープは冬キャンプで重宝」とか「冬キャンプにはダウンよりも化繊シュラフがおすすめ」って話をしました。続けますか。

SAM:これはキャンプ初心者向けの話かもしれませんが、寒冷地用のガス缶は絶対に用意しておいたほうがいい。気温が低いと火力が低下したり、最悪点火さえもしませんから。ギア側の冬対策も十分考慮したほうがいいですね。



SOTOのST310oki:SOTOのレギュレーターストーブとかいいですよね。ボクはコールマンのピーク1とST-310を必ず持っていってます。どちらも冬場でも火力が落ちない。ガスストーブは火力が落ちることがあるけれど、ST-310はマイクロレギュレーター搭載で気温が低くても火力が安定している。これは本当に快適。

SAM:あっ言われた!(笑) ST-310は冬でも夏でも手放せないですよね。

あと冬キャンプ用にレインボーストーブを購入する人がいますが……実は……レインボーストーブって対流式で暖かい空気は全部上にいっちゃうんですよね。全然足元が暖かくない。それが分かってから観賞用にしました(笑)。ま、見て温まるっていうのもありますから!(笑)

oki:なるほど(笑)。

dsc_1136th_oki:そういえばSAMさん、前に一緒に行った韓国のキャンプで簡易オンドルがあったでしょう?あれ、面白かったですね。

タープの中でストーブをがんがんに焚いて、ポットのようなものでお湯を涌かすんだよね。そのポットの口にはホースが付いてて、お湯が沸くとホースを流れてシュラフの下のマットの中を循環する仕組み。結構使っているサイトが多かった。暖かそうでしたね。

SAM:あれは装備のでかさがすごかった。文化の違いを感じましたね。どうしてあんな装備を持参してセダンで来られるのかキャンプ界の七不思議(笑)。

2860664oki:あの仕組み、日本にはないですもんね。日本だと何になるのかな。いっとき電源サイトでホットカーペットやこたつを持ち込んでいる人を見かけたなあ。

キャンプにホットカーペットは邪道って人もいるだろうけど、電源サイトが存在するんだから、まぁいいんじゃない?邪道とか言い出したら、きりがない。

SAM:ホットカーペット、正直サイコー(笑)。前に雪中キャンプでホットカーペットを使ったとき、朝起きたら裸だった(笑)。一人南国(笑)。

oki:やだなぁ、それ(笑)。まぁ確かにこういう電気モノは雰囲気出ないけど、体温調整が難しいという人もいると思うし。冷え性の人とか。

camping-1035272_960_720 ※pixabay

SAM:健康を損なうとか体調を崩すなんて、キャンプで一番ばかばかしいことですよ!ハードで対応するのは慣れてからで十分。冬は特に女性の立場を中心に。

oki:装備がそろっている人ならなくてもいいけど、とくにキャンプ歴が浅くて冬キャンプをやってみようって人におすすめ。ホットカーペットがあれば気軽に冬キャンプができる!ただし電源サイトのアンペア数とか事前にチェックが必要ですね。


薪ストーブで危うく……体験談

snow-1202574_960_720 ※pixabay

oki:あと冬キャンプに関して、自分自身のことで気をつけたいのは『アルコールはほどほどに』ということ。アルコールは体冷やすから。熱燗にしても最初は体が温まるけれど、その後冷えてくるんだよね。トイレも近くなるし。冬キャンプの夜中のトイレって、けっこう辛いんだよなぁ。

SAM:私は失敗談なんですけど……私、薪ストーブでかなりまずい状態になったことがあって。もうこれは本当に反省しています。自戒の念を込めて、皆さんに伝えておきたい。

2860663oki:あ、その話聞いたことがあります。気がつくのが遅かったら、一酸化炭素中毒で死に至る危険もありましたよね。本当に気が付いてよかった。

SAM:お邪魔したスクリーンタープの中で薪ストーブを使われていたのですが、閉じ切っているのことに気が付かずだんだん頭が痛くなってきて。でもみんな楽しそうだし場の空気もあってなかなか言い出せなかったんですね。

でもどうやら皆さん、酔っていたので気付きにくかったようなんです。私だけお酒を飲んでおらず、ストレートに身体の異変を感じつつも、もう動けない感じになっていきました。その後なんとか表に出て他の人に異変を伝えて事なきを得たのですが、しばらくは頭痛が止みませんでした。

2860666oki:お酒が入ると余計感覚が鈍るんですよね。酔った人たちはみんな平気な顔してたって、これが怖い。酔った人たちだけだったらどうなっていたんだろう……。

SAM:だから皆さん、本当に換気は忘れずに。これは身をもって体験しましたから、強く言いたいですね。薪ストーブや燃焼系のストーブを使用をしたら換気は必ず。それに……閉じこもりっきりにならず、たまに表に出ておいしい空気を吸って夜の景色でも見ましょう。そのための野外だし。

okiやっぱり飲むのはほどほどにってことだな。いろいろな判断が鈍るしね。



 

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SAM & 沖田雅生

●SAM…アウトドアライター&日本オートキャンプ協会公認インストラクター。http://samcamp.net/ ●沖田雅生…アウトドアデイジャパン実行委員長&編集者。http://outdoorday.jp/

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