小雀陣二の”このアイテム使ってみたい”#01:ペトロマックス ファイヤーボウル

ダッチオーブン料理や焚き火料理を中心にアウトドアコーディネーターとして活動している小雀陣二さんの連載がスタート!得意のクッキングウェア関係のアイテムを切りまくってもらう予定です!ぜひご一読を。


連載初回はペトロマックス社のファイヤーボウル

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私、小雀陣二はダッチオーブン料理や焚き火料理を中心にアウトドアコーディネーターとして活動している。このたび縁あって、CAMP HACKで連載を持つこととなった。

創業から100年以上続く老舗のペトロマックスは、灯油ランタンでお馴染みのメーカー。ここ数年はランタン以外のキャンプギアを数多くリリースしており、連載初回はそんな同社のファイヤーボウルという焚き火台とBBQグリルに注目した。1台2役の鉄板に脚が付いた、無骨でシンプル&スタイリッシュさが目を引くアイテムだ。

基本の使い方1:焚き火台としての使い勝手は?

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この製品を見ただけの印象だと焚き火台としては中央が窪んだ鉄板だけに熱効率や灰溜まりが気になった。しかし実際に使ってみてわかったことは、その窪みが薪の下に隙間を空け空気を取り込むことでこの問題を解消してくれている。

もちろん灰はどんどん溜まってくるが、掻き出しやすい形状なため灰出しの作業はしやすかった。テストした日は、風は微風で扱いは容易だったが、このオープンな形状は風が強く吹いた時は要注意だろう。灰は飛びやすく、強制的に風が入る為に薪もあっという間に燃えてしまう。そんな状況下では工夫する必要があるだろう。


気になるトライポッドとの相性は?

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LODGE社のトライポッドと合わせて使ってみたが、相性は良かった。他の会社のトライポッドでも問題はないだろう。こういった使い方でも絵になる焚き火台は、ファンも増える。ペトロマックス以外でもプリムスも同じような鉄板と脚という構造の製品をリリースするし、ウルトラライト系でも似た形状のものもある。こうやってまた新しいアウトドア道具のカテゴリーが増えるのは嬉しい。

基本の使い方2:グリドルとしての焼き具合は?

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厚みのある鉄板だけに肉や野菜の焼き具合はいい。下からの焚き火の熱を厚い鉄板が受け止め、ムラを少なく食材に行き渡らせてくれる。

中央が窪んでいるのでオイルなど使うと中心に集まるが、それは扱いが慣れてくれば気にならないだろう。市販の蓋も乗せやすいから食材をカバーしロースト焼きする時などこのアイテムの丸い形状が役立つ。
重厚感のある鉄板の効果は?
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見た目も良くし、肉も野菜もおいしく焼く能力を兼ね備えた鉄板は重量もあり安定感も十二分。気になるのは重量もあるということで、持ち運びにはちょっと苦労するかもしれない。

裏技1:有効活用したい、焚き火下の熱々な空間

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焚き火台として使うと脚の下には空間があり、その下はもちろん熱くなっている。今回のテストでは板を何枚か敷いて、卵を落としたスキレットを入れて試してみた。

調理もできる!?
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みるみるうちに数分で見事に目玉焼きが焼けた。80度は超えている。ホイル焼きや保温など、この鉄板下の熱はいろいろと有効活用できそうだ。


裏技2:和風モダンな囲炉裏としても絵になる逸品

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ボウル状の鉄板は、灰を入れ均すと落ち着きそこに赤々と燃えた炭をのせる。ドイツと日本の融合がもたらすスタイリッシュな囲炉裏に大変身。別売りのクッキングスタンドという焚き火台として使った時にダッチオーブンなどものせられる五徳がある。それを使って鉄瓶をのせてもいいだろう。

後片付けのしやすさはトップクラス

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焚き火を楽しんだ後の後始末というと、焼け残った薪と灰の処理。形状がボウル型、素材は滑らかな鉄板製だ。
炭になり燃え残った小さな薪も灰も集めやすく捨てやすい。本体が重いのでそのまま灰捨て場に行くのはちょっと難儀するだろう。捨てた後の片付けの仕上げは、雑巾などで拭き取れば完了。とても簡単だった。

収納もシンプルねじ込み式の脚3本

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本体の鉄板裏に脚がねじ込み式で取り付けられるようになっている。組み立ても撤収も容易だ。別売りで専用のパッド入りキャリングケースが販売されている。

本体が重いこともあり、今回使ったサンプルのキャリングケースに穴があいていた。画像のように脚の取り付けネジ部が数センチ飛び出している。ケースに入れて雑に扱うと重みで穴があいてしまうのかもしれない。購入後は雑巾や緩衝材を入れて使うことをお勧めする。メーカーも店頭で販売するスタッフの方々も購入されるお客さんへ一言添えるといいだろう。

値段とスペック

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fs38 ¥9,720(税込)  サイズ/φ 38 × 26cm 重量/ 約3㎏
fs48 ¥11,880(税込) サイズ/φ 48 × 26cm 重量/ 約5㎏
fs56 ¥16,200(税抜) サイズ/φ 56 × 26cm 重量/ 約6㎏
材質/ スチール

 

協力:株式会社スター商事

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小雀  陣二

アウトドアコーディネーター。アウトドアメーカーとコラボし新たなキャンプ道具の企画・開発や撮影のサポートや講師、手軽で簡単なレシピ紹介等の分野で活動中。 週末は神奈川県の三崎港でカフェ「雀家」を営む。アウトドアのレシピ本も多数執筆。

公式プロライター

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