※2017年7月26日から施行の法改正により、8ナンバー以外の車両の、横向きシートが製造禁止となりました。紹介しているキャンピングカーの中にも対象のものが含まれている場合がありますので、ご了承の上ご覧ください。
バンコンって何?
『バンコン』とは、ハイエースやキャラバンなどのバンをコンバージョン(改造)したもの。おそらくみなさんがキャンピングカーと言われてはじめにイメージするであろうキャブコン(トラックの運転席部分(キャブ)をコンバージョンしたもの)とを比較しながらバンコンの魅力から種類や選び方に迫ります!
人気のキャンピングカー、キャブコンとバンコンの違いとは
一般的なキャンピングカーのイメージであろうキャブコン。その魅力は、なんと言っても室内の快適性につきます。大人が立って歩くことのできる広い室内や、夏場でも車内の温度が外気とさほど変わらないというボディの断熱性能の高さなど、まるで家がそのまま走っているような印象があるのがキャブコンです。
しかし、キャブコンはベース車がトラックであるため、どうしても高速道路での100km/h巡行が難しかったり、山道ではベタ踏みでも登坂車線がないと心配など「走行性能」に不安がある点があげられます。また他に街乗り用の車がない場合、日常生活すべてをこれ一台で網羅するのは気が引ける、駐車スペースを選ぶなどの「大きさ」にも弱点があるのが少々難点です。
それに対してこのようなバンコンは、一見するとキャンピングカーとは分からない見た目や安定した走りが魅力であり、立体駐車場にも入る高さのものもあるなど、日常生活でも無理なく使えるという点が最大の利点です。しかしその利点は裏を返せば居住空間が若干狭く、荷物の収納スペースに限りがあるなどの弱点ともなっています。
とはいえ、日常生活にも活用することを考えると使い勝手という点で、現在日本ではキャブコンよりもバンコンが人気となっているようです。